三船敏郎
偉大なアクターがまたひとりこの世を去った・・・
菊千代、三十郎、赤ひげ、山本五十六、島田虎之助、島左近。何をやってもグレートだった日本人の誇り、三船敏郎。
よく黒沢作品あっての三船敏郎とか黒沢作品以外のミフネは冴えないとか言われるが、もし黒沢作品にこの人がいなかったら、世界の黒沢という声望はあり得たであろうか?この人の偉大なキャラクターはむしろ海外で評価が高い。日本国内ではちゃんとした研究本も少ないのである。
それでは時代劇を中心に氏の足跡を振り返ってみよう。それにしても各テレビ局の追悼フィルムは用心棒と七人の侍ばっかり。なんとかしてくれ。これだけの俳優さんなんだから、初期の作品から代表作を可能な限り抜粋して編集とかしても良さそうだろうが。海外の映画人に笑われるぞ。
テレビ作品
新着!人魚亭異聞 無法街の素浪人NET放映1976.4.28〜9.22全23回(うち一回おクラ入り)
大忠臣蔵 NET放映1971.1.5〜12.28全52回
松竹ホームドラマチャンネルにて放映中。
荒野の素浪人
NET放映(1972第一シーズン、1974第二シーズン)
70年代テレビ時代劇に殴り込みを掛けた三船プロ。第一シーズンは旦那の髪型がちょっとヘンだったりして、作品的評価も芳しくない。旦那を親の仇と言って付け狙うからっ風のお文に梶芽衣子。いつもは姉御肌でクールな梶サマも旦那の前ではまるきりうぶな小娘である。ダンナ、ダンナァと鼻声を出して甘える梶サンの姿はさそりファンにはショックが大きいかもしれない。
面白いのは拳銃を持った素浪人、”五連発”鮎香之介を登場させたアイデア。このあとお文に替わって、濡れつばめのお柳こと小川真由美が準レギュラー入りして、婦人用リボルバーを乱射。番組を殆ど無国籍状態にした(笑)。
そういえばこの第一シーズン、香之介が弾をわざわざ造りに行くエピソードがあるのが印象に残っている。鉄砲鍛冶の集落が街道すじにあり、その村長がほぉ連発式ですねと器用に薬きょう式の実包を造るという展開には度肝を抜かれた(笑)。傑作は土屋嘉男が非情な賞金稼ぎを演じる「死闘 賞金稼ぎの墓場」あたりだろうか。他にも大友柳太郎や大山克己などがしょっちゅう顔を見せ、充実した殺陣を展開していた。
テーマ曲は第一シーズンが菊池俊輔、そして第二シーズンが佐藤勝。菊池氏のテーマも軽快で格好良いが、お馴染み佐藤勝節のほうが黒沢時代劇を彷彿とさせるという点で分がある。
その第二シーズンは名優伊藤雄之助との三度の対決など、時代劇ファンを堪能させる本格派のつくりである。監督は出目昌信氏など。脚本には村尾昭、ジェームズ三木、田坂啓ら手練が参加。ジェームズ三木の老人問題を扱ったエピソードなど問題作も多い。それではいくつかエピソードを紹介する。
荒野の素浪人第二シーズン「狼の挽歌」「賞金稼ぎ」「野良犬無惨」「異人武士道」「さらば九十郎」
他に面白いエピソードは、もとSKDの倍賞美津子と手鎖で繋がれてしまう「手鎖の女」(だっけか?)。超カタブツの旦那が女と繋がれて照れる照れる。次郎吉と五連発もここぞとばかり旦那をからかうのであった(笑)。しかしこのエピソードなど見ると、女を口説くなんて一生出来なかったというミフネご本人の武骨さ、純情さが偲ばれるであるヨ。
剣と風と子守唄 放映リスト (1975.4.1〜9.30 日本テレビ系 全27回)
早坂暁脚本のTBS製作超大型時代劇「関ヶ原」
これは最後の三船敏郎の雄姿といっていい役。石田三成(加藤剛)と肝胆相照らす主従の島左近を貫禄たっぷりに演じている。徳川家康(森繁久弥)を暗殺せんと待ち伏せするシーンなど迫力満点。殺陣もあるのが嬉しい。大味な日米合作「将軍」などよりこちらを推薦する。脚本は名手早坂暁。そのうえ音楽の山本直純も好調。確かビデオが出ている。
