マグラの草子

(3月分)

 

3月31日(日) 苦行。

 5時前に目覚める。よって、ライディングギア一式を持って下市へ。ぬかるんでたらやめようと思って行ったけど、これ以上はないというくらい素晴らしく綺麗に整備されていたので出る。それから、未だに飛べない旧フィニッシュ後のコブのダブル(世間ではあんなものはダブルとは呼ばないらしい)も、踏切り着地とも安全になっていた。実はこのダブルが飛べないというのがレースに出るのを躊躇させていたのだ。それに今日はIA、IBともに少ない。とまあ好条件だらけで嬉しい。
 欲を言えば、フィニッシュジャンプをなくすか、テーブルにしてくれるとなお嬉しい(追突されそうなので)。まあ、そこまでしたら、世間一般の人にとって面白くないコースになるのでしょうがないか。

 んでまあ、練習走行。相変わらず単なる邪魔もんの私。もちろん辛いけど、先日の名阪の練習走行から比べたら天国みたいなもんです。おかげで腕パンパン。

 ほんでまあ、決勝レース。もちろん最初から最後尾です。IA混走ですが、いくらなんでも1周や2周でラップされたりはしませんので、最初だけはマイペースで楽しめました。が、IAの中でも突出して速い全日本チャンプも走ってますんで、だんだんと「そろそろ来るんちゃうか?」と後ろが気になります。
 実際にラップされ始めたらもう無茶苦茶です。レースなのに手挙げて「僕は飛べません」ちゅうて後ろのライダーに合図したり、止ってしばらくよけてたり。今日の台数からしたら、そこまでせんでも、ちゅう感じではありますが、なんせ10分もしないうちにヘロヘロになり、流すだけでもしんどく、休憩してるという感じでもありました。が、ギヤ入れたままの休憩なので、クラッチ握りっぱなしで、アクセルも煽らないとエンストしてしまうんですが、そのアクセル煽るのもしんどい。よって、他のライダーの切れ目を見て早めに復帰をくり返す。

 ほんでまあ、完走。今回も応援して下さる方がいらっしゃったので、心細くなく、それなりに楽しめました。ただ今回は無茶苦茶疲れました。そういや、以前もこんな感じだったなあと懐かしさも感じました。

 それから、今日はdoiさんがIBデビューされました。アホな私に感化されたんでしょうか? しかしまあ、doiさんも私程ではなくても辛さを味わったと思うので、もうしばらく出ないかもしれませんねえ。(^^;

 それにしてももうちっとIBの参加台数は増えんのかねえ。わしでも走っとるんやから、恐いから とは言えんぞ。(恐いけど 笑)

3月30日(土) 少しは乗りやすくなるといいのだが。

 午前中はパソコンをいじる。午後からはまずクラッチ交換。ちゅうても、1号機と2号機のを入れ替えただけ。中古のクラッチは何セットかあり、そのうちの1セットは多分まあまあだと思うんだけど、それがどこにあるのかよく分らないのだ。ゴミみたいなクラッチをいつまでも持ってるからこうなるんですねえ。

 その後は洗車してサイレンサー交換、プラグの掃除、キャブセッティングの変更、サスペンションセッティングは標準へ。いじりながら、「今までこんなセッティングやったんやあ」なんてことを思う。

 こんな私ですが、NBで近畿選手権フル参戦した年は、レース毎にキャブ、サスセッティング、タイヤ銘柄、空気圧、その日の路面状況、何速でスタートしたか、どういう展開になって結果がどうなったのかなどなど、細かいレース日記をつけてたんですねえ。が、シーズン中盤で予選落ちを連発してからなげやりになってやめてしまいましたが。そういう時こそ記録が必要なんですが・・・。

 それにしてもその頃は、レースに合わせた体調管理で、肉体的にも精神的にも充実してましたねえ。風邪ひかないようにするのはもちろんのこと、下痢したりするのもダメ。以前も今も、大抵季節の変わり目には風邪ひくんですが、その年はホントに風邪ひきませんでしたねえ。なんかちょっとおかしいなと思ったらうがいしたりしてましたが、しかし一番は精神的なもんによるところが大きかったのでしょう。

 MXが世間的に見ていいもんかというと苦しいですが、やっぱり人間なにか真剣に取り組むもんがないとダメですねえ。

3月29日(金) 満開なんかな?

