マグラの草子

(1月分)

 

1月31日(月) たまにはホンワカ。

 こんなん届きました。(^^)

 my family 1 ,my family 2

1月30日(日) 陸サーファー?

 本日は下市。1人で行くなら生駒の方が無難かなと思ったりしていたのですが、当分生駒ばっかり走ってるので、久々に下市を走りたい。HPでマコチーさんが下市に行くとの情報を得ていたので迷わずゴー!

 行ったらびっくり、雨で湿っています。しかし、ノープロブレム。マッドならマッドでよい。マシンが傷むのはせつないが、練習しなきゃ苦手のマッドをいつまでたっても克服できない。

 しかし走りはじめてみると、ぬたってるのはいつもジメジメしてるコーナーだけで、他はベストコンディション。まだ山が十分あるタイヤとあいまって、逆バンクなんかはある意味練習にならんかも。

 で、できれば轍の練習がしたい私。今日は逆バンクの一番外側にきれいな轍ができている。最終コーナーにも。ということでここを重点的に意識して練習。逆バンクの轍は、作った人のラインで進入すると鋭角すぎて走れないので、めちゃめちゃ外から進入して轍の角度に合わせてみた。非常に走りやすくなって、めっちゃ楽しかった。最終コーナーの轍は出口付近がどんどん掘れて通過するのが困難になってきたので途中からは走らず。でもそれまでは、どちらもスタンディングで通過し、コース全周を立って走る練習をしました。5周ぐらいは立ったまま走れました。グリップがよいせいか、今日は立って走るのがやりやすかった。立って走ると1速高いギアで走りたくなる傾向があるのだけど、そのおかげか場所によっては座ってるより速いし安定してる気がする。ただ、全てを立って走るのは腰がもたない。

 で、今日は青ゼッケンの#1が登場。おー! なんやー!? なんかマシン小さいぞー。なんとCRM80のhirataさん。噂のウオッシュボードテクを目に焼きつけるため、並んだ際に私は自分のラインじゃなくhirataさんの走りに注目。見たことのない挙動で音もなく通過。フォームを見てると、なんかサーフィンしてるような感じで、絶妙なバランスで走っていました。さすが#1。(なんとkanataniさんもマスターしたらしい)

 で、今日は寒いし、昨日の生駒で左手に水ふくれができてめっちゃ痛い。休憩をはさんで走りはじめると、やる気が失せるぐらいの痛さ。ところが、しばらく我慢して走り続けると痛みに慣れるのか、それなりに走れるようになる。(やっぱ変態??) よって、疲れても休憩はせず、かわりに久々の8の字を実施。段差を使ってフロントアップやシッティングジャンプの練習も実施。

 ほんで今日は、マコチーさんのお誘いにより名阪レーシングさんの練習メニューに一部参加。ヒート練習とスタート練習をさせて頂きました。ヒート練習は残念ながらマコチーさんが転倒してしまったのでからめませんでしたが、ヒートの後半に他のライダー達がヒート練習を始め、その方達にも紛れ込む。たぶんJr.上がりのIB連中だと思うのだけど、抜かれる前後も含め全力走行を維持。ウオッシュボードなんかでは明らかな差があるので仕方ないが、なんで離されるのか分らないところでも少しづつ離されていく。数周したら見えないぐらいまで離されてしまったが、ほんでも1周やと見える範囲だったので、逆に自信になった。

 で、スタート練習。いつもレースの時は2速スタートの私。タイム的には2速スタートの方が速いんじゃないかと思うんだけど、レースとなれば最初の一瞬で横のライダーの前に出られるかどうかの方が重要みたい。(今までの実績による) ちゅうことで、せっかくスタート練習やるならと1速スタートを何回か実施。これが。まずウイリー。で、2速にシフトアップできない。もがきつつようやくシフトアップしたら今度は半クラッチが当てられず「モ〜」。さらには完全にリズムが狂い、4速にシフトアップできない。何回やってもいっしょ。

 そうそう、スタート練習中にも#1が現れました。最初の2、3mは#1に負けました。(何回やっても)

