コース攻略その2:下市

派手なジャンプとウオッシュボードが特徴の下市。

コース幅が比較的広く、全周がパッシングポイントになりそう。

昨年夏のリニューアル後、2回ぐらいしか走ったことないのですが、試しに書いてみました。
ちゅうわけで、またも役立つかどうかは未知数。
もし、藁にもすがりたい方(笑)がいらっしゃいましたら、お試し下さい。


 ドラの穴その1で、180度バンクは重要なパッシングポイントであると書きました。生駒のバンクコーナーは形が綺麗なため自由度があり、しかも下りぎみのポイントに位置するためイン側が逆バンクになっています。しかし、下市のバンクコーナーは形が生駒ほど綺麗でなく、また下市には基本的にアップダウンがほとんどないためイン側はフラットで、バンクを通ることの優位性があまりありません。したがって、単独走行でない限りイン側を走るのがよさそうです。

 前回、最速ラップを出すにはハイスピードセクションが重要と書きました。が、下市のストレート部には大抵大きなジャンプあるいはウオッシュボードがあり、これらのセクションを速く走るには、コース攻略うんぬんの前に基本的なテクニックの修得が必要で、簡単には速く走ることができません。

 では、比較的簡単にタイムアップできそうなところはないのか?

 あります。(しかし、ホントに簡単と言えるかどうかは分かりませんが)

 それは、図中に黒線で示した、逆バンクコーナー立上がりからトリプルジャンプ手前までのセクションです。ここは本来、基本的にどんなに速く走ってもよいハイスピードセクションなのですが、このセクションの手前の逆バンクコーナーが非常に難しく、立上がりでスピードを乗せるのが極めて困難。そしてその後がS字コーナーとなっているため、アクセルを開け続けるのが困難。そのため、連続ダブル1個目を飛び切ることができず、そしてまた2個目も飛び切れないという悪循環に陥り、多くのライダーはスピードを乗せることなくこのセクションを終えてしまいます。

 ではこのセクションの通過方法を、3つのセクションに分けて考えてみましょう。

 まず赤線の区間。ここは連続ダブル1個目を飛び切れるスピードを確保することが重要で、多少遠回りのラインになってもよいと思われます。したがって、手前のダブル着地点をコース右端に持ってきて、なおかつマシンの向きが既にコースなりに向いているようにしておきます。こうすることで、その後を単なる緩い左コーナーとみなすことができるようになり、アクセルを戻さないでダブルに進入できるでしょう。ただし、なるべくジャンプに対して真直ぐに進入できるよう、ライン取りを試行錯誤しておいて下さい。

 次は緑線のセクション。ここでは次のダブルを飛び切れるよう、さらなる加速が必要です。が、手前のダブルを綺麗にクリアしていても、意外と十分な加速は困難です。それは、手前のダブルを余裕なく飛んでいるため、体が遅れぎみになっていることと、着地のショックと次のダブルでフロントローになるのを恐れるあまり、着地点でも体を前に持っていけないことによるものです。が、ここのダブルはいずれも前転するほど難易度は高くなく、また、ギャップさえなければ着地のショックも大したことありません。ビビらず体を前に持って行っても、危険性は低いのです(これが、このセクションを攻略しようという理由です)。何度も練習して恐怖感を取り除き、着地から踏切りまでアクセルを開け続けられるようにしましょう。

 最後は青線のセクション。ここでは、手前の連続ジャンプをいかにうまく飛んでも、まだアクセルを全開にできるだけの余裕があるはずです。どのみちこの先のトリプルジャンプはほとんどの人には飛べないはずですから、トリプルの手前は少々無理をしてもよいはずです。躊躇なく全開にしましょう。



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