 久々に会社の後輩と飲む。結構忙しいらしいが、今日は定時退社の私に合わせてくれたらしい。あげくに、彼におごってもらったのだった。(^^; 何者なんでしょう、私は。

 帰りはコンビニに寄ったせいで、桜並木を通る。夜見ても桜は美しい。私、バイクや電子工作みたいなもんにしか興味ないと思われてるでしょうが、結構花は好きなんですねえ。ちゅうても別に花の名前を知ってるとか、花言葉を知ってるとかいうわけじゃありませんよ。ただ、きれいなものを見るのが好きなだけです。

 通勤路に花屋があるので、時々なんかの種でも買って帰りたいなあという気になります。

 が、現実は、私の部屋の中にはバイクか電子工作に関係あるものしかないのですね。(^^;

3月27日(水) あ〜、雨降らんといて@全日本

 ようやく全日本の受理書が来た。ゼッケンは「171」。ん〜、なんかどっかで見たようなゼッケンやなあ。まあ、100番台は実際結構おるはずやから、そんなもんか。

 それにしてもCR、ちったあマシな状態に仕上げんと、やっとれんなあ。そりゃまあ、はなから最下位を走るつもりではおるけど、一応気持ちよく走りたいしね。今まで、「エンジンは勝手に吹け上がらんかったらええ、サスはジャンプで底突きせんかったらええ」、ぐらいの考えでしかいじらんかったけど、先日のYZFの印象からして、もうちょっと真剣にセッティングせんと。セッティングに費やす時間と労力がもったいないのであまりいじらんかったけど、せめて、キャブだけはなんとかせんとなあ。

 いいマシンはいいが、そこまで持っていったり、維持したりするのは大変なんやろなあ。

 まあ、なにはさておき、まずはクラッチ&プラグ&エアクリーナー交換やわな。(^^;

3月25日(月) まんざらでもなかったりして。

 なんかまだ書き足りないので今日も書いてみると、イオロイッチーニのYZFの乗り味は小春日和の縁側でのうたた寝。その天国のような乗り味を体感した後に1周だけ自分のマシンに乗ったが、それはまさしく拷問だった。

 実際、レースの時はどこのコースも整備してあるからよかったけど、練習(特に名阪)では拷問のように感じていた。でもそれはみんな同じで、みな拷問に耐えて走っているのだと思っていた。

 しかし昨日は「このマシンに乗る奴には勝てん・・・」ホントにそう思った。もしかして、まわりの奴はこんなに楽しとったんか!? そんな感じ。
 まあ、私が調子づいとった時はYZ250Fなんてなかったし、今でもまだ少ないけど。
 そして、実際のところ、あのギャップの走りやすさが、4stエンジンによるものなのか鉄フレームによるものなのかイオロイッチーニのチューンによるものなのか、はたまたそれら全部が合わさったからこそのものなのか、現時点ではさっぱり分らない。しかしなんか鉄フレームによるもののような気がしてしゃーない。だからフレームの変わった'00以降のCRに乗ってみたい。

 が、それとは別のところで明らかにエンジンのアドバンテージを感じた。私は不器用なのでクラッチでパワーコントロールをしながらパワースライドぎみにコーナーを立ち上がるというのが未だにできない。ジャンプの踏切りでも同様にアクセルでやるのと同じようなパワーコントロールが必要と思われる場面がある。が、やはりできない。
 今後はそれを身に着けなければとずっと思ってきたが、YZFは右手だけで自分のやりたいことができそうに感じた。突きつめたらYZFだってやっぱりクラッチ操作が必要なのだろうが、相当な部分をカバーしてくれそうだ。イオロイッチーニと話したが、もうそういうのは無用の長物になるのか。そういう操作が必要なマシンがなくなっていくと思われるのに、これ以上2st 125ccに乗るのは無駄に思えてきた。

 30代のモトクロス、それには鉄フレームの4stマシンが必要だ。洗脳され過ぎかもしれんが、もう私の頭の中はそれ一色。

 YZ250F、それはおっさんをやる気にさせるマシンだ。

 (ひょっとすると、これはイオロイッチーニの作戦なのかもしれない)

3月24日(日) 王将に餃子がなかった!!!

