マグラの草子

(7月分)


7月31日(日) MXに関しては、以前よりはいろんな考え方を受け入れられるようになってきたかな?

 6時起床で9時前下市着。昨日走れなかったせいでしょうか、起きるのに苦痛はありませんでした。で、平日のうちに練習用タイヤに戻しているので、体勢は万全です。

 で、まずはhirataさんに練習方法など伝授してもらったり、とてもかわいいお嬢ちゃんに煎餅もらったり、CRM80改造(予定?)秘話などを伺ったり。で、IB #170 kanataniさんとも先週のレースについてひとしきり盛り上がったりなんかしてたら、ようやくohtani氏着。結局私も午前中1本しか走らず、また午後からも2本ぐらいしか走らずでした。

 まあ、本日は怪我すると非常に困るし、今年はもう下市で近畿選手権はないので、今がむしゃらに走り込んでもしょうがない。それに暑いしね。(^^;

 ほんで、今日は隣接する「カブト虫の森」が大盛況で、なんと60人乗り(?)の大型バスまで来る始末。こりゃ近々乗っ取られるな、って感じでした。(笑)

 で、今日は主に1コーナーと逆バンクをレールとして走る練習をしました。で、ビッグジャンプは終始なめようと思っていたのですが、kanataniさんとバトるとやはりテンション上がって来て何回か飛びました。しかしショートすることが多いし、一度だけ助走がばっちり決まったら逆に怖くなり一瞬戻してしまい、結果ショートといった感じでした。kanataniさんに、「座って飛んだら全て解決!」と座り飛びをすすめられたのですが、実は私2、3年前から比較したら座り飛びがある程度できるようにはなったものの、飛距離アップのために座って飛んだことがないのですよ。というわけでやめておきました。

 それから、ウオッシュボード入口のキャメルジャンプも、飛び越せとの指導を受けました。確かにこのジャンプだけをとってみたら、さして危険なわけではないやろうし、最近の1コーナーのスピードからしたら飛ばない方が不自然だとは思うのだけど、躊躇して2個目に当てつつアクセルを開けたら、着地点がウオッシュボードになってしまうので、ふんぎりがつかずこれまたトライせず。

 というか、一度最悪の状態に近い状態を試してみたら、やっぱり着地で凄い衝撃を受けてしまい。もう左腕が痛くて、走る気が萎えてしまった。実は必死になって走っていた先週の125のレースの時、1、2周目のバックストレートのシングルジャンプで、もうわけも分らずアクセル開けたら着地で未だかつてない衝撃を受けてしまい(たぶん速いライダーが作った穴にフロントを落としてしまったと推定)、それ以降左腕の調子が非常に悪かったのですよ。さらにそれ以前から右手首も怪しく、今は本来おとなしく療養すべき時だと思われます。

 そういうこともありで、結局あまり走りませんでした。

 そのかわり、(ホントはやってはいけないんでしょうが)子供用のコースを使ってスムーズなコーナーリングをする練習をしました。これが、コースを走るより楽しくて、なかなかやめられませんでした。(笑)

 で、練習終了後は、某氏とohtani氏と3人で、宗教的ライテク論?(いやもう、こりゃ密教ですな。でも私こういうの結構好きなんです。^^)について20時頃まで談義。

 まあ、とりあえず、怪我というほどのものなく終えられたのでよしです。

 課題もヒントもいっぱい持ってるので、怪我さえしなけりゃまだ当分速くなり続けられる自信があります。

 やっぱり怪我しないってのが、上達の最大の近道かもね。(特に、回復が遅いおっさんの場合)

7月30日(土) 5位!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(笑)

 今日はじめてフォークリフトを運転しました。え〜、昨日から特殊自動車学校ってところへ行ってます。

 爪の操作は別として、ただ走るだけなら車が運転できりゃ問題ないのかなと思いましたけど、かなり難しく、精神的にめっちゃ疲れました。

 習う前から既に運転経歴があるような人でも接触していたので、実際難しいんでしょう。一番困るのは教習車がATのエンジン車だということです。最近短時間ながら毎日AT車の自動車を運転する機会があったので、これはこれで運転しやすいような気もしてきなたなと思っていたのですが、リフトの場合はATがゆえにエンストするという一見不可解な現象に遭遇し、困りました。

