ガシャポン大人買いのページ

98.10月号
99.1月号
 
ガシャポンとは?

 バンダイグループが総力を挙げて、お子様の小遣いを奪わんとする世紀の陰謀。それが各ゲームセンターやスーパー前にひっそりと置かれたスーパーアナログマシーン。その名はガシャポン(地方によってはガチャポンという呼び名がポピュラーであるが、バンダイの推奨する正式名称はガシャポンというようだ)。操作方法は至って簡単。\200を機械に放り込んで、ダイアルを正回転方向に廻せばよい。しかし小銭が引っかかったときは、後述する大人買いの場合、死して屍拾うものなしの窮地となるのは必定である。

 シリーズごとに5〜6種類のキャラクターグッズが入ったプラスティックの玉が出てくる仕掛となっている。特筆すべきは、その造形の見事さ。大人の人差し指ほどの大きさでありながら、その細かい造りと塗装は年期の入ったヲタク様も嘆息をつくほどである。made in Chinaの入れ墨が彫られているが、たぶん、金型は日本製だと思う。それも台東区あたりの熟練した職人が作ったに違いないと拙僧は睨んだ(って誰も聞いてないよ・・・)

 中身は御覧の通りマニアックな70年代キャラが揃っており、どう見ても大人狙いのアイテムといえる製品も少なくない。そこで・・・

大人買いとは?

 バンダイグループの陰謀に立ち向かんと汚い中年が小銭バラ蒔いて、お宝GET!の大散財(ちょっと違うか・・・)。お子様達はその財力にものを言わせた強引なやりかたを恐れて、こう呼んだ・・・大人買いが来た!大人買いに気を付けろ。(恥ずかしい・・・)

その手口

 おそるべきはその手口。人気のない昼間のショッピングセンターの前、レジから死角になっているガシャポンマシーン。大人買いの猛者は人目を避けて行動する。勿論、ポケットのなかはあらかじめ両替した百円銀貨でいっぱいだ。

 プラスティックの玉をたくさん抱えて小走りに去る不審な姿を見て、小学生はこう叫ぶ。

 「あっ、大人買いだ。いいなぁ。」

その傾向

 結構、マシンの入れ替わりが激しいので、めぼしいアイテムが見つかったら即ゲット(ただし隣人の目には気を付けよう)。 注意したいのは、当たりのアイテムと外れのアイテムが巧妙にブレンドされていること。
 たとえば、最新作「東映ロボット列伝」にはジャイアントロボからの三体と大鉄人17からの三体が巧妙にブレンドされている。どちらが外れかは特撮ファンには言うまでもないが・・・写真のキカイダーは細かい塗装が驚きの逸品だが、もうこのキャラクターの入ったガシャポンはあまり見なくなった。地方のスーパー前などに行けば、まだあるかもしれないが・・・カプセルに付いてくる説明書は、対象年齢六歳以上と屈辱的なことが書いてあるから良く読もう。

最近の当たり

 人造人間キカイダーに出てくるサイドマシン。これはわざわざカワサキから許可を得て作ったと、ただし書きがある。原型となったのはマッハVのはずだ。さすがにエンジンが2ストローク三気筒に見えないのはご愛嬌だが、放映当時、こんな精密な玩具が\200で売られていたら、飛ぶように売れたことだろう。ちなみにこのシリーズのガシャポンはハカイダー(脳までついています)、キカイダー、そしてこのサイドマシンと当たりが多いが、カイメングリーンだけは外れなので要注意。

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