 今日はイオロイッチーニと名阪へ。ホントに全日本にエントリーしたので、1回じっくり走りたかったのだ。またIAやIBがいっぱいおるんじゃないかとか、ボコボコなんじゃないかと思いつつ行ったが、台数は少ないし、路面も名阪にしてはまだマシだった(ちゅうてもギャップ嫌いの私にはきつい)。

 ほんでまあ、まずフレックスグリップの硬さ調整パーツを最弱に(3段階ある)。で、名阪は相変わらず寒く(土曜は雪が降ったらしいし、今日もみぞれ)、エンジンの調子が非常に悪い。今日はさすがにキャブセッティングをいじらんと走れんのじゃないかというぐらいひどかったけど、何周か走ったら、一応動くのは動くという状態になったのでとりあえずそのまま走る。
 が、やっぱりある回転域から急激に吹け上がり走りにくい。クラッチが滑っているような感触。クラッチを交換しようかとも思ったが、とりあえずキャブセッティングのみ変更。ジェット類を外したら分かったが、やっぱり夏のセッティングのままだった。
 で、走ってみるが、やっぱりなんか変。とはいえ、アクセルをまともに開けられるポイントなどほとんどないので、はっきり分らない。帰る間際になってやっとはっきりしたが、やっぱりクラッチが滑っていた。
 まあ、マシンの状態が悪いことが分かったので、それだけでも来たかいがあったな。

 で、今日は4stモトクロッサー初体験。イオロイッチーニのYZ250Fに乗せてもらう。印象は・・・。激的だった。凄かった。信じられないくらい自分のマシンと歴然とした差があった。まずエンジンが違う。ギャップで加速できる。そしてサスが違う。ギャップで疲れずしかもジャンプの着地でも自分のマシンより安心できる。苦痛でしかなかったコーナー立ち上がりのギャップが、楽しいとすら思えてくるほどいい。ジャンプの踏切りのアクセルワークも今まで通りでいける。
 唯一気になったのはエンジンブレーキで、今までと同じ感覚ではコーナーの進入スピードが落ち過ぎる。が、立ち上がりが断然有利なので今すぐ比べても既に自分のマシンで走るより速いのではないかと思う。

 今まで2stがなくなると聞く度に、「2st 250ccはなくなっても2st 125ccはなくならないのではないか?(超軽量だから)」と思っていたが、今日は走りながら「これは、なくなるな」と思った。(ちなみにイオロイッチーニのマシンは、かなり手間暇かけて整備してあるので、単にYZ250Fだからいいというわけではない模様)

 で、まあ、エンジンの違いは納得できるが、サスは・・・? 私のマシンはとにかく硬い。跳ねる、疲れる。ならジャンプの着地だけはええんかというとこれまた違う。着地が楽なほどサスを硬くしたら、荒れた路面が走れなくなるのだ。今までは、モトクロッサーのサスっちゅうのはこういうもんなんやろうと思っていた。
 が、イオロイッチーニのマシンはそれを両立していた。んで、そのことをイオロイッチーニに言うと、「それはサスじゃなくて、'98CRのフレームの硬さなんですよ」と言われた。目からウロコだった。今までフレームの硬さなんて自分が体感できるようなもんじゃないと思っていた。できるとしても、それはコーナーの曲がりやすさみたいな形でしか表れないようなもんだと思っていた。