司馬遼太郎の原作では刺客を斬ったりしている合間には、しょっちゅう女といちゃついているのだが、残念ながらこのテレビドラマにそういうシーンはない。確かこの島左近は尾張柳生に娘を嫁に出しているのだっけ?関ヶ原の後も生存していたという説もあるが、このドラマでも実際に戦死するシーンはない。
映画作品
谷口千吉監督作品
銀嶺の果て(1947)
デビュー作。悪役だが強烈な印象を残す。脚本が黒沢明。東宝からLDが発売されている。買ってしまったが意外と出番が少ないのでちょっとシオシオ・・・(泣)例によって撮影機材の貧弱な時代に、深い雪山にロケ敢行の力技。新人ミフネは重い機材を抱えて、先頭を切って雪山を進んだそうだ。
ジャコ万と鉄(1949)
この映画はニシン漁華やかなりし頃の北海道を描いて、民族史料的価値すら感じさせる。屋外撮影機材が貧弱な時期に、うまくロケーションの効果を上げているのには驚かされる。監督以下スタッフの苦労がしのばれるノウ。
若きミフネの超絶二枚目ぶりにも注目。教会の美少女久我美子に声も掛けられず、そっと見守るシーンに痺れない女性はさっさと日本国籍を返上してもらおう(笑)。
自分自身も網元の息子という進藤英太郎氏の熱演にも注目。今は亡き文芸座で見たが、フィルムの保存が悪く、月形龍之介との格闘シーンなど殆どズタズタであったのは残念だった。
国定忠治(1960)
なんと鉄人・新藤兼人脚本である。その割には、あんまり傾向映画的なところもなく、気軽に愉しめる大衆向けチャンバラ作品という印象だが・・・・子分が加東大介、藤木悠、夏木陽介、そしてそろそろ売り出しの丹波哲郎といった面々。
黒沢明監督作品
羅生門(1950)
欧米人に彼のセックスアピールが大いに注目されたというが、この作品など見ると実感する。しかしこの邦の女どもは昔からナヨナヨした男ばかり追いかけているが、どういうわけなのだろう?片桐はいり嬢くらいしかミフネ、ミフネと騒がないのは納得がいかない。それとも潜在的人気があっても、佐藤慶と同じで表に出ないのか。あちら方面の方々にも人気という噂があるが・・・そういえば「素浪人罷り通る」などで共演していた沖雅也氏。気のせいか、三船さんを見る目がうるんでいたような・・・・
七人の侍のラスト。倒れ伏す菊千代の尻に欧米人観客の熱い視線という淀長先生のご報告もある(笑)。
七人の侍(1954)
これは筆者が初めてこの俳優の偉大さを実感した作品。三船敏郎演じる菊千代さまの笑う、泣く、怒る一挙手一投足に感情移入させられた。菊千代がそれだけピュアでナチュラルなキャラクターだったということだろうか。筆者はこの映画以来、ミフネの大ファンになって現在に至る。ビデオのない時代は東宝がこの映画を虎の子扱いで、なかなかこの作品を名画座に配給せず、地方のファンにとってはとくに幻の作品だった記憶がある。
生きものの記録(1955)
凄絶な老け役演技。こういうスタミナ抜群の爺ィになると思ったのだが、ちょっと違う老けかたをしたようだ。黒沢作品は登場人物の運命をつきつめていくケースが多く、死ぬか精神病院かという結末も多いのである。焼け跡のシーンの迫力にはいつも唸らされる。千秋実が息子役というのも面白い。
蜘蛛巣城(1957)
これはかなり様式がかった演技を見せるが、乗馬したときの武者姿などまったく凛々しい。ラストの矢を射かけられるシーンは特撮ではなく本物。恐怖の表情も本物かもしれない。
隠し砦の三悪人(1958)