 リフトってハンドルが80度ぐらい切れるそうで、それがゆえに超低速でハンドルを切るとパワステにめっちゃエンジンパワーを食われるのか、エンストするのです。再始動すると、教官は「ハンドル触る前にアクセル吹かせ!」と言うのですが、そもそもエンストしてるということは、超低速で走らないと不安になるような難セクションを通過中なのですから、そんなとこで吹かせませんがな。吹かせっちゅうんなら、クラッチつけてくれという感じです。
 で、私のグループの教官は、なぜか同乗しないで指導していたのですが、暴走したらどうするんやろという不安を感じてしまいました。コースのすぐ脇に他の生徒が座って見学しているわけで、パニックになって突っ込む人も稀にいるような気がしてしまうのだが(例えば私)・・・。

 でも、私のグループの教官は温厚で教え方がうまいようで、かなり進行が早かった模様。他のグループの教官はガミガミしてたり無口だったり、みたい。私のグループの教官は、焦らさないようにしつつ、コツを教えてくれている模様。

 ちなみにリフトの教習に行ってるのは、大型免許を取りに行った時とは理由が違い、単に業務上あると非常に助かるからです。

 で、話はかわりますが、今日下市のレースのリザルトがMFJにアップされていました。125は14台中8位でしたが、なんとオープンは11台中5位でした。

 え? 台数少なかったんやろ? 何が凄いのか分らん?

 あのね、22台中10位とは全く価値が違うのですよ。今の時期になっても出てこようなどというのは、つわものばっかりですわ。その中で5位なんですよ。上には4人しかいないんですよ。(そりゃまあ、全日本で優勝してるライダーが来てないとか、全日本の予選をトップで通過するような選手が転倒とか、そういうのはありますが・・・)

 ちなみに、NB、NAの時も含めて6位以内っていうのは、まだこれで3度目ですわ。

 でもまぐれってわけでもないと思う。

 最近、内藤氏にもらった5月頃の練習走行のビデオを毎日見てるのだけど、特定のコーナーでは、全日本の予選をトップで通過する選手にひけをとっていない。まあ、むこうがどれだけ本気なのかは知りませんけどね。

 なんか調子良すぎて逆に怖いわ〜。マージンを削っているだけだったらどうしよう。

 まあ、とりあえず、リフトの免許は無事取得したいので、今週末は気をつけよ。

7月24日(日) また自信をつけてしまった。(体脂肪の多さの反省もしたけど)

 近畿選手権ダブルエントリーです。安いという理由で最近履いていたミシュランのタイヤは、ブロックパターンこそミディアムソフトという万能パターンですが、公道走行可のタイヤなので、サイドウォールが固くスライドコントロールのしにくいタイヤなのではないかと考え、久々にモトクロスタイヤを履きました。DUNLOPのミディアムハード。下市の勝負どころは路面固いと思うし、雨が降ったら出るつもりないし、最高のコンディションだった場合に最高のパフォーマンスを得られるタイヤを装着しようということで。

 下見したら先週の練習時とはうってかわって、コースのいたるところにウッドチップが新しく敷かれており、「んみゅ〜」と苦悩。

 しかし、実際に走ってみると、ウッドチップでできたレールは意外にも砂のレールのようにフロントが潜ることはないし、カチカチのレールと違ってグリップがよいというか許容範囲が広い。ならば、ミディアムハードでも何ら問題ありません。

 で、公式練習。ついついハイテンションでの走行をしてしまい、ちと反省。しかも、ハイテンションで走ってるにも関わらず、前を行くライダーに追いつけない。で、ビッグジャンプ手前の左タイトターンでぼて転け。ジャンプに向けてスピードをキープしたいという願望が現れていたのでしょうか。

 で、IB125決勝。とにかくめっちゃ暑いので、暑さに弱い私は、なりふりかまわずジャージをわざと水でボトボトに濡らして走行です。(これってみんな格好を気にしてやらないけど、ものすごい効果があるのですよ)

