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このお話は、AngelBeats!最終話話まで視聴されていること前提で書いてあります。

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「颯爽登場!(ぷりんっ)銀河・美筋肉っ!(むきっ) タカマーツ!(きめっ)」
「おい、誰か止めろよあれ……」
「……格好良いわ」
「かなでさん!?」
「出る筋肉は……打たれてもなお、出るものなんですよ(くいっ)」





























































































  

  





『彼女、リーダーの事情』



「どうしてこう、食堂の麻婆豆腐は辛いんだ……」
 唇を真っ赤に腫らしながら、音無はそう言った。
 普通の世界で言うところの昼休み、所謂ランチタイムである。
「唐辛子が、特別なのよ」
 でも今日はちょっと辛さがマイルドね、と言いながらテーブル備え付けの唐辛子を振りかけ、テーブルの向かいに座ったかなでがそう答える。
「……かなで。それ、七味じゃなくて一味唐辛子なんだが」
「だって、物足りないんだもの」
「これでかよっ」
 音無と同じく麻婆豆腐に手を出していた日向が、同じように口を腫らしながらそう言う。
「ふん、普段から気が緩んでいるからだ。心頭滅却すれば火も涼し、精進が足りないんだよ」
 そんなことを言うのは直井である。しかしその彼も、涼しい貌をしているものの口許が見事に腫れていた。
「あ、音無さんは別ですよ? 音無さんの味覚が他の凡夫共より繊細だから仕方のないことなんです」
「毎度ながら滅茶苦茶なフォローですね」
 ひとりハンバーグランチを頼んでいたユイが、呆れた貌でそんなことを言う。
 そこへ――、
「また辛そうなもの食べているわねぇ」
 ひとりで早めに食事を取っていたゆりが、空いたトレイを手に音無達のテーブルを通りかかった。
「正直、きついっす……」
 と、唇を真っ赤にして日向。
「アホですよね」
 なかなかに辛辣なユイである。
「まぁなんというか自業自得とか言いようがないわね。あ、そうだ。音無君、これあげる」
 そう言ってゆりが音無に手渡したのは、ランチに付いてくるデザートである。
「プリン?」
「そうよ。久々に大盛りを頼んだら、予想よりお腹がいっぱいになっちゃったの。折角だからあげるわ」
「あぁ、ありがとな」
「それじゃ、また後でね」
 そんなゆりを、全員で見送る。
「……ゆりっぺってさ、なんだかんだ言って音無との接し方が他の奴らと違うよなぁ」
 と、日向。
「そうか?」
 首を傾げ、音無がそう言う。
「あたしも特別扱いしてると思いますよ」
 と、ユイ。
「遺憾ながら、そのようだな」
 潰しがいのあるライバルと言ったところか、と物騒なことを言う直井。
「確かに、そうかもしれないわ」
 最後に、かなでまでもがそんなことを言った。
「そんなことないって。お前達だって知ってるだろ? ゆりは誰とでもああいった感じだよ」
 プリンはたまたまだって。と、音無。
「よし、それじゃ実験してみようぜ」
 そんな音無に小さく溜息をついてから、日向。
「あ、それあたしも乗ります!」
「僕も参加しよう。どうせ暇だからな」
「いや、お前ら」
 そんなゆりを試すようなこと――そう言いかける音無の袖を、誰かが引っ張る。
 見れば、かなでであった。
「結弦、あたしも参加して良い?」
「え、あー、うーん……」
 言葉に詰まる音無。
 結局。
 実験は、遂行されることとなった。