 これが本当なら'98CRなんか乗ってる場合じゃない(イオロイッチーニは'99CR125に乗ってたので本当だろう)。今私は、'00以降のCR125に乗ってみたい。そこで、ギャップの走りやすさを感じたら、もう'98CRには乗れない。

 YZ250Fに乗るのはむちゃくちゃ楽しかったが、しかし何か今まで信じていたものがガラガラと崩れていくようで、テンションの下がった1日だった。

3月23日(土) ありがとう。 

 今日はnaitohさんとイオロイッチーニが下市に行くとのことだった。下市を走りたいのは走りたいが、前日雨だった。マッドでは、いくら気をつけても転けると思うので、私は行かず。

 そのかわり、今日はタイヤを4本交換。本番用前後、準本番用前後。動くのは1台とはいえ、一応同じマシンが2台あるわけで、ホイールはスペアとして使える。私はタイヤ交換大嫌いなので、スペアホールができて本番用と練習用を使いわけられるのは嬉しい。が、できれば本番、準本番、練習の3セットあるとなお嬉しい。(あ〜、人間の欲は限り無い)

 で、晩からはササベッチの追いコンに参加。思えばササベッチには大変お世話になった。世話になりっぱなしだ。4月から一流企業の社員となるわけなので、しばらくバイクに乗ることもないでしょうが、ぜひまた遊んで下さい。

3月22日(金) いつ完成するんやろ。

 ここのところ、データロガーのデータ取り込みソフトのスピードを上げるためのプログラミングの勉強ばかりしている。Cで作ったプログラムとBasicで使ったプログラムを連携させる方法を。少しづつ進歩はしているが、まだまだだ。

 スピードは遅くてもとりあえず取り込めるソフトができあがっているのだから、本来ならソフトよりハードをいじらないといけない。が、どうも今はそっちをやる気になれない。

 まあ、何もやる気がないわけじゃないからええか。

3月17日(日) ベストテクスクールでも行くか。(うそ)

 ササベッチ就職のため、今日がとりあえずのラストランちゅうことで、ササベッチ、イオロイッチーニ、wadaさん、doiさん、私の5人で下市へ。再来週は下市でレースなので混雑してると思ったのだけど、それほど多くなかった。元団長は1速ギアが壊れたとかで来ず。

 で、走ってみるに、簡単に底突きすることがなくなったかわりに、左手のマメが急成長。痛いなあと思って見たら血が滲んでおった。もうよう走らんちゅうくらい痛いので、遅ればせながら先日買ったボイセンのフレックスグリップ(力がかかると微妙にグリップが動くやつ。マメだけでなく、手首に優しいとのことで購入)を装着。
 しかし、走り出したらフレックスグリップのことは忘れていたので、効果の程は不明。最後の走行で確かめようと思ったけど、その時には既に走り始めからクラッチレバーを握れないくらい握力が低下していたので、わけわからず。

 しまいには、ウオッシュボードでのハンドルの振られに耐えられる自信がなくなってきたので止め。最初からフレックスグリップ着けといたらよかった。

 で、今日はテーブル跡にできた小ダブルを飛ぼうと思って行ったのだが、結局飛べず。だいたい、その手前のコブからして嫌だ。なんか単にびびってるんじゃなくて、要するに下手くそなんじゃないかという気がしてきた。(--)

 とまあ、走りの方はいまいち納得できんかったけど、wadaさんのリクエストで持っていったデータロガー、特にスロットルセンサーがバカ受け。(笑) 他には、なぜかdoiさん主演のビデオ撮影があった。で、ササベッチからはベストテクハンドルバーをもらう。(わしゃ、欲しいけど高くてよう買わんかった)

 夜は元団長も参加で飲み。wadaさんが日頃のストレスを発散していた。

 あー、今日も怪我なく走れてよかった。

3月16日(土) これでマシンはほぼ完璧!

