» 「赤髯王の呪い」読了 | date : 2006/12/13 | |
ポール・アルテ著「赤髯王の呪い」読了。 表題作中編1本と、短編3本の構成。 表題作「赤髯王の呪い」あらすじ。 ロンドンで料理人として働くアルザス出身のエチエンヌは、 故郷の兄から来た手紙を見て驚愕する。 エチエンヌが少年時代に知り合ったドイツ人の少女、エヴァが、 昔のままの姿で突然実家の納屋に現れたという。 エヴァは、16年前に、「赤髯王の呪い」と呼ばれる故事を馬鹿にしたためか、 両目を切られた上に、殺害されて死亡したというのに・・・・。 同じく驚いた兄が、あわてて納屋を検分すると、そこには誰もいなかったという。 エチエンヌは、10年ぶりに、アルザスに帰郷する事を決心する。 という、ものすごく魅力的な出だしから始まるストーリーなのだが、 中盤までその不気味さ不可思議さにぐいぐい引き付けられて読んでいったものの、 真相は、「あーそっちに持って行っちゃったか・・・・・。」 という、個人的には肩透かしを食ったようなオチのつけ方だった。 のこり3編の短編の方が、小品ではあるがトリック、アイデアともに面白く、 楽しめたような気がする。 |
||
Trackback URL -->
クリップボードへコピーする場合は こちらをクリック(Win+IEのみ) |
||
posted at 2006/12/13 21:42:29
lastupdate at 2006/12/13 21:42:29 »category : 書評 【修正】 |
:: trackback :: |