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» 「皇帝のかぎ煙草入れ」読了 date : 2007/10/14
昨日書いた「皇帝のかぎ煙草入れ」読了。

イヴ・ニールというバツイチ女性が、自分の家の前に住んでいるトビイという青年と
恋に落ち、婚約することになる。
結婚話が順調に進むなか、ある夜イヴの前夫であるネッドが、
未練たらたらでイヴの結婚を邪魔しようと訪ねてくる。

イヴを強引に押し倒そうとするネッド、それに必死で抵抗するイヴ。

抵抗にあったネッドは、「ここから大騒ぎして、トビイの家に俺たちの仲を
見せつけてもいいんだぜえええ」とばかり、カーテンを開けてトビイ家を覗く。
「やめてぇぇ」と止めようとするイヴ。

しかしそこで二人が見たものは、何者かに殺された、トビイの父親の姿だった。
トビイの父親は、書斎の自席に座ったまま、撲殺されていたのだった・・・・・。

カーお得意の怪奇趣味は本作ではなし。どちらかといえば論理性に重きを置いた作品。
フーダニッド、ホワイダニッドとしても優れている。

サスペンスとしても十分面白く、ぐいぐいと話に引き付けられる。
カーはあまり肌に合わない自分も、すんなりと受け入れることができた。

ただ、ただ、ただ、本作も「あまりにも有名であるがゆえ、知らないうちに
ネタばれしている作品」のうちのひとつだった・・・・・・。

もし、トリックを知らなければ、最高ランクに評価していい作品だったと思う。

某漫画!!マジでうらむぞ!!
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  posted at 2007/10/14 3:59:54
lastupdate at 2007/10/14 4:04:50
»category : 書評修正

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