 恐るべし#1。

 恐るべし私の反応の鈍さ。

1月29日(土) 先週のタイヤのままだから調子よかったのね。

 本日はsukeぴーと生駒。開幕戦を終えた生駒は、さしたる台数はいませんでした。ほんでも、tanakaさん、kawaguchiさん、kakunoさん、マコチーさん、DA-ママさんと、知り合い多数で楽しめました。

 で、朝はsukeぴーと先週のレースの話題で話込んでしまい、結局午前中は一本しか走れず。

 今日の生駒は、各所ギャップ多数だしドライ過ぎて難しい。特に旧フィニッシュの登りをうまくこなせないのでテンションも上がりません。

 旧トリプルなんかは着地後のギャップがでかいので、今日はなめようかと思ったほどです。

 ほんでも徐々に体を慣らしていった結果、最後はそれなりに気持ちよく走れるようになりました。下のストレートなんかは、スタンディングでアクセル開けっ放しにし、ややフロントアップぎみで通過するなど、今までやったことのないような勢いで走れました。ある意味、テーブルを飛んでる人より速いんじゃないかという気がしました。(勘違い?)

 ほんで、今日は知り合いのみなさんと一通りバトル。特に最後の走行では、次々と対戦相手が変わり走りごたえ十分。バトルしてる間はしんどいのだけど、相手がかわるまでの間にリズムをつかんでいけるのか、走れば走るほど調子よく(ラインも安定)なり、ギャップはあまり気にならなくなっていきました。

 最後は名阪レーシングさんの身内レース(?)に遭遇し、前にレディースのokuno選手、その前にIBルーキー マコチーさんを発見。ここは2人とも抜いて気持ちよく終らねばと再びテンションを上げて走行。okuno選手は、後ろからいい勢いで近付くとラインを開けてゆずってくれることが多いのですが、今日は露骨には譲ってくれないし、実はほとんどスピード差がないので抜けません。(というか、なんとか抜けるようになったのはここ数カ月のことで、以前は阪下で軽くいわされたりしていました --) 数周後ようやくパス。となるとマコチーさん。追いつきはしたものの抜けません。慌てる様子もなく実に安定しています。これまた何周も追走した後、そろそろ時間切れになりそうやし、なんとかして前に出ねばと勝負に出ましたが、やはり抜けず。次の周に閉店となり終了。疲れた〜。

 パドックに帰ってくるとsukeぴーに、あまりの走行ぶりに変態扱いされました。ああそうさ、オレは変態さ。だが、もっともっと変態になってやるぜ。(ウヒヒ)

 今日はkakuno氏とともにsukeぴー凹まし大作戦。(口でね) ちと凹まし過ぎたかもしれないので、最後は4stのノウハウ(というか克服すべき点?)を吹き込みました。

 一応私も1年近く4stに乗ってたわけやから、長所も短所も知ってるつもりよん。

1月23日(日) \(^^)/

 本日に備え、昨夜は8時から床につき(眠れるわけなく2時間ほど経過。そのかわりイメージトレーニングを1周分やった)、2時半に目が覚めて以降これまた1時間以上眠れないので、「ええい、もう行ってしまえ」と5時過ぎに生駒着。過去最高の参加台数で、旧スタート地点にしか場所とれず。

 で、一番乗りで受け付け・車検を済ませ、コースの下見。ぬたってる1箇所を除きほぼ予想通りだった。

 で、ぬわんとIB125に予選が! おかげで、いつも最後のはずの公式練習が突如最初になり、大慌て。お手伝いさんのおかげで無事走れました。とはいえ、スタート地点に行ったら既に他のライダーは走りはじめており、そのためか焦りのようなものを感じて、いつもは1周目は絶対なめるのだけど今回は1周目から各所飛ぶ。また今日はいつにも増して気合いを入れているので、下の長いテーブルにもチャレンジ。(これは届かず TT) しかしまあ、どこもかしこも全力走行をしてしまい、腕上がりして終了。

