ポセイドン
POSEIDON

DATE

2006年 アメリカ映画 98分
監督 - ウォルフガング・ペーターゼン

CAST
  • ロバート・ラムジー - カート・ラッセル
  • ディラン・ジョーンズ - ジョシュ・ルーカス
  • リチャード・ネルソン - リチャード・ドレイファス
  • ジェニファー・ラムジー - エミー・ロッサム
  • マギー・ジェイムズ - ジャシンダ・バレット
  • クリスチャン - マイク・ボーゲル
  • エレナ - ミア・マエストロ
  • コナー・ジェイムズ - ジミー・ベネット
  • ブラッドフォード船長 - アンドレ・ブラウワー
  • ラッキー・ラリー - ケビン・ディロン
  • マルコ・バレンタイン - フレディ・ロドリゲス
  • グロリア - ステイシー・ファーガソン
STORY

 大晦日の夜、北大西洋を航行中の最新鋭の豪華客船ポセイドン号は、新年を迎える祝宴に沸いていた。しかし新年の幕開けと同時に50メートル近い高さの巨大な波「ローグ・ウェーブ」が激突。ポセイドン号は転覆し、船内は大惨事となる。多くの乗員乗客は波にさらわれたり、転覆で天地が逆転した際に投げ出されたり、船内の機械の漏電や爆発に巻き込まれたりして命を落とすが、祝宴を行っていたボール・ルームだけはかろうじて原形をとどめ、数百名の生存者はそこで身を寄せ合っていた。
 船長のブラッドフォード(アンドレ・ブラウワー)は、救助隊の到着までその場を動かないよう生存者たちに指示を出す。しかし直感で危険を察知したギャンブラーのディラン(ジョシュ・ルーカス)は、船長の指示を無視して1人船内からの脱出を試みる。だがそんな彼に続こうとする者たちが現れた。シングルマザーのマギー(ジャシンダ・バレット)とその息子コナー(ジミー・ベネット)、長年の恋人に捨てられ自殺をしようとしていた設計士のネルソン(リチャード・ドレイファス)、そして別のフロアにいる娘を探しに行こうとする元NY市長のラムジー(カート・ラッセル)たちだ。彼らは船内に詳しいウェイターのマルコ(フレディ・ロドリゲス)を味方に引き入れて彼の道案内の元、はるか上方にある転覆した船の底を目指す。しかし転覆しすべてが逆さまになった船内は迷路のように入り組み、また沈没が始まったことによる浸水で退路も断たれていく。彼らの後戻り出来ない壮絶な脱出劇が始まったのだった…。

解説

 1972年に公開されパニック映画ブームの火付け役となった名作「ポセイドン・アドベンチャー」の34年ぶりのリメイク作品。しかし転覆した船からの脱出という大枠以外は、一部原作のオマージュ的なシーンを除いてほぼ別作品なストーリー進行で、登場人物も一新され、ポセイドン号自体も現代的な超豪華客船になっている。オープニングの海を渡るポセイドン号の外観や、ローグウェーブによる転覆の瞬間などはCGで作られておりかなりの迫力。アカデミー賞の視覚効果賞にもノミネートされた。その一方で開始15分ほどで転覆を迎えてしまうなど、旧作と違い人間ドラマよりも沈み行く船からの脱出劇に重きを置いたためか、展開がかなりスピーディーで只のパニック映画になってしまった感があり賛否両論。興行的にもコケて、ラジー賞のワースト・リメイク賞にノミネートされる結果に。
 フレディはラムジーに船内の案内役として買収されるウェイター、マルコ役。名前すら聞かれないスピーディーな展開ゆえに「地図」と呼ばれるわ、予告編で既に悲惨な結末が明かされていたというひどい扱いだが、脱出を試みるメンバー中最も悲惨な目に遭うという点では出番が少ないとはいえ非常に印象深い存在…のはず。

ビデオ・DVD・関連書籍など
MY RATE (個人的5段階評価)
ストーリー ★★★☆☆ : 3
CG ★★★★☆ : 4
展開 ★★★☆☆ : 3
総評 ★★★☆☆ : 3
感想
…準備中…

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