■ ■ ■



 数十分後。
「ど、どうしたのよ音無君!?」
 対天使対策本部へと続く廊下で本部へと足を運んでいたゆりは、天井からロープでぐるぐる巻きにされた音無に遭遇したのであった。
「だ、誰かが仕掛けた罠に引っかかったらしい……」
 無論、そう言う音無こそが仕掛け人である。
「しょうがないわねぇ」
 スカートのポケットから小さな折り畳みナイフを取り出し、縄を切るゆり。
「サンキュー、助かった」
「気を付けてね。あたしの許可なしでもこう言った罠仕掛けるメンバーがいるから」
「あぁ、気を付けるよ」
「それじゃあね」
「ちょっとまったゆりっぺ!」
 音無のすぐ横から飛んできたその声に、ゆりは眉をひそめる。
「……なにやってるの、日向君」
 そう。隣には、同じような格好の日向がいたのであった。
「お、俺も、誰かの罠に引っかかったみたいでさっ」
 ぶらんぶらんと揺れながら、日向。無論、彼も仕掛け人である。
「遊ぶのもほどほどにねー」
「ち、ちがうって。ゆりっぺーっ! 最後まで話聞いてくれーっ!」
 そのまま立ち去るゆりの背中めがけ、蓑虫のような格好のままぶらんぶらんと揺れ続ける日向の悲鳴が響く。



■ ■ ■



 結局、音無、ユイ、直井、そしてかなでの四人がかりで日向を降ろすこととなったのであった。。
「ほら、やっぱり音無は特別なんだよ」
 関節をこきこきと鳴らしながら、日向。
「そんなこと無いと思うけどなぁ。仮にお前が先だったら俺が無視されたんじゃないか?」
 と、音無。
「はいっ!」
 そんな中、挙手したのはユイである。
「じゃあ次はあたしが日向先輩で実験してみます!」
「いま実験と言わなかったか?」
「しかも俺でかよ」
「だって日向先輩でないと面白く無いじゃないですか」
「面白がってどうする……」
 思わず頭を抱えてしまう、音無。続いて日向が、
「っていうか俺じゃ比較対照にならないのはわかっただろ。比べるのならお前と音無でやらないと意味ないじゃん」
 と、的確に指摘する。
「えー、だってそれじゃ不公平ですよ?」
「なんのこっちゃ」
「まぁいいです、やってみましょう。ついてきてください、先輩」
 そう言って、音無の手を引くユイ。
「ど、何処行くんだ?」
 思わず音無がそう訊くと、ユイはにっと笑って、
「どこって、あたしの本拠地ですよ」



■ ■ ■



 裏庭。正確には校舎間の渡り廊下。
「本当にこれでわかるのか?」
 使いなれぬストラップを調整しながら、音無はそう言った。
 練習用のギターを、ガルデモから借りたのである。
「はい、所謂ストリートファイトです」
 それを言うならストリートライブである。
「音無先輩が校舎の向こう側、そしてあたしが校舎のこっち側で演奏をします。そのど真ん中をターゲットが通りかかったら、どっちかに興味を引かれるわけです。そしてギターの練習量はあたしの方が上ですから、自然とこっちに来る可能性が高いってわけですよ」
 えっへんと言わんばかりに胸を張って、ユイは話をそう締めくくった。
「なるほどな」
 確かに、ユイの言うことも一理ある。
「でもちょっとまった。なんでゆりが真ん中を通るってわかるんだ?」 と、音無。
「だって確認しましたもん」
「誰にだよ」
「私にです」
 いきなり背後からそんな声があがって、音無は後ろを振り向く。見れば、作戦時の連絡役を務める遊佐がそこにいた。なんでも、ガルデモ宛への書類を届けにきた直後(音無がギターを借りている間に)、ユイ達に捕まってしまったらしい。
「本当に、ゆりはここのど真ん中を歩くのか?」
「はい。ゆりっぺさんはまもなくここを通ります。いつもの巡回コースですので」
 こっくりと頷いて、遊佐。
「おっと先輩、そろそろ時間ですよ。準備準備!」
「あ、あぁ」
 お互い、所定の位置について演奏を始める。もちろんその間に遊佐は本部に――戻ることもなく、日向、直井、そしてかなでが潜伏している場所に合流した。どうやら、ことの結末を見守りたいらしい。
「えーと……」
 たどたどしく、ギターを弾く音無。
 つま弾く程度であったが、どうにかメロディになる。ギターを借りる際、ガルデモのメンバー全員からある程度の手ほどきを受けたおかげであった。
 対するユイはというと、自分の好きな曲を弾いて楽しそうに歌っている。
「確かにこれじゃ、不公平かな」
 思わず、苦笑してしまう音無であった。
 だが――、
「何やってるの音無君、もしかして弾き語り?」
 時間通りにやってきたゆりは、音無の方に足を向けたのである。
「あ、いや……」
 まさかこちらに来るとは思っていなかったので、しどろもどろになる音無。
「懐かしいメロディね。でもちょっとずれているわよ。貸してみなさい、ここはね、こうするのよ」
「お、おう……って、あれ?」
 音無からギターを借り受けたゆりは、割と軽快なペースでギターを弾いている。
「こうよ。覚えた? それじゃやってみて」
「あ、あぁ……って」
「ワン・タンっ、ワン・タンっ」
 いつの間にか、向かい側ではユイがギターではなくカスタネットを叩いていた。おそらく、ゆりの興味を引きたいのであろう。
「牛・タンっ、牛・タンっ」
「こ、こんな感じかな?」
「うん、だいぶ巧くなってきたわね」
「ピー・タンっ、ピー・タンっ」
「そうそう、そんな感じ。それじゃ、頑張ってね」
「お、おう」
 もはやドラムを叩くような勢いで、ユイがカスタネットを連打する。