 で、スタート出遅れ、ウオッシュボードでひき、次の右ヘアピンで引き、としてたらいきなり最下位になってしまいました。転倒者はいたけど。で、単独最下位は嫌なので、とにかく必死になって走るのですが、前の方に見えているライダーに追いつくどころか、じりじりと離されているようです。でもどうしようもないのでひたすら頑張っていたのですが、あまりの暑さに残り5周ぐらいで猛烈に疲れ、前のライダーに追いつけそうにないと観念したとたん、走る気力がなくなってしまい、スロー走行。「ここで走り続けたら、もう今日は再起不能になり、午後のオープンは出走できんわ」という感じだったので。でも応援してくれている人がいるのに、リタイヤするのも嫌なので、2、3周だらだら走ったあと、そろそろラスト1周やろうから、もう1回だけムチを入れよう、と頑張りました。まだラストラップじゃなく、2、3周頑張るはめになりました。

 速さじゃなく、粘りが売りの私がタレてスロー走行をしてしまったのは屈辱的でした。しかも暑さ対策をしてるのに。

 IBオープンが始まる頃にはだいぶ体温下がりましたが、それでも走る前から頭痛がします。125の前より状態悪いのに、20分持つ訳がない。「手抜いて、20分持たすか?」とも考えましたが、そんなんじゃ1周目から最下位確定。何のためにレースに出てるのか分らない。ということで、とにかくいけるだけ行って、後は知らんということにしました。
 スタートはまた出遅れましたが、ウオッシュボードで前に出ることができ、その後のセクションも頑張り、好ポジションをゲット。これでスイッチが入ったのか、以降もこのポジションをキープすべく全力走行。中盤は#105が後方20〜30mあたりをぴったりついてくる。前回の生駒でやつのプレッシャーに負けて転倒してしまったので、今回は負けたくないのじゃ。

 後ろが離れたラスト3周ぐらいは疲れて守りに入りましたが、なぜだかオープンは今までのレースと同じく最後までペースをあまり落とさず走り抜けました。

 125もですが、オープンの時は特にコースの各所で手を振って応援してくれている方が沢山見えました。視線を外せないので、誰なのかは分りませんでした。でも、やっぱり応援があるとムチが入ります。ありがとうございました。オープンのリザルトは確認していないのですが、125よりも格段によい走りができたと思うので、応援してもらったかいはあったかなと思います。

 今日は、125の時は、ジャンプを飛ぶことやレールを使うことに固執してたのがまずかった模様。オープンの時は、タイムを意識したラインに変更しました。

 疲れたけど、MXって面白いわ〜。

7月18日(祝) ちゃんと動きました。

 ようやくマシンが組み上がったからでしょうか、昨晩は久々に熟睡できました。で、9時着で下市に行くつもりでしたが、寝過ぎて10時ぐらい着。

 とりあえず、エンジンがかかるか確認。異音もなく無事かかりました。

 で、ピストン、クランク、ミッションの慣らしを兼ねつつ、ホントに壊れたりしないのか注意を払いながら1本走行。問題なさそうなので、徐々にペースアップしようとしたのですが、今日はカラカラに乾いているし、逆バンクも最終コーナーも外側のレールが崩れててうまく走れず。

 「あ〜ストレスたまる〜。 --」と思いながらも、2本目からはウオッシュボードだけでも頑張らねばと先日ひらめいたフロントアップ走行しようとするのですが、まったくうまくいきません。先日ひらめいた時は手前のジャンプをほとんど飛ばずゆっくりしたスピードから体重移動メインでフロントアップさせようとしてたと思うんですが、今日は気ばかり焦って、手前はスピードを殺し切れず中途半端やし、体は動いてないし、そのぶんパワーに頼ってフロントを上げようとしてるみたい。結局リア荷重で2.5個づつ飛んでるような感じになってしまう。(当然めっちゃ腕あがる)

 で、最後の走行では走りはじめて最初の2周ぐらいで、2回もオーバーランして杭につっこんでしまった。1個目は最終コーナーで、「あ”ー、骨折れる〜!?」と目が点になりましたが、当たる直前にうまくバイクから離れられたみたいで、私は杭の左の草むらに転げ落ち、マシンは杭の右側に倒れ、結局マシンも体も無傷ですみました。で、ほっとしたのもつかの間、今度はウオッシュボードを最後まで頑張ったら、その後が曲がれなくなりこれまた杭に。ちょっと接触してしまったみたいだけど、ギリギリブレーキングが間に合ったみたいで、これまた無傷。