完全娯楽作品。確か中央アジアの騎馬民族の村で上映したところ、乗馬して敵の間者を背後から斬り伏せるシーンに村の男どもは全員拍手喝采したという。三船敏郎の馬術の冴えは国際的水準だ。
用心棒(1961)
擦り切れた着物に懐手。肩をそびやかして歩く素浪人スタイルがここで出来上がった。このオリジナルスタイルを真似ようという無謀な俳優はその後、出現していない。
椿三十郎(1962)
仲代達矢はまた斬られ役だが、この俳優さんは時代劇に限って言えば悪役時代のほうが生き生きしていたような気がする。ラストの大噴出シーンで加山雄三以下の若侍連中が、本番と知らされず、本当に驚愕の表情を浮かべているというのは有名だ。
赤ひげ(1965)
山本周五郎作品、最上質の映画化作品とも言われる。これは映画館でぜひご覧下さい。シネスコで迫力が違う。画面構成からなにからいって、黒沢モノクロ芸術の美術的な頂点。
稲垣浩監督作品
海賊船(1951)
タイトルから時代劇を連想させるかたも多いだろうが、海上保安庁協力の海洋アクションもの。ミフネは若いが船長役で貫禄を見せる。軽妙な森繁、悪役の田崎潤も見物。
日本誕生(1959)
なんと日本を代表するスターが日本発祥のヒーローと言える日本武尊を演じる東宝超大作。当時の東宝俳優でこれに出ていないのはもぐりとすら言われるスペシャルオールスター。そのうえにお家芸の円谷特撮までフル稼働ともなれば、これはもはや日本映画の一大モニュメント。この映画も虎の子扱い、ビデオが出るまで見るのに苦労した。しかし女装して鶴田浩二を騙し討ちというのはなんぼなんでも無理だって(笑)。
どぶろくの辰(1962)
痛快な建設労働者アクション!→解説
士魂魔道 大龍巻(1964)
神出鬼没のスーパーマンを演じて、主役の市川染五郎ら若手スターの見せ場を奪う(笑)。円谷スペクタクルプラス時代劇を狙ったが、不発。久我美子がなんと汚れ役である。ファン必見。売り物の大龍巻より戸上城太郎&稲葉義男の悪役コンビが大阪城千畳敷に放火する場面が凄い。一応、染五郎、佐藤允、夏木陽介が主演ということになっている。
風林火山(1969)
ちょっと大味なところもあるが、やはり井上靖の原作の強さだろう。東映時代劇のようなきれいごとに終始しない本格的戦国絵巻。なんたっていきなりあの南原宏治を騙し討ちにするのだから凄い。謀略が遂に破れて、緒形拳、中村梅之助とともに凄絶な戦死を遂げるラストも格好良い。
岡本喜八監督作品
血と砂(1964)
これは戦争映画の傑作。ただ登場する従軍慰安婦の扱い方からいってまずテレビでやらないだろう。伊藤雄之助の初年兵が印象的。善意の人物なのだが、岡本監督の意図はこの役を部隊を全滅に追い込む不吉な死神の象徴として捉えているようだ。もうひとり重要なのが元祖史上最強炊事兵の佐藤允。最期のセリフは爆笑必至。この映画、独立愚連隊シリーズ完結編といった趣もある。
ちょっと残念なのが音楽。音楽が主役といえるこの作品、どうせなら既成の曲のアレンジではなく、名手佐藤勝サンにオリジナルテーマ曲を書いて欲しかった。三船敏郎は製作も兼ねているが、最終巻まえに意外な退場をする。
座頭市と用心棒(1970)
親友の勝新に請われて出演したが、こんなタイトルになっているのに仰天。東宝はかなり怒ったらしい。他にも若尾文子、滝沢修、岸田森と通を唸らせるキャスティング。このあたりは勝新の手腕か。旅籠に火を付けるなど怪獣のように暴れるミフネが印象的。当然ながらラストは両者リングアウト引き分けに終わる。
その他お薦めなど
大女優山田五十鈴共演、千葉泰樹監督の「下町」(57)。優れた俳優はブルーカラーもホワイトカラーもこなすというのが私の持論であるが、ミフネ御大はこういう市井の一庶民を演じてもなかなか良いのである。ベルさんもとても良い演技であられる。