■ ■ ■



「なんか、眼中にもないって感じで無視されたんですけどっ!」
 涙目になって日向に抱きつくユイであった。
 それはどさくさに紛れて日向に抱きついているようにも見えるが、おそらくは、素でそうしているのだろう。
「うまく行ったんだから良いだろ」
 と、抱きつかれたことに対しては、特に反応らしい反応を見せずに日向。
「あたし一応、ガルデモのボーカルなんですよっ!? ばかでっかい看板背負っているってのに、これが落ち込めずにいられるかぁ!」
「いやそれはわかるけどさ、実験が成功したのにお前が落ち込んでどうするよ」
 むしろ、そんなことを言いながら、ユイの頭を撫でるくらいであった。
「っていうかゆりって楽器弾けたんだな……」
 感心した様子で、音無がそう言う。
「基本的になんでも出来るからなぁ、ゆりっぺは」
 なおもユイの頭を撫でながら、日向。
「さてと、次は僕の番か」
 と、車座になって座っていた一同からひとり立ち上がって、直井。
「お前はどんな実験をするんだ?」
 音無がそう訊くと、直井はいつも被っている帽子の庇を少しずらして、
「やだなぁ音無さん。いちいち比較実験なんて、この僕がするわけないじゃないですか」
 晴れやかな笑顔を浮かべて、そう答える。
「え、じゃあどうするんだ?」
「もちろん、直接訊くんですよ」
 片手で顔半分を隠して、直井。
「この僕の、催眠術でね」
「……いや、それは駄目だろ。かなりマジで」
「えー」
「お前の頑張りはわかるからさ、また今度頼むよ。なっ」
「わかりました! 音無さんがそう仰るのなら!」
 いつだってやってみせますよ! と直井。
「……音無が絡むと聞き分け良いなぁ」
 そんなふたりの様子を見ていて、溜息をつく日向であった。
「自他共に認める犬っぷりですね」
 ずっと日向に頭を撫でられているのに、文句ひとつ言わず、ユイ。
「何とでも呼べ。同じ犬でも僕は……音無さんの狛犬だっ!」
「狛犬って二匹一組ですよ。もう一匹は誰なんです?」
「ふむ? ならそこのトイレットペーパーで良いや」
「なんでだよっ!? いや、頼まれたらやるけどさっ!」
「じゃあ犬耳のオプション付けてお願いします」
「ええっ!?」
「そこで嫌がるなよ」
 最初から嫌がれよ……と、音無。
「で、次は……」
「あたしで、最後ね」
 静かにかなでがそう言った。
「かなでは何かアイデアがあるのか?」
 音無がそう訊く。
「あるわ。結弦を返して欲しかったらあたしと勝負しろって言うの」
 相変わらず涼しい貌で、滅茶苦茶なことを言うかなでであった。
「思いっきり悪役じゃないか。折角天使と呼ばれているのに、それじゃ堕天使だぞ」
「……堕天使?」
「そう、堕天使」
「――それって、もしかして」

