« 効能書き | メイン | もしも »

2004年05月05日

タクシーとカーナビ

結局、腹痛は完治せずに終業時間を迎え、何だか不安になってきたのでとりあえず帰ることにした。もうお手洗い行きたくない。だって……ほにゃららに……(以下自粛:笑)

地下鉄の中で冷や汗をかきたくなかったので、会社の近くでタクシーを。
運転手さんはご年配のおじさまで、最近装備されたばかりだというカーナビについて、それはもう熱心に語ってくださった。彼の話によると、どうやら都内某タクシー会社では、3回にわけて計5000台程度のタクシーに全てカーナビを装備することになったらしい。その費用、話をきけば12億くらいにはなりそうな感じ。タクシー業界このご時世に!
が、拾ったお客様を目的地までご案内する為というよりも、迎車として配車された際に、待っているお客様のもとまで簡単にたどり着けるようにすることが目的で用意されたものらしい。何と運転手のカーナビへ、本部から迎車先が送信されてくるんだそうな。おおお、すごいぞ。もちろん今の技術的にはちっとも不思議じゃないし、今さら驚くべきことでもないかもしれないけれど、何だか妙に感心してしまった。

それ以外にも、おじさんとしては色々メリットがあるらしく、例えば、遠出した時の「行きはよいよい(お客様が案内してくれるから)、帰りは怖い(自分で戻らないといけないから)」という状態から解放されることとか、交差点の名前が随分前から判っていられることなどがあげられていた。

そんな話をふむふむと聞きながら、私は就職したばかりの頃を思い出していた。あの頃のカーナビって、何だかいつもコースアウトしていた記憶がある。よくわからないけど、ふと画面を見ると1本道がずれていたりとか。だから、カーナビって結構あてにならないよなあ、とか思っていたけれど、今はどうなのかしらね。私は免許を持っていないので当然ナビとは縁がない。せいぜい携帯くらいだ。(関係ないけど、幼馴染が購入した新車についていたナビは、バックで駐車しようとすると画面に背後の風景が映し出され、理想の駐車位置の線とこのままハンドルを切るとどうなるかの線が表示される仕組みになっていて驚いた) そこで運転手さんに訊ねてみたのだが、答えは「ああ、ずれますよ」とあっさり。あちゃ。

彼の話によれば、先日お客様を乗せ慣れない道を走っていた時のこと。本来は一方通行ではない道が、ナビ上では一方通行と表示されていたらしい。ふたりで首をかしげながら進んでいくと、今度はそのナビ、建物に突き当たってしまった。もちろん実際は普通に道が通っているわけで、車が前へ前へと進んでも、ナビのマークは建物にぶつかって身動きがとれないまま。ところが、お客様の目的地はすぐそこであった為、そのすぐ後にナビをふと見たところ、いきなり画面が切り替わりナビの案内マークも目的地に到着していたという。ありですか、それ(笑)

つまりあまり変わっていないということ?
そんなことはないと思うのだけれど……。頻度の問題はわからないけどね。
でも、誰しもが普通にカーナビを持つ時代になり、タクシーまでもが装備するようになると、やはり色々考えてしまうかも。タクシーの運転手といえば、プロフェッショナルというイメージがあって、どこへ行くとひとこと言えば、色んな道を知っていて運んでいってくれるものだと思っていた。(もちろん例外がいくらでもいることは判っている。私が地図を持って後部座席から案内したこともある) だから、タクシー運転手の試験とか大変だなあと思ってきた。道を覚えたりとかね。でも、ナビが手元にあればそれらが連れていってくれるわけだ。極端な話、下手すりゃ人間の運転手ではなく、ナビロボットやらナビカーとかがタクシーをやればいいわけでしょ?
ま、タクシーの運転手さんとのコミュニケーションってのも、あるにはあるけれど、あまり気分が乗らないことも多いしね。お喋りな美容師さんが時どきしんどい場合と同じで(笑)

そんなこんなで何も食べていないので、とりあえずおなかは小康状態。
このままの食欲のなさで、少しでも痩せれたらいいのに(遠い目)

投稿者 kaori : 2004年05月05日 19:52

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://WWW9.big.or.jp/~k_kaori/mt/mt-tb.cgi/266

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)