 「なんか今日のオレはおかしいぞ。やな予感がする」などとマイナス思考になりかけたけど、「いやいや、集中して走ってないからあかんのや、ちゃんと気を張って走ったら問題ないはずや」と、前回の近畿選手権以来飛んでいなかったビッグダブルにチャレンジ。(いや、実はkanataniさんに、「来週レース出るんでしょう? 飛んどかんでいいんですか〜?」とプレッシャーを受けていたのですよ^^;)

 で、いざ飛ぼうと思うと、「あれ、今日はこのセクション4速で走ってるよなあ。前回は3でしか飛んでないぞ」と気付いて、3速で様子をみましたが、空転してるのか吹けきりそうな雰囲気なので、「今日は3速だとやばそう」と4速でチャレンジ。踏切り斜面で、「あ〜、やっぱり4速ではいまいち加速せーへんやん!」と悔やみましたが、結果的にはベストポイントに着地。あれ? こんなんで届くん? と以後4速でチャレンジ継続。手前のウオッシュボードでうまく向きを変えられないので、ウオッシュボード通過後一旦アクセルを閉じぎみにして慎重に行ってたのですが、それでも結果的には全部届いた。もちろん毎回「ホントにこれで届くんか?」と緊張して飛んでいたのですが、それでも前回よりも気楽に飛べた。ひょっとすると3速では吹けきっていたのかもしれませんねえ。(もしかしてチキンも?)

 そんなことをしてる間ににkanataniさんとからみ、このジャンプの滞空中、前を行くkanataniさんが寝かしながら振り返って、私がホントに飛んでいるのか確認。「おー! なんかこれってスーパークロスのヘルメットカメラの映像やな」と思いつつも、私は緊張しているので、体は固まったまま自分の着地点しか見れません。でも、こんな大きなジャンプを誰かと並ぶようにして飛んだのたぶんはじめてやから、なんだか不思議な感覚で面白かった。

 結局暑さですぐ疲れて10回も飛んでいないけど、御機嫌で帰宅できた。

 kanataniさんのプレッシャーのおかげです。

 ありがとうございました。

7月17日(日) あ〜、どうか壊れませんように。

 本日の走行はあきらめて作業をやめたはずなのだけど、腰が痛い(今週は毎日朝から晩まで肉体労働で疲れきっていたところに、昨日は12時間近く飯も食わずにしゃがんで作業したせいで、まじで苦痛)せいか、まともに寝られず、夜明けとともに作業開始。

 まずはピストン&シリンダーを組んでエンジンを車体に搭載。心配性の私は、再びケースカバーを外し、昨日エンジン単体では力がかけにくくていまいち締め付けが甘かったプライマリーギアを締め直す。また、ギアチェンジシステムの中のしょうもないスタッドボルトをかなりのオーバートルクで締め付けてしまったので、先日特殊工具改造のためにホームセンターで買ったスタッドボルトを切断し、これに交換。
 で、クラッチ装着してふたしてエンジンは形になったので、「これは今日走れそうだぞ ~.~」と作業継続。

 で、昼ごろに完全に組み上がった。生駒なら今から行ってもチェック&慣らしには十分である。しかし、もう汗ダク(昨日今日といったい何回エンジンに汗を落としたことか)で疲れきってしまい、「ん〜、なんか腰重いのお。それに会社に行ってちょっとやっといた方がええこともあるし、今日はやめるか? 修理用ブーツの発送とか、散髪とか、おろそかになってることもあるしのお。というか、もう既に一仕事以上やった状態だし、飲みたいわ」と悩みつつ、「とりあえず、シャワー浴びてすっきりしてから考えよう」と帰宅。

 シャワー浴びたあとついビールを飲んでしまい、もうこれでどこにも行けなくなり寝る。しかしこれまた変な疲れ方してるせいかグーグー寝られず、ブーツを発送。

 今日は曇ってて夏場にしてはMX日和やったなあ。走りに行きたかったなあ。

 まあええ、明日好きなだけ走ろう。

7月16日(土) もう当分練習してないような気がしてしまう。

 昨晩ミッションのギヤ等の部品を取りに行けず、今朝取りに行ったので出遅れる。ほんでも今日中に組めるやろうと思っていたのだが甘かった。

 結果的にクランクケースを合わせるぐらいのことしかできず、ピストンすら組めなかった。

 kawasakiのサービスマニュアルは今一つ不親切で、作業してて不安になるところに関する記述がないみたいで、「ん〜、これってどうやって組むんだろう?」と考えながら作業しなければならないところが多々あり。(え? バラす時に確認しとけって? だからなめてたんですよー)