「『あたしの名前は立華かなで。闇を纏い逆さ十字を背負わされた、最凶の堕天使よ……』」

「こんな感じかしら」
 両手を胸に当て、どことなくうっとりとしと空気を纏い、かなで。
「堕天使というより、駄天使だぞそれ……」
「――格好良くない?」
「はっきり言うと、格好良くない」
「そう……」
 今度は、目に見えて落ち込む空気を背負うかなでであった。。
「でもやるわ。もし結弦が大事なら、ゆりはあたしに戦闘を仕掛けてくるはず」
「本気で攻められちゃったらどうするの?」
 と、日向が手を挙げて指摘する。
「そのときは、そのときよ」
 あくまで表情を変えずに、かなではそう答えた。
「そう簡単には、負けないわ」
 そこには、長い間たったひとりでSSSと互角の戦いを繰り広げてきたことにより裏打ちされた、絶対の自信があった。



■ ■ ■



「あー、なんか今日はやたらと音無君に会うわねぇ」
 日が落ちかけた校舎の屋上へのドアを開けながら、ゆりはひとりそう呟いた。
「案外、ここにも音無君が居たりして――」
 居たりした。しかも、廊下で会ったときと同じように、全身を縛られれている。
 そして、その傍らには――。
「あたしの名前は立華かなで。闇を纏い逆さ十字を背負わされた、最凶の堕天使よ……」
 結局、やっていた。しかもご丁寧に黒いフリルとリボンがあしらわれたドレスに身を包んでいる。
「な、何事?」
 唖然とした貌で、ゆり。
「結弦は預かったわ。返して欲しかったら、その力をあたしに示すのよ」
 と、何故か旧いロールプレイングゲームのボスキャラみたいなことを言うかなで。
「返さなかったら、どうなるの?」
 ゆりが突っ込みを入れる。
「返さなかったら――結弦に、あんなことやこんなことをするわ」
「あ、あんなことやこんなことって何よ!?」
「それはもちろん……」
 説明しようとしたかなでが途中で押し黙る。
「ちょっと、口には出せないわ」
 その頬には、僅かながらも朱が散っていた。
「おーい、かなでさーん?」
 何言ってるんですかー? と音無が突っ込みを入れる。
「なんだか知らないけど――」
 太股に巻き付けておいたベルトに仕込んでおいたナイフを引き抜き、ゆりは構えた。
「戦いたいというのなら、受けて立つわよ?」
 ゆりの目つきが変わり、雰囲気が剣呑なものになる。
「……かなで、もうわかったら『嘘ぴょーん』とか適当に言って場を納め――おわぁっ!?」
 音無を文字通り片手で放り投げ、かなでは臨戦態勢を取る。
 そんな彼女に、ゆりは真っ直ぐに突進していた。



