» 帰省の風景 | date : 2009/09/30 | |
帰省したとき、朝倉氏遺跡に行ってきた。 何度も行ってる場所だが、見たいものがあったので。 朝倉義景の菩提を弔うために、天下統一後の 豊臣秀吉が寄進したといわれる唐門。 この表には朝倉氏の家紋である三つ盛木瓜が、 裏には豊臣家の家紋である桐が彫られているという。 んで、それを見に行ったわけだが、 表は確かに三つ盛木瓜。 彫り方は極めて素朴でシンプル、 ぱっと見、木瓜紋とは見做せない かもしれない(笑。 門の裏側に回ってみたけど、 彫られているのはやっぱり三つ盛木瓜。 「あれぇ〜?」と思って、よく門を見てみると、 裏側というのは門の内側のことで、 ちょうど木瓜紋が彫ってある板の反対側に、 桐紋が彫ってあるという事だった。 一応、五三の桐だが、マークとして完成している現代の桐紋と違って、より写実的。 葉がなびく様は、現代の家紋で言う”乱れ桐”あるいは”踊り桐”に近いものがある。 反面、花の部分の描写は大雑把で、茎と見間違うかも知れない。 木瓜、桐ともに日本を代表するような家紋のデザインであるが、おそらく桃山時代では まだマークのデザインとしては完成の域に達していなかったんだろうなあ、と思う。 しかし家紋の歴史としては、なかなか貴重な資料なのではないだろうか。 ともかく話では聞いていた紋の所在を確かめることが出来、実物を見る事が できたので個人的には満足。 |
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posted at 2009/09/30 2:07:58
lastupdate at 2009/09/30 2:16:42 »category : 日記 【修正】 |
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