 で、IB125の予選。なんと3周しかない。14台中12位取りで2台しか落ちない。しかしレベル的には落ちる方かとも思うが、台数も多くレベルも高い名阪以外の近畿選手権で予選落ちなど絶対したくない。3周ではスタートで出遅れたら終ってしまうので、ホールショットを取るつもりで気合いを入れました。(グリッド選びのくじも2番!!)
 が、やはり反応の遅い私は一瞬で出遅れてしまう。ほんでも絶対に通過すべく、かなり無茶して走行。各所でオーバースピードになり、ぶっ飛びそうになること数知れず。
 気がつくと前に#92 sukeぴー。転けてたライダーが何人かいたので「おっ、これで通過できる!」と思ってたのだけど、何台かに抜かれてしまったので、最下位かもしれない。たとえそうだとしても、sukeぴーだけはやっつけねばと突つきまわしたところ最終ラップでsukeぴーがミスして前に出れた。出た後はビチビチにインを締めて無事sukeぴーの前でゴール。結果、14台中10位で予選通過。(よかった〜)

 ほんでIB125決勝。予選の順位からして1周目から最下位の可能性が高いが、しかし、今日の私は絶対にかっこ悪い走りをしたくないので、これまたホールショットを取るぐらいの気合いでスタート。もちろんまた出遅れる。ほんでも昨年の開幕戦のように、バラけるまで様子を見てしまうなどということはなく、1コーナーの入口からして割って入って行き、抜きにかかる。
 今日のポイントは2つ。たとえIAが来ても譲らない。加速で前傾する。まあ、全く譲らないというのは無理ですが、ほんでも以前のようにペースダウンするということはなく、一応当てずに抜けるラインをつくってあげる程度。速くてもよう抜かんのなら、後ろ走っとけちゅう気で走りました。また、レース日はフィニッシュから1コーナー後の大テーブルまでの加速区間で猛烈に腕上がりするのですが、今回はたとえ空転してもよいからとにかく前傾という気で走行。これが大当たりで、最後までたいした腕上がりをすることなくクラッチ操作も十分行えました。結果は24台中13位! おそらくJr.上がりのコを除けば最速ぐらいの順位です。実際、練習日には無条件に譲ってるようなライダーにもそこそこついて行けたりしました。

 で、今シーズンから導入されたIBオープンも出走。あまりにIB125の調子が良かったので、逆にこれは怪我するパターンなんじゃないかと恐ろしくなってきて、125で満腹になったからオープンは遊んで無事に帰ることを優先しようかと思いました。(スターティンググリッドも最悪だったし) ほんでも思い直し、またまた気合い入れて走行。
 ホールショットなんか絶対無理ーなグリッドだったけど、最下位はあかんということで、とにかく最初の一瞬だけ前に出て横のライダーを潰すしかないということにして、もう何年もやったことのない1速スタート。反応は悪かったけど、横のライダーも躊躇したみたいで最下位にはならず。1コーナーでもインに割り込む。あとはまた125の決勝と同様にハイテンションで走行。
 各所にギャップが増えており、10分しないうちに右腕が腕上がり。旧フィニッシュの登り、下の大テーブル後のS時(いずれも私の得意とするところ)のギャップで猛烈に体力消耗。さすがに125の決勝の時のように「絶対譲らない」などという気は失せましたが、ほんでもいつもよりは数段まし。結果は23台中15位で、これまた結果だけみれば、オヤジ最速か?

 
今日のレース、特にIB125の決勝は、過去最高のスピードで走れたんじゃないかと思います。IBに昇格して以来、はじめてレースらしいレースが出来ました。もう放心状態になるぐらいの嬉しさです。

 おまけに、ここ数年負けっぱなしだったsukeぴーにも、予選を含め3連勝!

 本当にMX続けててよかったって感じです。

 今日は、本当に沢山の方に応援して頂きました。いっぱいいっぱいでしたから、誰が応援して下さったのか全ては把握できていませんが、本当に心強かったです。もし応援がなかったら、いつものように冴えない走りだったでしょう。ありがとうございました。

 また、応援して下さったにも関わらず、皆さんの応援はほとんどできませんでした。申し訳ありません。

 でも、懲りずにまた応援お願いします。

1月22日(土) 悶々と。

 9時頃起きて、整備開始。まずはエアクリーナーの交換。で、クラッチワイヤーの交換。古いワイヤーは既にささくれていた。ついでにクラッチホルダーに純正ホルダーを使用しつつイージーアジャストのパーツを装着しようと細工(造りそのものは純正の方が段違いによいので)するが、出来栄が悪くなってしまったので結局採用せず。

