» 貿易黒字 | date : 2010/04/12 | |
中国が6年ぶりの貿易赤字という事だが、これ自体は別に悪いことでもなんでもなくて、 単に中国の国内経済が良化してきたから消費力(需要)が向上し、国内生産分だけじゃ 追いつかなくて他国からの輸入を多くせねばならなかったというだけ。 外需依存の強い国は、大抵ずーっと貿易黒字。だから発展途上国ほど貿易黒字に なることが多い。日本は国内の消費市場も大きいけれど、輸入より輸出の額が大きい から貿易黒字がずっと続いている。しかし傾向として、国内市場が冷え込むと、 必然的に貿易黒字額は上がる。 外需依存がものすごく高い韓国などは、国内不況の間、ずーーーっと貿易黒字。 モノ作っても国内で売れないから、海外に売るしかない。そうすると、当然貿易黒字。 アメリカはよく貿易赤字が問題視されるけど、実は景気がいいときほど貿易赤字の 額は大きくなる。 貿易黒字っていうのは、国が儲かっている、という捉え方をするより、国内経済が 冷え込んでいるから、海外にモノ売るしかない状況、というネガティブな捉え方を する方が当たっている場合が多い。 逆に黒字が減る方向にあるときは、国内経済が活性化して景気が良くなり、消費が 国内生産分だけでは追っつかないから、他国からの輸入額が増えているという状況 が多い。 そういう意味では、今中国は凄く景気がいい。他国がアメリカの代わりに市場を当てに するのも分からんではない。 |
||
Trackback URL -->
クリップボードへコピーする場合は こちらをクリック(Win+IEのみ) |
||
posted at 2010/04/12 1:59:56
lastupdate at 2010/04/12 1:59:56 »category : 日記 【修正】 |
:: trackback :: |