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» 活字中毒? date : 2008/01/20
自分は結構本を読む方だと思うが、こういう点は、母方からは祖母から、
父方からは父親から受け継いでいるような気がする。

祖母は90を越えて、うちの両親の世話がないと日々の生活も難しくなっているのだが、
今もって文字好きは変わらずで、新聞を毎日丹念に読み、本などにも時たま目を通す。

父親は若い頃は本をよく読んでいたらしいのだが、婿入りしたとき、祖父に
「本は家計を圧迫するので止めろ」と言われて、極少に留めるようになったらしい。

自分も浴槽用のブックスタンドを持ち、風呂に本を持って入るくらいの書物好き
ではあるのだが、いわゆる世間一般に言われる活字中毒とは違うような気がする。

自分の欲するものは情報であり、その出自が書物であれ、映像作品であれ、
インターネットであれ、一向に構わない。
ただ自分は、活字を読むことに抵抗感がない、というだけである。

世の中、活字中毒という人が存在する反面、活字嫌いという人も多く存在する。
自分は活字を読みこなすことに苦手感も抵抗感も感じない。

本を読む量が多くなるのは、自分が好奇心によって欲する情報を、最も良質に
提供してくれるメディアが書物だ、という理由からなのだ。

一般的に活字を読むことを苦手にしている人間は、飛ばし読みができないのでは
ないか、と思う。
読書量の多い人間は、じっくり読んで理解したいところと、概要を知るに留めるところとを
素早く見分けて、重要性が低いと思われる部分はざっとナナメ読みをしている。
そのナナメ読みの中で、重要なキーワードを検知したとたん、熟読モードにガチャリと
切り替わるのだ。

またその熟読中に、読み飛ばした部分で必要な箇所が出てきた場合、前に戻って
そこを熟読する。
これを実行すれば、相当速いペースで本を読みこなす事が可能になってくる。

本が苦手だ、という人間に聞いたことがあるが、一字一句を追う事が非常に
しんどく、最後まで読みきるまでに疲れてしまう、という話だった。

400字詰め原稿用紙100枚で4万文字、千枚で40万字。句読点を除いたとしても
とてつもない字数を読んでいくわけだから、1から10まで追っていってはそりゃあ
疲れ果ててしまうだろう。

メリハリをつけて読むことが重要だと思うのだが、こればかりは経験が要るのかも
知れない。

自分が生きてきた上で、情報の供給源として各メディアにわけ隔てなく接してきた
結果、書物という存在は、質の高いソースを提供する機能としては群を抜いていると
感じた。電源も要らず、機動力が抜群であるという所も大きな利点だ。

そういうものに接しないで生きるのは、ちょっと勿体無い気がする。
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  posted at 2012/04/18 5:50:50
lastupdate at 2012/04/18 5:50:50
»category : 日記修正

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