» ノンマルト | date : 2009/10/23 | |
BS11で「ウルトラセブン」を放送してるようなので、一度録画して視聴。 たまたまやってた回が「ノンマルトの使者」。 海底開発を進める人類に対して、地球の先住民と名乗る海底人ノンマルトが、 「我々を海底に追いやった人類が、現在の安住の地、海底まで奪おうというのか」と 少年の形を取ってウルトラ警備隊のアンヌに警告。 やがて海底開発基地は爆破され、蛸型怪獣ガイロスが軍艦を襲う。 ノンマルトは人類より奪った原子力潜水艦で地上を攻撃しはじめ・・・・・・ というストーリー。 沖縄出身の脚本家、金城哲夫が、人類=日本本土、ノンマルト=沖縄人といった 暗喩を込めて話を書いたとも言われる有名な作品だが、 まあ、この回みて最初に思うことは、アンヌがピチピチでめちゃエロ可愛いというのが まず第一。 しかし、なんと言ってもこの作品白眉の名シーンは地球怪獣キリヤマのバーサク。 抵抗力無く非武装のノンマルトの海底都市に対して、腐れ外道の隊長キリヤマが 「人類以外に地球の住民などいるものか!」とのたまって、ミサイルを全弾ぶちこみ ノンマルトをジェノサイド。完膚なきまでに破壊されたノンマルトの海底都市を見て、 「やった!海底も人類のものだ!」と凱歌を上げるキリヤマの様子がすっかり バーサクモード。 このキリヤマをやれ戦前の日本の象徴だ、とか、殺される無辜のノンマルトは 沖縄の象徴だ、とか言われてるけど、海底都市に抵抗力がないのは確かだが、 今回最初に軍事力で戦闘を仕掛けてきたのは確実にノンマルトの方なんだが・・・。 まあどっちがやったやられたの理論はともかく、キリヤマの行動が無茶苦茶で 目も当てられないのは事実だが(笑)、ノンマルトを倒してしまった事に対して ウジウジと後悔するダンとアンヌなんかよりも、「やった!海底も人類のものだ!」 と狂喜するキリヤマに、何故かすごーく魂を揺すぶられる。 馬鹿は馬鹿なんだけど、その純粋かつ無垢な人類=正義の確信に、なんだか 非常に感動を覚えてしまうのだ。 まるでキリヤマは荒ぶる神の如くの暴れっぷりじゃないか(笑)。 子供のころ買ったケイブンシャの怪獣事典に、 「キリヤマ隊長は、宇宙人が作った怪獣事典にその名前と行動が詳しく記されている」 という記述があって、笑わせてもらった記憶があるが、キリヤマみたいな漢(オトコ) は自分はとても好きだ。 んでもって、「ノンマルトの使者」見て、自分のように受け取る人間って 結構いるんじゃないかと思うんだが。 |
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posted at 2009/10/23 1:28:42
lastupdate at 2009/10/23 1:33:39 »category : 特撮関連 【修正】 |
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