 昨晩、またもスーパークロスのビデオを取り損ねる。そのかわりと言っちゃあなんだが、結構早起きしてCR1号機(エンジン不動)と2号機(先日買った中古)を駐車場に運び、エンジンを積み換え。

 なぜ積み換えか? やっぱり2号機のステアリングヘッドのベアリングはおかしいし、フロントサスペンションの油面が低いため柔らかく、簡単に底突きするのだ。
 まあ、それだけなら、エンジン積み換えるより、単にベアリングの打ち換えとサスペンションの油面調整の方が簡単なんじゃないの? という感じではあるが、未だベアリングを購入していないし、サスペンションの状態(オイルの劣化度など)は1号機の方がよいはずなので。

 しかしまあ、駐車場に2台もバイクを並べて店開くと苦情が来そう。半日あったらいけるかなと思ってたけど、なんやかんやで結局ほぼ1日がかり。

 その後はビデオ編集とデータロガーのチェック。先日レースに出たこともあり、全てのセンサー類をバイクから外したので、それらを部屋の中でテスト。どのセンサーも故障しているような様子はない。試しに、データロガー本体を揺すってみると、実走行テストの時と同じように全チャンネルのデータがおかしくなった。振動で本体がおかしくなるということは分かったが、それ以上の原因追求は簡単にできるとは思えないので中止。

 あ〜、めんどくさ。

3月14日(木) 直ってたつもりだったんだけど・・・。

 3ヶ月ぶりに病院に行った。とにかく1回行かなあかんと思ってはいたのだが。

 結果としては、なぜか未だに黒く写る隙間があって、正直ショックを受けた。最近はギャップでも、激しくハンドルを弾かれない限り痛くなかったので。転けたり、大きめのダブルをショートしたりしない限りは大丈夫そうで、最近は体より心の回復が足りんくらいやなあと思っていた。
 で、骨の曲がり具合も、「なんか下市のZコーナーみたいやなあ」ちゅう感じ。(だいぶ大袈裟)

 スポーツ専門の病院に行ったらというアドバイスも受けたりはするのだが、手術は受けたくないのだ。もう、日常生活に支障をきたすようなこともほとんどないし、それなりにならバイクにも乗れる。手術受けたら元通りになるとして、「で、どうすんの?」ちゅう感じ。今後もMXに打ち込むのか? ホントにそれでええんか? そんなどうどうめぐりをしておるわけですな。

 まあ、そんなことを考えながら、やっぱり乗ってしまうんでしょうけど。

 それにしても、まだコルセットを着けなあかんらしい。最近ではコルセット着けるのはバイクに乗る時ぐらい。

 今さらよう着けんで。

3月10日(日) 我ながら。

 オレって凄いと思う。

 何がどう凄いのか? 今日は名阪で近畿選手権第3戦でした。出てしまいました。出場をホントに決定したのは本日の午前4時半。金曜日あたりから「出ちゃおうか?」と本気で考え始めていて、ゼッケンを作成。が、土曜の晩には「やっぱやめよう」と思っていた。が、土曜の夜は眠りが浅くて、3回ほど同じような夢を見た。内容は全てレースに出場するためにコースへ向かってるような感じだった。そんなものを立続けに見て、おまけに4時半に目覚めてしまっては出るしかないやろうと。

 とはいえ、出るとは言ってもシングルジャンプ以外は全てなめるつもりだし、コーナーも転けん程度、ストレートも死なん程度に走って、要するに練習(お遊びで全日本出てみようかなと思い立ったのが始まり)のつもりで走ろうというだけである。なんせ名阪なんて怪我して以来1年半もの間走ってない。

 が、普通の近畿選手権に出たというだけなら、「アホやなあ」という程度のことです。何が凄いのかというと、全日本前のレースに出たことです。IBが多いのはもちろんのこと、IAも多いです。当然この時ばかりはIBも予選があります。でも、ということは、予選だろうが決勝だろうがIBだけで走れるわけです。もちろん、はなから予選通過しようなどという気などありませんが。
 が、誤算がありました。公式練習はIA,IB混走なのです。しかも、IAもIBも通常の近畿選手権とは台数が全く違うのです。IBも今日みたいな日に出て来ようなどという人は、ジャンプをなめたりなんかしません。みんな血走ってます。そのような人たちの中にまじっての公式練習は「恐怖」以外の何ものでもありませんでした。