 まあ、それはそれとしてミッションをケースに組むのに異常なほど手間取り、さらにケースの組立て(先日用意したカラー等を使った特殊工具での作業)がうまくいかず、あまりにもたもたし過ぎて液体ガスケットがすっかり硬化してしまった。それに、途中で半ばやけくそになりかけ、ケースを叩いたりしたせいで、合わせ面にゴミが落ちたり・・・。とどめはシフトドラムとシフトフォークがはずれたみたいで、再度ケースを分割せねばならなくなってしまった。(あ〜、新品ベアリングが傷む TT)

 で、最も嫌な作業である「液体ガスケット剥がし」を再び行い、ケースを洗浄(初回は灯油につけて洗ったけど、もうそんなことやっとれんのでパーツクリーナー吹きまくり。ただこれをやると結露するから嫌なのよね --)して、再度組み付け。各種シャフトが今からかぶせていく方のケースの穴にちゃんと入っているのか不安になりながらも、特殊工具をぐいぐい締めて一応ケースが合わさる直前まで進めた。で、ケース締め付けボルトを軽くしめ、クランクを触ってみると全然回らない。ん〜、ということはもっとベアリングをクランクシャフトの奥まで入れ込まないといけないのだろうと、少し押し込んでは、特殊工具を外してクランクの回り具合を確認し、さらに異常が発生していないかケース締め付けボルトを緩めてまたクランクをまわし、またボルトを締めつつ特殊工具を装着してベアリングを押し込むといった作業を何度も繰り替えし、「たぶんこんなもんやろう」という感じにはなった。その後も、明日なんとしても走るべく23時ぐらいまで頑張ったけど、いっこうに進まず、挫折。

 ケース分解作業をなめてました。もう私は疲れきりました。いくら明日早起きしても、もう明日は走れないでしょう。

 3連休で1日しか走れんのかよ。

 これで月曜雨やったら泣くな。

7月10日(日) 安かろう、悪かろう。

 走れないのでやる気がわいてこないけど、朝一にバイク屋に行ってギアやリンクボルトを注文。帰って来たらまた整備。この際、できる限りのところをメンテして、完了したら当分またノーメンテで乗りまくろうという魂胆です。

 まずは、スイングアーム根元のグリスアップ。しようとしたら、様子が変。なんとスイングアームの中にかなりの量の水が入っていました。で、グリスアップしますが、ベアリングも片端は水が入っていて、錆が出ていました。部品ないので、このまま組み付け。

 次はサイレンサーのグラスウール交換。パイプ内全域にだいぶカーボンが堆積しているので、取れるところは取った。
 次はフロントフォーク。先日オイル交換した際、新車時のメタル(銅粉がついてた)を再使用したのが気になってて、これを交換しようと。しかし、1本分解してみると、先日組んだ時と同じような状況だったので、結局交換せず、オイルも汚れてはいたが、まだもったいない気がするので抜いたオイルをまた入れてしまった。

 最後はステアリングヘッドのグリスアップ。なんとここは傷んでいて、組むとハンドルがスムーズに動きません。ガクー。しかし、今さら部品の注文に行く気もしないので、これまたこのまま組んだ。

 しっかし、もう壊れてるところばっかり。そりゃなあ、20万以下の価値しかないバイクやもんなあ。

 フレームにヒビが入っててもおかしくないかもという気がしてきた。まあ、見た範囲では大丈夫そうだったが。次はサブフレームかリアのリムあたりかなあ。(--)

 まあ、新車買うよりは安かろう。

7月9日(土) ツイてる?