 で、フロントタイヤを交換。現在装着しているのはハード路面用の磨耗したタイヤで、そこへミディアムソフト用の何レースか使用した奴を投入。もうエッジが立ってないので新品が欲しいところだが、ここ数カ月の間、何度も新品タイヤを投入するという贅沢をやってしまったので自粛。てか、今さら買いに行くのがめんどくさい。

 次はリアタイヤ。先週の日曜日に使っただけやからこのままでもいいかなってところだけど、一応逆向きに付け替え。本当のソフト用のタイヤなら新同品があるのだが、明日の生駒はそこまで必要ないやろうし、逆にブロック飛びそう。

 最後はキャブをいじる。まずはニードルを濃くし過ぎている(標準より1段濃い)と思われるので、0.5段濃くできるやつに付け替え。MJも現在450で、ちとやり過ぎな気がするので440に。エアスクリューを2+3/4戻しから2+1/2戻しへ。ちゃんと走るかな? まあ、雪でも降らんかったら大丈夫やろう。

 結局たいしたことはしてないのに夕方までかかってしまった。

 怪我しませんように。

1月21日(金) む〜。全日本までには痩せよう。

 例年この時期は憂鬱である。今年は全く憂鬱でないというと嘘になるが、あまり気にならない。いいことでもあるのか? ありません。むしろ悲しいくらい。(TT)

 年をとることに慣れたのか。

 正直言って、現在の自分の年齢の実感がないというところか。1つや2つの違いなど何の意味もないということを実感できるようになったのか。

 私はいくら考えてもMXをやめられるとは思えません。金銭的な理由あるいは肉体的な理由でMXをすることが不可能にならない限り。たとえ日々のテクニックの向上より体力の低下の方が上回るようになったとしても。やめることは私の人格の否定と言っても大袈裟ではありません。MXとは私にとって物理学的実験の場なのです。日常的により速く安全に走る方法を考え、それを実験しに週末練習に行き、レースでその考え方を証明する。それが私のスタイルなのです。

 「まあ、あれこれ考えるのが好きなのは分るけども、ええ年こいて何もレースで危険を冒さんでも」という意見もあるでしょう。それはそれでもっともな話ではありますわな。でも私のDNA(?)はそんなぬるいものは許さないのです。(体はぬるいですが・・・)

 意外に思うかもしれませんが、私は賭事が好きです。というか勝負事が好きです。でも仲間内でやるゲームなんかだと、賭けてるものが小さいとたとえ私が勝ったとしても負けた相手は「しょせん遊びやしー」となるわけです。(勝った試しありませんが・・・^^;)

 しかし少なくともMXレースの世界においては、少額な賭け金(そんなものないですが)なんかより、「オレ様の方が速い!=凄い!」という自尊心の方がはるかに重要であり、レースではその結果を沢山の第3者の目が肯定あるいは否定するわけです。

 練習は独りよがりかもしれないけど、レースはそうではない。

 そう信じるからレースに出たいのです。

 今たとえ最下位でもよいです。いつか1つでもポジションを上げてみせます。

 Jr.上がりのコに立ちはだかれるような存在になるまで、自分の意志では辞めません。

 だって、そうじゃないと、MXがつまらないものになってしまうでしょ?

1月19日(水) MX大学。

 誰もが入りたいMX大学。(ないない) 入れば将来が約束されるMX大学。(ムリムリ)

 入りたければ、MX大学付属小学校に入学しましょう。

 MXと書いてモトクロスと読めるようになれば卒業できます。(笑)


 MX中学に入る頃にはぐんぐん伸びます。減るもんも減ります。でも大丈夫。いくら食べても太ることはありません。全てが伸びることにつながります。

 MX高校。MX大学に入れるか? ん〜、でも他にも色々やりたいしー。全てが楽しいMX高校時代だからこそその時間は短い。全てに全力投球しましょう。でも、勉強しないとMX大学に入れないよ。


 MX大学。来ちゃいましたね〜。何学部ですか?

 文学部? さてはMXの歴史でも研究するのですかね?