 言ってみればおちゃらけ気分で出てきたようなもんですが、そんなおちゃらけが許されるような瞬間は全くありませんでした。左によけててもさらにその左から抜かれるし、後ろのやつとは距離は開いてるから次のコーナーぐらいまでは自分の好きなように走れると思っても、スピードの差があり過ぎて、あっちゅう間に追いつかれてしまい、常に後ろを向いて走らなければなりません。それでも1人づつ来てくれるのならまだマシですが、次々と束になってやってきます。

 途中、もう耐えられなくなり、コース脇に止ってよけてたんですが、1回よけると、連中の途切れる瞬間がなく、そんな中に復帰していくのはもの凄い勇気がいり、できません。さすがに、こりゃ迷惑やし、恐いし、練習にはならんし、あまりに無謀、ちゅうか場違いで恥ずかしくみじめだった。もうやめて帰ろうか、そんな感じでしたが、やめるにしてもとりあえず復帰して半周ぐらい走らないといけない。その場で公式練習が終わるのを待つのも変やしということで、結局復帰して恐る恐る走る。

 練習終了の旗が振られた時は嬉しかった。今までなら、「もう終わりかいっ!」ちゅう感じだったのに。とにかく、恐怖で目を見開いた少年(いや、おっさん --;)みたいな状態でパドックに帰ってきた。もう、予選走ろうなんていう気もほとんど消滅しかけてたけど、予選はIBだけだし3周(?)だけだから、最初から最後尾を走ってればラップされへん限りマイペースで走れるやろうということで出る。ただ、公式練習のイメージからして、ホントにラップされるんちゃうか?されへんかったとしても、半周ぐらいのうちに誰も見えなくなるんじゃないかと思ってました。

 が、蓋を開けてみたら、1周目は団子状態で走ってるためペースが上がらないようで、思った程離されませんでした。さすがに2周目には完全に置いていかれたようですが、それでも前に1人だけいたので、みじめな気持ちにはならず、また、自分の好きなように走れるので、非常に楽しめました。結果はもちろん最下位ですが、公式練習の時とは違って、なにかすがすがしい感じがしました。まあ、恥かくのも目的の半分ぐらいを占めてたので、予選最下位という結果はまったく気になりません。

 ただ、今日はやってはいけないことを一つやってしまいました。下見も何もなく、1年半前とはコースが変わっている可能性が高いにも関わらず、1周目から登りのストレート後をスピードを載せたまま飛んでしまいました。飛んだ瞬間、「あっ! やってもうた」と思いましたが、着地点は以前と同じくどこに着地してもよい形状だったのでセーフでした。もしあれでコブの一つでもできてたら、また病院送りになるところでした。

 でもまあ、ともかく怪我もなく最終的には楽しめたし、上出来の復帰かな?(笑)

 そうそう、車検でサイレンサーの形状不適合でひっかかり、nakanishi兄貴、naitohさん、イオロイッチーニに手伝ってもらってパイプカットしてぎりぎり合格しました。御協力ありがとうございました。他にも、見るに耐えん姿を見守って下さった方、ありがとうございました。

 次回いつ参戦するかは未定です。

 もう恥もかいたし、恐怖も味わったし、ある意味恐いもんなしやな。(笑)

3月7日(木) こんなんです。

 先日取得したデータ、どんな感じかここに載せたかったけど、Windowsパソコンの画面を画像ファイルとして保存する方法が分らず(もう、ビデオでパソコンの画面を撮影するなどという原始的な方法は嫌だ)、またその画像ファイルをWindowsパソコンからiMacに移す作業も大変そうなのでほっといた。
 が、今日思いついてやってみたらできた。

 ちゅうわけで、興味のある方はご覧下さい。見ても「だからどうなん?」ちゅう感じでしょうが。(^^; ちなみに今のところ、まともに取れてそうなのはスロットルのデータだけなので、それしか載せてません。