 金曜晩に部品を取りに行き、さっそくベアリングの打ち込みを開始したのだけど、かなりうるさい音がするので中止して、クランクケースを家に持ち込み、今度はドライヤーでケースを加熱してベアリングを挿入。ケースの厚みが一番薄い部分のベアリングはすんなり入ったけど、他はいくら頑張ってもドライヤーではパワー不足でダメっぽいので中止。

 で、朝から昨日の続き。残り箇所のベアリングを叩いて打ち込み、右クランクケースに新品クランクシャフトを挿入。これはセパレータにカラーをかまして実施(インナーレースを足場にしてクランクシャフトを引張る)。これで少しづつ慎重に挿入。(何も考えずにグイグイ押し込むと、シャフトの回転が重くなるのだそうです)

 この作業が予想外にうまくいったので、気をよくして続きの作業をしようとしたら、なんとトランスミッションの3速ドライブギヤに損傷が!!  ギアの先端が欠けてるとかじゃないけど、相手のギヤが当たる部分がかじってるというのか、穴が空いていました。一瞬見なかったことにしてこのまま作業を継続しようかと思ったのだけど、もう1年はクランクケースを開けることはないやろう。これじゃ何のためにオーバーホールを思いついたのか分らない。ミッションが壊れたら死ぬかもしれないので、ぐっとこらえて、組み立てるのはあきらめました。

 で、今度はリアサスペンションのリンク部のグリスアップ&一部ベアリングを交換。作業開始時にリンクとスイングアームの結合部のナットを外そうとしたら、ナットがありません。「あれ〜? こんなとこ外したっけ? ん〜、まあ外したのを忘れただけか」と思いつつ他の部分のベアリングを交換。で、このおにぎり状パーツの作業に移ろうとボルトを外したら・・・。なんとボルトがねじ切れていました!? つまり単にボルトが刺さっていただけで、いつ抜けてもおかしくない状態。こんな状態で走っていたのかと思うと恐ろしくなりました。

 3速ギアが傷んでいて正解でした。もし傷んでいなかったら、今日中にエンジンを組み上げて、サスペンションはノーメンテで明日走りに行ってたはず。

 しかしなんでねじ切れたのか? 相当太いボルトなのでそんな簡単にねじ切れるとは思えないんだけど(よく緩んでたから、きつめに締めてはいたが)。リンクのボルトって、挿入時にカラーに塗ったグリスがネジ山に付着しやすいのだけど、ここは一番グリスを除去しにくい箇所ではあったのよね。しかし、他の箇所だって、そんな真剣に除去してないし。思うに、ここはボルトとカラーが錆び付きぎみになっていたので、その関係で増し締めするような力が常時発生していたのかなあ? いや〜、違うやろう。

 まあ、ともかく今後は、ネジ山にグリスが付着しないように、カラー内の余分なグリスは事前に拭き取りましょう。(私の整備バイブルによると、大抵のボルトはネジ山に油を注したりされていない状態で締め付けトルクが設定されているらしい。なのに油っ気があるとオーバートルクになってしまう。オイルを注したりするのは、エンジン内のコンロッド締め付けボルトぐらいらしい。まあ、違う説もありますが)

 明日は、サイレンサーのグラスウールの交換と、フロントフォークのメタルの交換でもしようかな。

 あ〜、乗りて〜。

7月7日(木) 今週はプール行ってないぞよ。めちゃくちゃ食ったり、飲んだりしてるしなあ。(--)

 ちまちまとやっております。クランクケースの分割・組立てはCRの時に1回やったことがあるのですが、その時は何の特殊工具も使わず、プラスチックハンマーで叩いて組んだ。この時はオーバーホールが目的ではなく、ミッションのベアリングが壊れてしまったので仕方なくやっただけ。(ちなみに当時はチェーンの張り過ぎが原因だと確信していたけど、今はミッションオイル不足だっと確信?しております)

 で、冷静に考えると、たぶん分割の時には、慎重にやりさえすればハンマーで叩くのはアリなんじゃないかと思います。しかし、組む時にはクランクシャフトインストーラーっていう特殊工具で作業すべきなんじゃないかと思います。

 分割にしろ、組み付けにしろ、特殊工具を使う目的はエンジンのケースを歪ませないようにすることなんですが、分割の時は永久歪みが発生しなければ問題ないはず。しかし、組み付けの時には、一時的な歪みが残るだけでまずいと思われます。まあ、CRの実績からして、ハンマーで叩いても走れるようにはなるはずですが、今回は新車なみの状態にするのが目的ですから、慎重な作業が要求されるわけです。

