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「It's No Game」



「ヤベーよ。やっぱりスゲェー並んでる。どういうこと!?」
ダイは顔をしかめてケイに突っかかった。おもちゃのなるみ屋の前には数十人の黒い人だかりが出来ている。
ケイは
「すまんす!!」
と言って苦笑いし、人混みをかき分け中へと走っていった。
「おい!!ケイまた抜け駆けかぁ。お前のせいで遅れたのに。」ダイはちょっとキレタ口調でケイのあと追いかける。「やれ、やれ、二人ともはしゃぎまくりね。認定は今日一日中やってくれるのに。」とユウはあきれた口調で二人のあとを追いかけた。
「おっちゃん!!認定受けに来たよ!!」
「3人とも遅かったね。一番乗りで受けに来ると思ってたのに。」
「それがさぁ、ケイのバカが2時間も遅刻しやがって。おかげでこんな遅くなっちゃったよ。」
「ダイぃ、もう許してよ。あとでパーツおごっからさ。」
「マジ!?じゃぁエアインテック純正のガードパーツなっ!!」
「ウソ!!アレ、めっちゃ高いって。出来ればスポットのエアーフィルターで勘弁。」
「えー、しょうがねぇなぁ。それで勘弁してやるよ。」
「よろしく!!」
「はっはっは。ダイ、もう気は済んだかい?良かったら認定を始めるよ。初めは誰からだい?」二人の話し終がわると、カウンター越しから店長が声をかけた。
「もちろん俺!!」とダイは自分のエアーボードを投げ出した。
「ちょっと、バカ言わないの!!一番はじめはワタシに決まってるでしょ。」
その瞬間、ダイの投げ出したエアーボードを軽く足で跳ね上げて、ユウが自分のエアーボードを店長の前に投げ出した。
「オイ!!ユウ!!そりゃねぇよ。」
ダイは不意に戻ってきたエアーボードを受け止め、認定室に入っていくユウを止めようとした。が店長が
「残念だね。認定室には一人しか入れないんだ。」
と茶化すようにダイに言った。
「くそっ!!」
「よし。じゃ始めるよ。ユウはスピードとトリックどちらの認定を受ける?」
「もちろんスピードに決まってるわよ。」
「Ok、わかった。知ってるとは思うけど一応言うと、今日の認定ではどちらか一つの認定しか受けられない、ホントにスピードでいいかい?」
「オッケーよ。」
「それじゃ、モニターの下にある機械にボードをセットしてくれ。そしたら画面の指示に従ってはじめて。」
「オッケー。」
「ルールはモニター出されたコースを5周走ること、そのうち最初の2周がテストランでタイムは計らない。残り3周で認定タイムを計るよ今回のコースは400Mの標準コース。認定クリアタイム1分。わかったかい。それと最後にいくらバーチャルモードだからって気を抜かないこと。いい?」
「オールオッケー。楽勝ね。」
そう答えるとモニターから「レディ。」という電子音声が流れた。
「ユウがんばってね。」
「ppi・ppi・ppi・poon!!」認定室にデジタルアラームの音が鳴り響く。


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