 数十分後。
「――なかなかやるわね」
 刃こぼれしたナイフを逆手に持ち替えて、ゆりがそう言った。
「あなたもね」
 空中における連撃から静かに着地して、かなでがそう答える。
 そのまま、無言での対峙を数十秒ほど続けたふたりは、ほぼ同時に矛を収めたのであった。
「あー、久々に身体を動かした気がする」
 このところ、デスクワークばっかだったからなおさらね、とゆり。
「どうして、本気を出さなかったの?」
 乱れた服装を改めながら、かなでがそう訊く。
「それは、お互い様でしょ」
 お互いスカートや袖は切れていたが、怪我の類は皆無であった。
「本気でやりあっていたら、もっと早く、もっと酷いことになっていたはずよ。お互いに、ね」
 靴を脱ぎ、さらには伝線だらけのニーソックスも脱いで、ゆり。
「そんなことより――今日はみんな音無君と一緒になって、なにをやっているのよ?」
「実験……あるいは、証明かしら」
「へぇ、なんの?」
 脱いだニーソックスを丁寧に折り畳んでスカートのポケットに押し込み、素足のまま靴を履いて、ゆりがそう訊く。
「ゆりが……今恋をしていること。その証明」
 そのままだと下着が丸見えのため、裂けたスカートを持っていた安全ピンで止めていたゆりがこけそうになる。
「な、な、なんですって?」
 思いきり動揺するゆりに対し、かなでは淡々と、
「ゆり、貴方――恋しているのよ」
 はっきりと、そう言った。
「だ、誰によ?」
「結弦に」
「はぁ!? あたしが? 音無君に!?」
「ええ、そうよ」
「そ、そんな……」
 動揺したかのように俯くゆり、そんな彼女の肩を、かなでが優しく叩く。だが――、
「なに言っちゃってるのよ、もう!」
 次の瞬間、ゆりはそのままかなで背後に回り、関節を固めに入っていた。
「ギブギブギブギブ」
 効いているらしい。かなでは無表情ながらも空いている手でゆりの腕を叩く。
 ついでに言うと、お互い服が微妙に破れて居るまま関節技を披露しているため随分と艶めかしいことになっていた。
「あ、ごめん。つい……」
「あやうく落ちるところだったわ。堕天使だけに」
「いや、もうそれはいいから」
 どおうやら、堕天使という言葉をかなではいたく気に入ってしまったらしい。
「でもね、ゆり。この世界ではやりたいことをやっておくべきよ。そのために、この世界は存在しているのだから」
「……そうかもね」
「結弦も、そう思うでしょ?」
 そう言って、かなでは音無を放り投げた方を振り返った。
「――あれ、結弦は?」
 あるのは、フェンスのみである。
「戦闘直前でぶん投げたでしょ」
 やっぱり……と言った感じでゆりがそう指摘する。
「でも、せいぜい十メートルくらいの距離のはずだけど」
「……ここ、屋上よ」
 呆れた貌で、ゆり。
「――あ」
 要するに、フェンスを越えてしまったのである。
 それは、つまり――。
「音無先輩見つけました。ってうわっ! ガンシューティングゲームでどたまぶち抜かれたゾンビみたいになってますよあれ!?」
「お、おとなしぃぃぃっ!」
「音無さんっ! ああっ、そんな姿だと何だか背徳的な気分にっ!」
「放っておいても構いませんが、とりあえず保健室に運んだ方がいいでしょう」
 下の方で、そんな声がわいわいと響く。
 つまりは、そういうことであった。
「……聞かなかったことにするわ」
「……まぁいいけど。とりあえず、音無君のところに行ってあげたら?」
「――そうするわ。それじゃ、ね」
「ええ」
 音無達に合流すべく、かなでは屋上から地上へと飛び降りた。
 それを見届けて、ゆりは校舎の中へと入る。



□ □ □



「恋かぁ」
 階段を下りながら、ゆりはひとりそう呟く。
 生きている間は、そんなこと考えたこともなかった。
 そして死んでからも、そんなことは考えたこともなかった。
 ――やりたいことを、やっておくべき。
 天使と呼ばれた彼女は、そう言う。
「でも奪略愛って、柄じゃないのよね」
 ひとりで、そう呟く。
「まぁ音無君は鈍そうだから、ちょっとくらいならアタックしてみても良いかもね」
 そう思う、ゆりであった。



Fin.




あとがきはこちら








































「ユイのゲリララジオ、略してゲリララ! 今日は予定を変更して下の方でお送りしております! さて今日のゲストはリーダーの――ってなにやってるんですか? 趣味の悪い仮面付けて」
「ゆり? ククク、違うなぁ……。あたしは綺羅星SSS代表、ゆりっぺよ!」
「……なんか悪いもの食べました?」
「綺羅星!」
「話聞いてませんね」











































あとがき



 久しぶりのAngelBeats!でした。
 今回はちょっと趣を変えて、所謂恋バナで行ってみました。
 なんか、自分で言うのもなんですがこそばゆいですw。
 さて次回は……たぶん天使無双かと。

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