「暗黒街」(56山本嘉次郎監督)。この警察署長役などはさしずめホワイトカラーの代表か。顔見せ程度の出演だが、制服姿が何とも凛々しく格好良い。
主演をつとめる鶴田浩二は「男性1」に始まって、「宮本武蔵」二作、「柳生武芸帳」二作、「暗黒街の顔役」「暗黒街の対決」「太平洋の嵐」から「人間の証明」「制覇」に至るまでミフネとの共演作品が引きも切らない。女性的で柔弱な感のある若き鶴田浩二と男らしく武骨なミフネが並ぶと対照の妙があって面白い。三船敏郎のほうで年齢が下でもキャリアの永い鶴田を何かと立てていた様子がある。あるとき鶴田が撮影に遅れることがあって、それをミフネが何気なく庇ったことから、『ミーさん、ミーさん』と慕うようになったという(ちょっとその呼び方は・・・・笑える)。
閑話休題。この「暗黒街」は東宝アクションの元祖とも言える作品だが、黒沢一家を贅沢に使っており、悪い親分の志村喬が若い女に迫るなどとんでもないシーンもあって東宝ファンは必見。
洋モノ
レッドサン(1971)テレンスヤング監督作品 共演チャールズブロンソン アランドロン ウルスラアンドレス
ご存じ西部劇史上に残る異色作品。モーリスジャールの音楽も傑作(最近輸入盤が出回っている)。今回のミフネは素浪人ではなく、主持ちの武士。服装は「風と剣と子守歌」に引き継がれるスタイルか。武士道やら男の友情やら美学やらに殉じて死ぬラストは感涙モノ。ドロンも久々の悪役でなかなか良かった。生前良くミフネはドロンちゃんドロンちゃんと言っていたが、確かにご両人の仲は良かったようである。
シャドーオブザウルフ(1992)ジャックドルフマン監督作品 共演ドナルドサザーランド ルーダイアモンドフィリップス
エスキモー版ダンスウイズウルブス。とはいうがなかなか迫力のある映像で見飽きない。三船敏郎はシャーマンを兼ねた狡猾な族長を演じ、久々に本領発揮の大暴れ。最後のベッドシーンも難なくこなし、オスカー俳優サザーランドは一発で射殺して、生肝を部下に喰わせる暴虐ぶりだ。ラストは大鷲に変身してどこかへ飛び去る(ホントだって)というミフネファンがこの映画を創ったとしか思えない大活躍。実際この年代の欧米の映画人は三船敏郎を崇拝しているような人が多いのでは?
まあとにかく凄い映画で見てない人はレンタルビデオ屋へGO!音楽のモーリスジャールも用心棒のモチーフをテーマに加えるなど悪ノリしていなさる。
しかしこの極寒のロケで健康を害されたらしい。残念である。
Toshiro Mifune in Mexico「価値ある男」
上映、放映を是非御願いしたい作品
黒沢監督の作品に比べて、稲垣監督作品はあまりビデオ化がなされていないようだ。見たいのはシラノドベルジュラックの翻案作品である「或る剣豪の生涯」。これなんか武骨で古風なミフネにうってつけの役柄であろう。ロクサーヌ役が司葉子というのも買いである。キャスト表から見るとシラノに恋文の代筆を頼む若侍役は宝田明であろうか。これもハマリ役と見た(笑)。
他にも三国連太郎との共演作で原作が井上靖の「戦国無頼」(52)、南條範夫原作「士魂魔道大竜巻」(63)(これは特撮絡みの作品のせいか、TOHOビデオからLDが出ている)。武蔵を演じた最初の作品「完結佐々木小次郎」(51)も精悍で野性味溢れる演技が注目されたという。
他の作品では黒沢脚本で荒木又右衛門をリアリズムで演じたという「決闘鍵屋の辻」(52森一生監督)、鶴田浩二と共演の名作リメーク作品「戦国群盗伝」(59杉江敏男監督)鶴田とダンディーさを競う「男性bP」(55山本嘉次郎監督→詳細解説)。
