「坊ちゃん」 夏目漱石 夏目漱石の代表作の一つである『坊っちゃん』は、1906年(明治39年)に発表された国民的な人気を誇る小説です。 主人公の「坊っちゃん」は、江戸っ子気質で曲がったことが大嫌いな、血気盛んな青年です。物理学校(現在の東京理科大学)を卒業後、四国の松山にある中学校に数学教師として赴任します。 しかし、赴任先の学校は「赤シャツ(教頭)」や「野だいこ(画学教師)」といった卑怯で計算高い大人たちが支配する、狸の穴のような場所でした。正義感の強い坊っちゃんは、同期の「山嵐(数学主任)」とともに、腐敗した学校社会に真っ向から立ち向かっていきます。