練習方法その2


<かっこよく走ろう>

みなさんは、自分の走りをビデオで見たことがありますか?

まあ、大半の人はあるでしょうね。私がHP開設時に大枚はたいて購入したDVカメラは、今では半額以下で売られているみたいですし。

さて、みなさんは自分の走りを見てどう思われましたか?

なんか変?

そうでしょうね。私もそう思いました。

で、どこがどう変なのか分りましたか?

分らない?

そうでしょうね。私もそうでした。

最初は、違和感を持って見てて、どこが変なのか特定しようとするのですが、やっぱり分らない。

そのうちに、体型のせいにしてみたりなど、どうでもよくなってきて放置してしまう。

そんな方が多いのではないでしょうか?


しかし、一目見ておかしいと思ったら、どこか確実におかしいのです。

そして、おかしいのには必ず理由があります。

自己流のおかしなライテク論が、知らず知らずのうちにフォームに現れているのです。

フォームとは、「オレはこうやって走るんだ」という姿勢(考え方)の表れであり、結果でもあります。

どんなフォームであれ、走行中、フォームが乱れず一貫したフォームを取り続けていられるとすれば、それは姿勢(考え方)が間違っていなかったという証明であると言えます。


だとすれば、どことなくおかしく見える自分のフォームを放置することは、おかしな自分の考え方を放置することになります。

そこで生じる練習のロスは、図り知れないものがあるでしょう。(もちろん、全く上達しないわけではないのですが・・・)


私の場合、真剣にフォーム矯正を考えるようになってから、非常に重要なポイントの1つに気付くまで半年かかりました。

それも、都度撮影してもらうビデオの比較からではなく、練習中にひらめいたアクションからでした。

そのひらめきを持った上で、半年前の自分のビデオを見て、どこがどうおかしかったのかが見えました。
(今思えば、なんでこんなことを半年前に気づけなかったのかと思うような内容です)

ということは、ひらめきのない状態では、おそらく自分の走りは自分で見てもどこがおかしいのか分らないのです。

なぜかと言うと、ビデオの中の自分は、おかしなアクションであれよかれと(無意識に)思ってやっているのです。そして、見ている自分もそのおかしなアクションをよかれと(無意識に)思って見ているのです。

もし私と同じ取り組み方をすれば、みなさんはステップアップのためにとんでもない時間を要することになるでしょう。


そこでおすすめしたいのが、自分のビデオを他人に一緒に見てもらい、おかしいと思うところを全て指摘してもらうことです。

できれば素朴で辛口なコメントをしてくれる、素人の方がよいでしょう。(とはいえ、MXを全く見たことがないど素人はまずいかな?)

そして、指摘してもらったおかしな点1つ1つについて、なぜそういうフォームをとっているのか、自分自身に説明してみて下さい。

説明できないなら、なぜ説明もできないのに、かっこよく見えない(おかしな)フォームをとっているのか考えてみて下さい。

プロライダーのフォームがかっこいいのには理由があります。

速く走るために必要な共通事項をプロライダーは持っているのです。

自分のフォームがかっこよく見えるようになるまで、追求を続けましょう。



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