裏柳生系図
 さすがに烈堂以外の裏柳生は実在せんだろうが、博覧強記の小池一夫センセイのことだから分からん。

 系図にある備前守俊方というのがひょっとしてテレビの「刺客街道」、映画の第一作で一刀に斬られる備前だろうか?ちょっと年代が離れすぎていてこれは有り得ないか(設定では表柳生の備前も烈堂の実子)。テレビでは青木義郎が演じていた。

 出淵庄兵衛、鞘香は烈堂の庶出の子であるらしい。大和で喰代柳生を名乗っている。兄は一刀に喰代柳生など聞いたことがない!と面罵され逆上、一騎打ちを挑んで敗れ去る。妹は奇怪なコスプレをしてお手玉の剣なる魔剣で一刀に挑み、あえなく返り討ち。まったくもって不幸な兄妹である(笑)。福井藩に柳生新陰流の傍流で出淵流というのがあるが、それがこのフィクションの根元なのだろうか。

 但馬守宗矩は大河ドラマ「春の坂道」と映画「柳生一族の陰謀」で萬屋錦之介が演じている。政治家のイメージが強いが、実際に合戦のときに雑兵数名を一瞬にして斬り伏せたとの逸話もある。

 但馬守より柳生烈堂のイメージはその長男の柳生十兵衛三厳に近い。もし40代で急死した十兵衛が長生きしていたらという雰囲気を子連れ狼の烈堂は濃厚に持っている。テレビシリーズの第一部の最後では隻眼となってますます剣豪十兵衛を彷彿とさせる。

 この柳生十兵衛三厳はご存じ千葉真一の当たり役である。映画とテレビの「柳生一族の陰謀」を皮切りに「魔界転生」でもアクロバティックな殺陣を披露してくれた。何故か最近の作品では西条秀樹に此の役を譲って自分は結城秀康を演じていたが、さすがにこれは違和感夥しい。
 

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