» スポーツ選手の出る引っ込む | date : 2010/06/16 | |
年代から推測するにおそらく1988年の春だと思われるが、ある深夜ラジオを 聴いていた時、その番組のパーソナリティであるミュージシャンが、その年の プロ野球の展望を話していた。 そのミュージシャンは広島ファンらしく、カープの話題についてが中心だったのだが、 番組中、ギャグのように 「今年の広島はやりますよ、なんてったって、今年からは衣笠がいませんからね!」 と連呼していた。もちろん冗談ではあるのだが、結構回数言っていたので自分の記憶 に残ってしまった。 その前の年に衣笠選手は引退していたのだが、彼の晩年2年はそれぞれ.209、 .249と打率が低迷しており、広島ファンの不満の元となっていたようだ。 もっともそれぞれ本塁打は24本、17本、打点は59、48とそれほど悪い成績とも いえなかったのだが、衣笠によって打線が寸断されてしまうことがよくあり、そのへん の不満が上記のような台詞によって表されていたのだと思う。 じゃあ衣笠を試合から引っ込めればいい話じゃない、となるんだけど、彼は当時 連続試合出場の世界記録がかかっており、それを達成させるためにどうしても 試合に出させなければいけなかったというわけ。 なんだか、こないだまで連続フルイニング出場記録がかかっていた阪神の某4番や、 先の記事に書いたサッカー日本代表の元エースを思わせる話だが、 それでも広島ファンのミュージシャンの「今年は衣笠がいませんからね!」っていう 台詞には、どことなく衣笠選手に対する愛情がこもっていたような気がする。 まあ記録を優先させるために成績度外視で特定選手を起用する、っつー話は昔から ある事で、それによってファンの不満が爆発するか否かは、その選手の人格やキャラ が重要なファクターのように思われる。 |
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posted at 2010/06/16 2:59:29
lastupdate at 2010/06/16 3:05:31 »category : 日記 【修正】 |
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