» ピアニスト | date : 2009/06/16 | |
今朝(日付変わったので昨朝か)出勤直前に、”めざましテレビ”視聴からそのまま 映っていた”とくダネ!”で、今話題の盲目のピアニスト、辻井伸行氏がゲストで 出演していた。 小倉さんが「今日は辻井さんのピアノをたっぷり聞いていただくために十分な 時間を取ってあります!」と興奮気味に話していた。 辻井氏は既に小倉さん達すぐそばに置かれたピアノの前に座っており、 いつ呼び掛けられてもいいようにスタンバイしている。 自分は出勤直前なので「ああ興味あるけど聞くの無理だな」と思っていると、 小倉さん続けて 「今日はその他にも嬉しいニュースがあります。 イタリアで、レオナルド・ダビンチの真筆とも噂される、「ラロックの聖母」という 絵画が、日本に、お台場にやってくるんです! ”お台場合衆国”イベントの一環なんですが、専門家の鑑定によるとこの絵画、 ダ・ビンチ派のものには間違いない、もしダ・ビンチが描いた物だとすると 恐ろしい価値があるという代物、ワタクシ小倉は一般公開される前に じっくり観させていただこうと思いますけど・・・」 笠井アナ「そういう事言うからまた電話きちゃうんですよぉ〜」 とまあ、えらいはしゃぎっぷりで嬉々としてその絵画のことを伝えていた。 ここで自分はいたたまれなくなって、テレビ消して出勤しようと思ったわけだが。 まあ何というか、盲目の人をメインゲストに呼んどいて、その本人まん前で 絵画の話題を嬉しそうに弾けて喋るこの無神経ぶり、自分には耐えられなかった。 フジテレビの行事である”お台場合衆国”とやらを盛り上げる責務があったのかも しれないが、それにしたってもうちょっと事務的に淡々とやればいい話、いやもっと 簡単な方法としては、その話題を一日ずらせばいいだけの話である。 石原都知事が、辻井氏に「目が見えたら何をしたいですか?」と聞いた朝日新聞の 契約記者に対して、「失礼千万」と義憤を露にしていたが、個人的には、 本人に直接聞いたその記者の質問よりも、本人無視のまんま進んでいく 「とくダネ!」の楽しそうな雰囲気の方が、自分にはきつく思えてしょうがなかった。 |
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posted at 2009/06/16 2:12:02
lastupdate at 2009/06/16 2:21:52 »category : 日記 【修正】 |
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