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2005年03月12日
香港3日目
そこそこ早起きして地下鉄で香港島へ。ただのミーハーな私としては、「恋する惑星」の舞台を歩いてみたい!という願望があったわけで、その願望に同僚女子を付き合わせるハメに(笑)
まずは、ヒルサイドエスカレーター。トニー・レオンがこのエスカレーターを下って行く恋人のスッチーをマンションの窓から見送ったり、フェイ・ウォンがエスカレーターからトニー・レオンの部屋を見上げたりする、あのエスカレーターです。いやはや、想像以上に長い。私が行った時には既に昇り専用時間帯だったわけだけど、朝は降り専用らしい。もともとは終点に広がる高級住宅街の方々の為のもの。ところどころのエスカレーターの切れ目から街中に出られてなかなか楽しいわけだけど、ただの観光客の私達は登ったはいいけど、降りる時どうするの?といった感じ。
途中で、一度エスカレーターから離れ、やはり同じく「恋する惑星」でフェイ・ウォンが働いていた(金城武が日本語で電話をかけていたり、トニー・レオンが買いにきたりした)「ミッドナイト・エクスプレス」というお店を見学に。しかし、このあたりなのに……と思って探してもなかなか目的のお店が見つからない。ガイドブックにもちゃんと載っているのに、だ。ひとしきりぐるぐると見回した結果、私の目に入ってきたのは……「ForRent」の文字。そしてその下に、うっすらと私が探し求めていた店名が!(笑) どうやら、潰れたてほやほやだったらしい。まあ時がたつのは早いものよね。1995年に公開されて10年だものね。最近、飲食関係のレジを取り扱うようになってからしみじみ思う。本当に入れかわりが激しくて、同じ店がいつもそこにあるというのは、実はものすごいことなのだな、と。
せっかくだからと、もう一度エスカレーターに戻り頂上まで登ってはみたものの、その時には再度歩いて降りるほどの体力は残っておらず、タクシーを拾って駅まで戻ったのだった。適度にお腹もすいていたので、次は地下鉄で少し移動してガイドブックに載っていたおかゆ屋さんへ。雨の中で、若干迷ったのはご愛嬌として、お店は完全に地元のお粥屋さんといった風情で、これが大当たりでおいしかった。どちらかというと麺好きな私だけれど、これなら毎日お粥でもいいわ。うん。昼間からビールを飲んで、「ふーっ」と一息ついたら、お店のおばちゃんに笑われた。いいじゃん? 休暇(違うけど)なんだもん!
本当はこの後、ペニンシュラでお茶したかったのだけれど、時間とお腹に余裕がなかったので断念し、お土産を仕入れに地元のお店(スーパー? 百貨店?)に移動。ここも楽しいことと言ったら。茶器やら布製品やらお茶やら、笑っちゃうくらいに安くてお友達分に家族の分、自分の分までお土産を買っても1万円もしなかった。香港でのお買い物にあまり興味がないので、この先は香港ドル使い切りの時までそんなに使わないかな。
足が棒になったところで、帰りはタクシーでホテルまで戻りしばしの休息。夕方からの恒例クイズ大会の為に、必死で香港について学習をしたりして過ごす。毎度のことながら大変、これだけはね。
全員が合流し、夕食。食べながら、クイズやらゲームやらで慌しいが、こちらも賞金がかかっているので必死は必死。いい線まで行ったのだけれど、最後の最後で逆転されて2位。うーん。惜しかった。食事の後は、小雨降る中ビニール合羽を着てオープントップのバスで市内観光。20人以上も一緒に乗っていると怖いものなんてないから、皆すごいはしゃぎっぷりで、世間の皆様からは「何じゃありゃ」という視線を投げかけられておりました。ええ、典型的な日本人馬鹿観光客ですとも(笑) 女人街で車を降りて、屋台を小1時間ほどお店を見てまわった。中国出身の男の子がひとりいるので、彼に値切ってもらったりして夏物の服とお土産のTシャツを購入。そこそこ楽しかったけど、やはりタイのウィークエンドマーケットの方が断然楽しい印象。
普通のマイクロバスでホテルまで送ってもらい解散。まだ麺を食べていないことに思い当たり同部屋の同僚とふたりホテル近くの食堂で念願の麺を。けど、場所が悪いのかな。いまいちおいしくなかった。お粥の方がずっとおいしかった。
そして、香港で最後にやり残したこと。それは飲茶を食べること。けれど明日の朝は11時半にはホテルを出発ということなので、涙を飲んでホテルの朝食をパスし、街に出て飲茶を食べることに決定。早起きすることを心に決めて就寝。