» D51譲渡 | date : 2009/08/27 | |
鳥取県大山町が、財政再建のため駅前に展示しているSLのD51売却を 決めたそうで。今月いっぱい譲渡先を募集しているらしいが、さて。 数年に一度のレストアで200万円、その他維持費もかかるとなれば、町政としては 手放さざるをえないというのが事由だろうが、何とも世知辛い世の中。 地方自治体というのは限定的な徴税権はあるが、政府と違って紙幣発行の権限を 持っていないので、結局のところ最終的には財源を国に頼らざるを得ない。 これは良し悪しに関わらず必然。 景気低迷の折、緊縮財政でさらに経済の冷え込みを煽るというのは愚の骨頂。 「無駄遣いを止める」というのは、実は不況時にはあまり良い政策ではない。 民間需要が冷え込んでいる今、国や地方自治体はできるだけ財政出動をして 景気の下支えをしなければならないのだが、金を創り出せる政府と違って 自治体は弱い存在。 最近、国の公共事業の自治体負担率を上げるという話があったが、正直とんでも ない話だと思う。 駅前のシンボルさえ守れないほど逼迫する自治体の財布事情を、国が支えんで どうするか、と。 |
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posted at 2009/08/27 23:59:40
lastupdate at 2009/08/27 23:59:40 »category : 日記 【修正】 |
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