 スロットル開度のデータ(下市にて約18/1000秒間隔で採取。多分、1周2分丁度ぐらいで走行)

3月3日(日) まあ、怪我さえなけりゃええか。

 昨日よりは早起き。9時過ぎ下市着。まず、ステアリングヘッドの締め付けナットを緩める。次はハンドル交換。1代目のCRにつけてたエバーツレプリカに。昨日違うハンドルで乗ったせいか、はたまた実はエバーツレプリカが変なのか、つけ替えたら変なハンドルに思えてきた。昨日のハンドルは最初からほとんど違和感なかったんやけど・・・。

 その後は、センサー類の付け替え。布テープで巻いてたので、いかにもかっこ悪い。透明ビニルテープを買ってきたので、それを使ってゼッケンの裏側のフロントフォークに装着。振動対策でスポンジテープも貼る。データロガ−本体も着けたり外したりをくり返すので、マジックテープで固定。こいつにもスポンジテープを貼る。これで、はた目にはロガーとセンサーを結ぶ電線だけが見える状態になり、だいぶすっきりした。

 ほんでまあ、コースイン。数カ月ぶりに来た下市は、一部のジャンプが変わっていた。まず1コーナー後の小さなテーブルがなくなっていた。次のテーブルもなくなり、かわりに小さなダブルができていた。あと、逆バンクコーナーの幅が広くなったような気が。そうそう、ウオッシュボードとその入り口も変わっていた。

 とまあ、結構変わっており、新しいコースを走るのは楽しい。で、大きなジャンプは飛べないし、ウオッシュボードもなめなめに近いけど、新しくできた小ダブルは「これぐらいは飛ばなあかんのとちゃう?」という強迫観念にも似た感じを受け、チャレンジ。すると、何か分らんけど踏切りの直前で、まるでリアタイヤが空転しているような感じがした。緊張して体が固くなっていたこともあり、見事ショート。転けそうだったけどなんとかセーフ。
 しかし、なぜ何がどうなったのかさっぱり覚えていない。何速で飛んだのかも覚えていない。よほど緊張していたのか・・・。納得はいかんけど、どうにも気持ち悪いのでその後は完全になめなめ。

 しかし今日は、非常に楽しめたセクションもあった。トリプル前の連続ジャンプ。整備されていることと、おそらく1個目のジャンプの踏切りがなだらかになっているのだろう、なんだか分らんけど4速に入れることができ、まん中のダブルをアクセルオフで飛べた。とはいえ、フロントローの恐怖があるので、踏切りで足を踏ん張っており、これではアクセルオフで飛ぶ意味がないか・・・。とにかく楽しめはしたのだが、気持ちに余裕がないので、体はかなり固かった。

 んで、データ取りは3回実施。1、2回目のスロットル開度のデータを見ると、今日は結構まともに取れてそう。が、ジャイロセンサーのデータは変だし、フロントサスセンサーに至っては動作している気配がない。コネクタをぐりぐりいじった後、3回目のデータ取りを行ったが、なんと全センサーのデータが異常。(どうなってんの?) 現時点での推測では、多分電源が弱いから。フロントサスセンサーは、それ1個で他のセンサー+データロガー本体分くらいの電力を消費するので。
 しかしなあ、1回は机上で全センサーを取り付けて動作確認したと思うんやけどなあ。気のせいか?

 んで、今日はリンクページ「DIRT LIFE」のJr.さんにお会いする。彼は極寒の名阪で最下点の池にYZ250Fを水没させたお方である。引き上げて水抜き作業等をしていたら、マシンのフレーム等には霜が降り、外装からは氷柱が垂れ下がっていたという。ああ、冬の名阪は恐ろしい。(でもだいたい、あそこは年中恐ろしいのだ)

 今日は20分ぐらいを3、4回走ったのだが、最後の方は左手の握力がなくなっていた。そして、帰り道には腰が痛くなっていた。昨日の晩は、ただだるい感じだったのだが。まあ、下市に行ったら昔からいつも腰が痛くなっていたけどね。(しかし、以前とは走行量が全く違うのだが)

