» 沢村賞 | date : 2009/11/02 | |
プロ野球で、先発完投型の投手に送られる沢村賞が、今年は西武の涌井に。 これで2005年以来、杉内俊哉、斉藤和巳、ダルビッシュ有、岩隈久志、そして 今年の涌井秀章と、5年連続でパリーグ投手が受賞している。 昔から言われることだが、セリーグの球団はドラフトで重複指名を避けて一本釣りで まあまあ評価の選手を取るのに対し、パリーグの球団は重複を恐れず果敢に その年の目玉を取りに行く、という特徴がある。 パリーグ各球団の考え方としては、自チームでその選手をたとえ獲得できなくとも、 同じパリーグ内の球団にスター選手が入団してくれれば、集客的に採算が取れるという 思惑があるとの事。 重複指名の数でセリーグを圧倒できれば、クジ引きが幅を利かせる現行ドラフト制度に 於いてはそれだけ欲しい選手がパリーグに来てくれる可能性が高くなるからだ。 拒否られる事もあるけどさ(笑)。 セリーグに比べて、長年人気が劣勢にあったいかにもパリーグらしい考え方で、 メジャーに選手を取られても取られても、しぶとくスター選手を輩出してくる パリーグ全体の強靭な意志のようなものが感じられる。 近年の沢村賞独占も、そのような力が働いているような気がする。 今年のドラフト目玉投手、菊池雄星も、指名はセパともに半々の3球団づつだったが、 パリーグにとっては運のいい事に、西武への入団が決まった。 西武は今年の沢村賞涌井を初め、岸や帆足といったいい手本になる好投手が 多いし、監督は黄金期の名投手渡辺久信が務めている。 怪我さえなければ、菊池も高い確率でいい投手に育つような気がする。 菊池本人はメジャー志向が強いらしいが、日本で十分な実績を挙げた上で メジャーに挑戦するというのなら、どんどんすればいいと思う。 その頃には、松坂大輔がメジャー行きで抜けた後、すぐさま涌井秀章が台頭したように 菊池の穴を埋める優秀な投手が出現しているだろう。 パリーグにはそういう土壌があると思う。 |
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posted at 2009/11/02 19:02:45
lastupdate at 2009/11/03 3:08:33 »category : 日記 【修正】 |
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