
タモリ倶楽部ばかりなのもなんなので、某所で書いたネタを。
ルケーチ宮沢さんの中学の同級生のお父さんとしてつとに有名な西岡恭蔵さんですが、『プカプカ』って曲があるじゃないですか。
1番の歌詞で、恋人がパカスカタバコを吸うのを見かねて主人公が「体に悪いからやめろ」って云うんですが、そんな健康志向な男だったらはなっからこんな人と付き合ったりしないと思うんだけど。
タモリ倶楽部の手作り楽器の回で登場したアナラポス。俺も作ろうと思って、我が家で手ごろな缶が空くのを待ってるんだけど、やっとこないだ一つ入手。東急ハンズで買った方が早そうだなあ。
先日ひとりロック裁判に遊びに行った時、田口さんにこの回の録画したやつをあげようかと思って聞いたら、口琴イベントで上映して既に観たそうで、こっちの出る幕無し、流石。
田口さんによると、アナラポス、取り敢えず音が出るってだけなら作るのは難しくないらしいけど、考案者の鈴木昭男さんは、市販のバネをはしから試したけど欲しい音が出ず、遂にはバネを特注で作ったらしい。むむぅ深い。
そんな訳で音のキモは缶より、バネにあるそうですよ、ヒロセ君。でもどんなバネがどう良いのか、さっぱり判んないね。
学生時代、もう15年程前になるが、友人がウォークマンでキング・クリムゾンの『レッド』を聴きながら一人夜の下北沢を大いに酔っ払いつつ歩いてたら、急に破壊衝動にかられてそこら中の物を蹴り出し、飲み屋の看板を破壊して怒られて交番に連れて行かれて、学生証を取り上げられたって事があった。
俺は其れ以前から、クリムゾン特に太陽と戦慄期は伊福部昭であると云う強引な説を思いついていて、友人の武勇伝は、伊福部に類似した音楽でもってゴジラが憑依した為に起きた事件として、其の説を裏付ける証拠となった。なってなくても、俺がした。
以前から聴きたかったチャールズ・アイヴズの『ニューイングランドの3つの場所』を買って、仕事中に聴いて居る。
ビル・フリゼルの『ハヴ・ア・リトル・フェイス』はアメリカ作曲家協会会長コープランドの曲からマディ・ウォーターズ、ソニー・ロリンズ、果てはマドンナまでアメリカの楽曲が詰め込まれて居て、何年聴き続けても全く飽きる事が無いが(実際もう10年聴いている)、其の中にアイヴズの『ニューイングランド〜』の第一楽章『ボストン・コモンのセント・ゴードンズ』が一部抜粋されて収録されて居る。
同じフレーズの繰り返しながらとても美しい曲で、此れがオーケストラだったらさぞかし素晴らしいであろうと原曲を聴いたが、一部抜粋にも限度があるわい、とツッコミたくなる位に、俺が耳にして居たのは本当に極々一部分だったので驚いた。
其の極々一部分をアルバム中盤のハイライトに迄仕上げたフリゼルの技は、まさに錬金術であったのだなあと感動を新たにした。
バッドプラスと云う人達が居て、史上最轟音のピアノトリオって惹句に書いてあったので聴いてみたら、確かにドラムのエフェクトが派手で五月蝿いけど、全体の音としては常識的だった。でも良い感じ。
で、別に音は悪くはないが、「こんなピアノトリオは今まで無かった」とか「聴いた事無い」とか云うコピーで煽るのはどうかと思った。だって此れ、まんまキース・ジャレットのアメリカン・カルテットじゃんかよう。『宝島』とか。トリオ時代だと『流星』とかの頃。
流石にあのアメカルの奇跡的、呪術的色気はバッドプラスさんには無いので、其の分ドラムの音を機械ででかくしてなんとか稼いだって感じ。いや、悪くなかった。買わなかったけど。
などとぷんすかしていたが、思えば俺も若い頃、ダイナソーJrがいいなーとか云ってたら(俺もそんな事云えたのだ)年上の人に「ありゃあね、オンリーワンズの真似だよ」とか云われて、うーんそうなのかーと思ってオンリーワンズ聴いたら全然違ってて面白いとも思えず、共通点と云えば単に声量の無いボーカルスタイルだけで、大変がっかりした事があった。
其れ以来、元祖の方が無条件に偉いと云う、本当は別に元祖でも何でも無く単に時系列が前ってだけなのだが、ともかくそう云う元祖絶対主義にだけは陥るまいと誓ったのだが、歳取ると駄目だねぇ、自然と出ますな、こう云うのは。
だからバッドプラスが好きだと云う人に向かって、「ふんがー、まずはキースの『エクスペクテーションズ』を聴いてから出直し給へ」とかそう云う愚劣な事は決して云うまい。危ない危ない。