 握力アップとおもりの除去が当面の課題かな。

3月2日(土) マシン良好。データロガーぼちぼち。体もまあまあ。

 早起きできませんでした。なんという、ていたらくでしょう。しかし、11時ぐらいには生駒着。空気圧調整、足まわりのボルト類の点検、チェーン調整、冷却水補充、エアクリーナー交換、キャブガス抜き、ミッションオイル交換等を大急ぎでやる。本来なら、ハンドル交換、レバーやペダル類の調整もしたいところだが、結構私好みの位置におさまっており、特に違和感なし。
 ただ、ステアリングヘッドのベアリングが渋そう。まあ、ボールベアリングではないので、ベアリングそのものが傷んでいる可能性は低いと思う。締め付けナットを緩めれば解決するだろう。しかし、今日はそこまでやってる時間がないのでそのまま。

 で、エンジンはすぐかかり、特にキャブセッティングの変更も必要なさそう。前オーナー(ED)の好みでサスペンションが軟らかくしてあったので、最初、ちょっと気持ち悪かったが、すぐに慣れた。

 で、マシンは問題ないことが分かったので、次はデータロガーのテスト。センサーの取り付けを行う。途中、goroちゃんがやって来る。怪し気な様子を見て笑っていた。

 んで、センサーを付けて2回走行。1回につき約2分間のデータが取れる。一応、パソコンへのデータ転送、保存まで出来たが、データは変。多分、衝撃を受ける度に接触不良になっているのではないかと思われる。詳細不明。
 
センサーの配線をして喜ぶ私
 
これがデータロガー本体だ!(笑)

 あとは、goroちゃんもDVビデオカメラを購入したので、私の走りを撮影してもらう。撮影される立場になると舞い上がってしまいますね〜。ダブル以外は一生懸命走ったけど、ビデオを見ると、「ガクー」っちゅう感じ。

 ああ、でも面白かったな。しかし、つい調子に乗ってしまいそうになるので、自分をコントロールするのが難しい。まあ、ダブルとストレートのギャップに気をつけてたら大丈夫やろう。

 マシンのテスト、データロガーのテストが主たる目的であったので、「練習」という感じではなかったのだけど、座って飛ぶ練習はした。長いことまともに乗ってないのだけど、イメージだけはいっちょまえなのだ。(^^;

 明日も行こうっと。(でも、明日の生駒はレースなので走れませんよ)

3月1日(金) 明日天気になあれっ!

 苦節1ヶ月半。とうとうニューマシンゲット!

 もちろん、CR。もちろん、125cc。もちろん、'02。

 じゃなかった、'98。いやいや、これでいいんですよ。同じ値段で'98と'01が出てても、'98買うんですよ。私は。なんか嬉しくて舞い上がってしまいそうなので、帰りは事故らなように気をつけて帰る。

 で、このマシンはワンオーナー車じゃなく、最初のオーナーはNAで整備士で怪我して売ったらしかった。試しに最初の持ち主が誰かきいてみた。よく知っている人でした。世の中、いや、モトクロス界は狭いですね〜。(笑) 今度その人に会ったら、程度のほどをきいてみましょう。

 で、データロガーのためのパソコン側のソフト。データを取り込んで、グラフ表示はできるけど、データの保存ができなかった。ここ2、3日悪戦苦闘していたが、一応保存できるようになった。ただし、一度保存したデータを再度読み込む際にはかなり時間がかかる。まあ、速度は今後改良の余地があると思う。

 ちゅうわけで、ここはやはり明日こそテストでしょう。明日は早起きしようっと。

 そうそう、携帯は復活しました。が、データは全て消えたままです。バグってるんでしょう。またそのうちに消えるに違いありません。が、いらぬ出費はしたくないので、とりあえずこのまま使うつもり。今度こそ紙に書き出しておこう。やっぱり紙が一番ですよ。

 みなさんも気をつけましょう。



 top