李香蘭こと山口淑子共演のメロドラマ「霧笛」(52谷口千吉監督)、「抱擁」(53マキノ雅弘監督)なども女性ファンの紅涙を誘うか(って言い方が古いね)。
ミフネ本人が監督した「五十万人の遺産」(63)も非常に興味がある。ミフネにとっての「アラモ」(ジョンウエイン監督作品)のような作品かもしれない。共演山崎努、仲代達矢というのもオイシイ。黒沢監督も編集など協力しているようだし。慣れない演出で他の俳優さんに気を使って大変だったようだが・・・・
そういう意味では中村錦之助が製作主演と総力を注ぎ、三船敏郎が出演を快諾した「祇園祭」(68山内鉄也監督)も気になる。この作品は種々のトラブルに見舞われ、ほとんど再上映がなされていない。作品の出来はあまりよくないらしいが、高倉健らオールスター出演である。
幻に終わった作品
出演をオファーされながら、スケジュールが合わないなどの理由で出られなかった作品。
有名なのはスターウオーズのオビワンケノービ役だろうか。これが実現されていたら配給収入の何%かが三船プロに転がり込んできたと思うと、じつに惜しい。実際にはこれも名優のアレックギネスが出演したのだが、クライマックスを盛り上げるため、ベイダーとの一騎打ちで死を遂げるというのは撮影直前にジョージルーカスが決断したことだった。これを尊敬するミフネさんに若いルーカス監督が告げられたかどうか・・・
当然ライトセーバーでダースベイダーを一刀両断、旦那がヒーローとの結末になったのではないか(笑)。
追記:ベイダー役のオファーではないか?という信頼すべき筋からのご指摘があった。ベイダー役となると最終作「ジュダイの復讐」までずっと出演のうえにあのラスト。う〜ん。それも見てみたい(ミフネ口調で)。
国産映画では「日本沈没」とか「華麗なる一族」出演というはなしもあったと聞く。「華麗なる一族」の主役などは本格的な悪役挑戦でミフネの貫禄がきっと映えただろうと思う。「日本沈没」は首相役と田所博士役とどっちのオファーだったのだろう?ミフネが出ていれば海外のセールスも弾みがついたのでは。
「冬の華」で健さんとの共演が流れたのも惜しい。まあ拙者に言わせれば、あの組長役はおとなしすぎる。どうせなら刺客のチンピラを「ミラーズクロッシング」みたいに片づけるシーンを付け加えて欲しいところだ。
気になる噂
ミフネの追悼報道のなか、丹波哲郎氏の発言。酒の席でミフネが仲代達矢を怒らせて、追いかけ回されていたと言っていたのが気になる。この三名が共演したというと「二百三高地」ぐらいしか思いつかないのだが・・・
温厚な仲代をそこまで怒らせるとは、一体どんな恐ろしいことを言ったのだろうか。ミフネ御大。
「三回も斬られ役でご苦労さん。」
とか(笑)。明治の元勲の格好で追いかけっこしている両御大を想像すると、微笑ましくて(失礼)じつに笑える。
追記:二百三高地で両雄喧嘩というのはまったく印玄の妄想だが、この件に関して前述の筋からまことに興味深いご指摘を頂いた。この方のお話こそが真相だと思うのだが、当人の希望よりあえて秘密にさせて頂く(笑)。御免。
参考図書
報知新聞社刊 阿部嘉典著「映画を愛した二人 黒沢明 三船敏郎」
これはお薦め。今のところ唯一の本格的ミフネ本である。スペクトルマンで有名なピープロうしおそうじ氏と三船敏郎の交友など意外な事実満載。椿三十郎のラストの殺陣図解など時代劇ミーハー向けの記事も充実。ミフネファン必見の逸品。
創作工房刊 浪漫工房8号「国際スター三船敏郎その偉大なる愛」
今は亡き文芸座シネショップで入手。これも佐藤允特別寄稿、勝新太郎インタビューと盛り沢山な内容。