 というわけで、部品が入荷するまでの間に、インストーラーを自作するべくやってました。もらいもんのセパレータを利用しつつ、先日買ったベアリングプ−ラ−のおまけ部品を組み合わせ、さらにセパレータとクランクベアリングの間に入れて突っ張るためのカラーを作製すればOKみたい。

 一応、準備できた。ほんで部品入荷の連絡もあった。明日の晩は部品取りに行って、頑張って組み立てていこうかな。

 しかしなあ。たぶん土曜のうちには組み上がらないやろうなあ。(--)

 アホやなあ。

7月3日(日) 魔がさした?

 月火水と水泳に行きました。バイクも含めると5日間連続で運動したので、体脂肪率が1.5%ほど減ったようです。(^^)/

 気をよくして金曜日はファミリーサイズのお菓子を2袋買って帰りました。(--) ふだんこんなものは食わないのだが、無性に食いたくて。

 で、昨日今日と雨。あきらめてメンテ。の前に、ガレージの蛍光灯の電源である電動モンキーを分解し、バッテリーだけを持ち運べるように改造。(なんか時限爆弾持ち歩いているみたいな雰囲気) んで少しばかりガレージの片付けをした後タイチへ。行こうとしたら、2、3週間前からしたらずいぶん広くなったはずのガレージに車をぶつけてしまう。(TT) No! 車は無事で柱が折れてしまった。 逆ならよかったのに。あ〜憂鬱。

 で、昨年KXを買った時の金券で身に付けるもんの消耗品をいろいろ買う。さらに今度はカードでKXの部品を大量に買う。クランクシャフトも買った。(つまり'06は買わないということです)

 で、本日は朝5時起きでエンジンを分解。まず、フライホイール、クラッチ、プライマリーギア(こいつはめっちゃ苦労した。インパクトレンチがあったら一瞬で終るのになあ)の3箇所が外れるのを確認した後エンジンを降ろし、ストレートという工具屋へ。はじめて来た。店は大きくはないが、昔CBRに乗っていた頃めっちゃ欲しかった「4連バキュームゲージ」なんかがあって、ちとワクワク。で、内掛ベアリングプ−ラ−と外掛けベアリングプ−ラ−、さらに予定外のタップ&ダイスセットを買って帰る。

 汎用的なクランクケースセパレータも欲しかったのだけどなかったので、以前イオロイッチーニにもらったセパレータ(9mm厚鉄板)にハンドドリルで穴を開ける。これで、KXのケースに合うようになり、無事クランクケースを分割。

 んで、内掛ベアリングプ−ラ−を使って、サクサクベアリングを抜く・・・。という予定だったのだけど、これが大変。まずベアリングプ−ラ−の足場を確保するスペースがケース内にない。クランクシャフトのベアリングなんかはすごいきつくてプーラーかケースのどちらかが壊れそうな雰囲気。叩いて抜くか、ガストーチであぶるかしたほうが良かったのだろうかと思いつつも、「せっかく買ったのだから」と意地になってなんとか抜いた。

 結局、クランクシャフトにベアリングがくっついたまま抜けることはなかったので、外掛プーラーはいらなかった。(まあ、こいつは安かったからいいけど)

 ほんでま、暗くなるまでにクランクケース内の交換したいベアリングは一通り抜いた。(いやホントはクラッチワイヤー端のベアリングも抜きたかったのだけど、これはどうあがいても無理っぽいのでやらなかった。以前、CRのベアリングはびっくりするほど磨耗してて、「これじゃいくらワイヤーに注油してもどうにもならんわ」って感じだったのでやりたかったのだけど、KXはスムーズだった。「ミッションオイルを以前よりマメに交換してるからか?」 まあ、そういうわけなので、無理して抜く必要もなかろうと)

 ん〜、しかし果たしてこれで新車並みのフィーリングになるんやろか? というかこれでまた1年間は何の心配もせず乗れるんやろうか? なんかいじり壊している気がしてしまうのだが・・・。

 てか、こんなことしてたら来週乗れないかもしれない。

 ん〜、雨のせいです。

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