 法学部? MXのルールの研究ですか? でもルールってシンプルよ。モラルは知らんけど。

 経済学部? 自分の首を絞めるようなもんでは・・・? まあ、頑張って効率的投資方法を研究して下さい。

 商学部? ボロ儲け? でも、良心的なショップをひらいてね。

 理学部? マニアですな。なぜタイヤは丸いのか疑問なのかな? 四角いタイヤで強烈無比のトラクションをゲット!?

 工学部? ん〜、楽しいと思うけどね〜。コストも考えないとね〜。安くてよいバイク作ってね。

 医学部? おぉっ! あなたはきっと神のように崇められます。どうか全ての怪我を直す術を修得して下さい。

 教育学部? お〜、理知的。後輩の指導ですかね? でもまさか体育学部とか? ムチで速くはなれんぞよ。


 お? MX大学卒業ですか? おめでとうございます。ゆっくりしてもよかったのに。とりあえずこれでサラリーマンにはなれます。(なれるかぁ!) でもせっかくMX大学に入ったんです。とことんMXにはまりましょう。

 え? IAになりたい? じゃあMX大学院に入りましょう。学費は自分で稼いでね。

 なに? チャンピオンになりたい? ん〜、とりあえず大学院を卒業して教授を目指してでっち奉公するしかないのでは?

 えー!? 世界チャンピオン!? ん〜。ノーベル賞取れるまで頑張ってみたら??

1月16日(日) 先週は青を勧められ、今週は赤を勧められた。緑に乗り続けたいよ〜。だってかっこいいもん。(^^;

 本日はマッドと予想されるため、走るかどうか決めかねながら朝から整備。たとえ今日走るとしても、マッドの中あの強烈にさぶいタイヤでは何の練習にもならんと思われるので、リアタイヤを交換。フロントサスペンションも標準の0.39に戻し、突き出しや前後のダンパーも標準に。あとスパークプラグも掃除。接地側電極に今まで見たことのないへんてこなもんが付着していた。(たぶんカーボンではあると思われる) プラグはなんかオイルっぽいので、私の好みは別としてプラグに対してはかなり濃い混合比&キャブセッティングなんやろう。

 そうこうしてるうちに、すごいよい天気になり、しかも暖かい。これで走りに行かんのはもったいなさ過ぎるということで生駒へ。どうせ生駒は12時から13時まで走れないので、今から行っても午前中の1本を損するだけやろうと。近畿選手権の開幕一週間前とはいえ、マッドが予想される中練習に来るやつはほとんどおらんやろと思ってましたが、さにあらず。満員御礼ってな感じでした。当然クラス分けあり。

 今日は1人で来たので心細いなと思ってましたが、tanakaさんとmorimotoさんが来ていらっしゃいました。

 で、今日は30分×3本しか走れないし、IAはおるし全日本級のIBもおるしで、トロトロと慣らすと余計に怖いので、最初から気を張って走行。(あ、コンディション見て、走る前からダンパーいじりました。フロント圧2段締め、伸び1締め、リア伸び2締め。実は今日はベストコンディションで、こういう時ってオーバーペースでコーナーに入ってドタバタしやすいので)

 感想。ん、標準スプリングがよい! 楽。走りやすい。ギャップをよく吸収してる。まあ、場所にもよるけど、先日もっとも不具合を感じたダブルダブルの着地点にはギャップがありましたが、さして気になりませんでした。そのかわり、旧トリプルの着地では結構奥までストロークしてる感じで、底突きはしていないけどあまり余裕もない感じでした。(まあ、KXは私の走りではめったなことでは底付きしません)

 走り方の問題だとは思いますが、下りのギャップや旧スタート後ろのコーナー入口のギャップはしんどかったけど。(たぶんハードスプリングやとさらにしんどいと推定される)

 エンジンの方は、新品タイヤとベストコンディションの影響もあるかと思いますが、そのような中での高い負荷がかかってもちゃんとパワー出てる感じがしました。ただ、今日は最近の中では暖かく、ニードルを濃くし過ぎているようで、反応の悪くなる瞬間はあります。

