鞘香ってどんな娘?

 鞘香の謎というか、キャラクターの味わいは深いです。このお方の登場はシリーズ中盤「喰代柳生」からですが、原作コミックスでは十五歳という設定だったんですね。どー見ても小川節子やジャネット八田はそんな年齢には(・・・失礼)。まあ本当にアイドルタレントみたいのがこの役をやってしまうと、一刀に討たれた兄、出淵庄兵衛(夏八木勲)の仇を討とうとして返り討ちという展開は残酷過ぎて正視に耐えないかもしれませんね(→追記:TVシリーズでは庄兵衛が討たれた時点で18才、一刀と対決した時点で19才という設定になっている)。

 すごいのはそのコスプレというか衣装。黒の鐵笠(これは練習用)に黒のブラジャー(革製か?)、そして皮パンツという大江戸ビザールの頂点を極めたコスチューム。江戸時代に乳バンドがあったかどうかは時代考証家にまかせるとして(まかせるなって)、この格好、やはり烈堂爺さんの趣味なのでしょうか?もっとも移動するときにこんな格好していては、門前市を成す人だかりに宿場役人が早馬で駆けつけて、大騒ぎになってしまうので、普通の町娘の格好をなさっております。

 ついで強烈なのはその必殺技。その名も「お手玉の剣」(笑止)。これは烈堂考案とセリフでちゃんと言っているので、柳生の剣術にはもともとないものなのでしょうが(有ったら困る)、空中に投げ上げた懐剣と小太刀をもった突撃攻撃のいわばひとり連係攻撃(何を言っているかワカランので以下図解)。

 「落下して来るお手玉の剣をかわそうといたさば鞘香の右剣にその虚をつかれる。鞘香の剣をかわそうといたさばお手玉の剣に・・・女児が無心に操るお手玉の呼吸なのじゃ・・」烈堂談。って言っても物理の法則からいってこの技は無理では・・・しかも生きた人間を練習台にする強引な展開。

 この”お手玉の剣”開発のために練習台となり犠牲となった柳生門弟の数は当時の大和地方の人口の1パーセントにも及ぶと見られております(笑)。

 佐々木守か梶原一騎しか考えつかないようなスポ根系荒唐無稽技ですが、理論上、防御は不可能。さて拝一刀がいかにこの技を防いだか・・・・続きは次号。って続くのかこの企画。反響(悪罵の声かもしれない)があれば続きますのでよろしく。


 ところで小川節子サンって高岡健二の女房なんですねぇ。キネ旬別冊「天晴れ時代劇」に記載がありました。あっ鞘香のキャラクターデザインは小島剛夕先生に気を使って、変更してあります。これじゃあ永井豪「マジンガーZ」出演の弓さやか嬢だって?それそれ。名曲「Zのテーマ」は小池一夫先生が作詞されておられるのですが、両先生には特別な個人的親交とかあるのですかねぇ?小池一夫原作、永井豪作画って漫画もあったし・・・

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