 で、事情により今週はいつにも増して怪我が許されないのですが、アホな私は旧トリプルでリアをまともに引っ掛け危うく前転するところでした。(運よく転倒せずに済んだ) 今日はその手前のテーブルの助走が荒れていてスピードを乗せにくく、旧トリプルの助走も微妙にギャップがあって加速しにくかったのが原因と推定されます。(よく覚えていない)

 あと気になるのが、最近コーナー手前というかジャンプの着地後というか、そのあたりのギャップで体が遅れているのか変にアクセルが開いて暴走しそうになります。(大テーブル着地後や下の長いテーブルの着地後など)

 どちらもハンドルにしがみつくような姿勢を取りたい感じになるのだけど(左右のバランスをキープしやすいので)、ギャップの衝撃がきついからやや後ろにもっていきたくなる。が、どうもそれのせいで暴走しそうになってる気がする。ここ最近考えてることと合わせると、こういうギャップってのは単にピッチングの影響が大きいだけで、実はあまり減速Gはかからないのかもしれない。でも、ハンドルを振られる時もあるから、ついリア荷重にしたくなるのよね〜。

 ベストコンディション+新品リアタイヤは素晴らしかった。(別にペースはさしてアップしてないみたいですが・・・)

 やっぱりたまにはこういう感触を味わいたいっす。

1月15日(土) '06が待ち遠しい。でも'05でもCRならよいか?

 本日は、sukeぴー、ohtani氏、hirano氏、hirano氏のお友達と生駒。

 道中ガソリンスタンドに寄った際、店員がタイヤを指してどうこう言っていたのでふと見ると「山がない!」 そうやった。既に先週の時点で限界に達していたのだった。セッティングのことばかり考えてたせいで、タイヤのことなどすっかり忘れていた。

 到着時は降ってませんでしたが、走りはじめた時には既に雨が・・・。しかし今日は、どうしてもサスペンションのテストをやりたい。手がかじかんでペースを上げるのが困難だけど、なんとか耐えつつ、午前中に最低限のテストは実施。

 なるべく標準に近い状態から比較した方がよいかなと思い、先週下市を走ったダンパーセッティング(前後伸び圧全て2、3クリック締めてあった)を標準に戻して走行。

 テストには好都合というか、結構ギャップが多い。走りはじめから右手首が痛い。(なぜに右? 疲労骨折してたらびっくりするよん) 左も結構きつい。

 で、慣れてきた時点で早々にリアのイニシャルを1回転緩める。ん〜、なんかこの方が走りやすい。緩める前は、なぜか旧スタート横のジャンプなんかで着地時にフロントの衝撃がいつもよりきつく感じていたのだけど、それが楽になった。(ちなみにリアからの着地) 加速時のトラクションもこちらの方がよいように思う。ただ、リア単体の感触は少し頼りなくなったように思う。

 で、次はリアはそのままにフロントの突き出しを10mm→12.5mmにして走行。もうちょい突き出させるつもりだったけど、調整が難しいのよ。感触は? ん〜、よく分りませんでした。強いて言えば、走りにくくなったのかなあ。

 で、昼飯食った後、フロントの伸びを3クリック締め、圧を2クリック緩め、リアの伸びを1クリック緩めて走行。違いは? そんなもん、寒くて走るのは精一杯やし、雨で路面は滑りやすくなってるし、おまけにこのさぶいタイヤではコーナーの入口からしてリアが流れまくっており、テストなどと言えるような状況ではありません。

 そのかわり、走りの方はほんの少しひらめきました。まあ、このコンディションの中怪我なく走れたのでよしとしましょう。

 帰りはtaichiに寄り浪費。いや、浪費ではないと信じる。シリンダーと0.40のスプリングを注文。リアタイヤ(ED用のやつ。MX用より1000円安い)、さらにはまた違うエンジンオイル。

 シリンダーはかなり悩んでましたよ。最初の1時間ぐらいだけGR2を使って適当に走りつつその後は高額なオイルを使いつつ10時間程度走行しただけのピストンが段付き磨耗を起こしている。しかし、問題を生じているのは排気ポートの柱のところだけなので、焼き付いてエンジンストップってなことになる可能性は低い。しかし10時間であれは異常やろ。

 おまけに、先週の生駒に続き、今日も朝一のエンジン始動時に、チョークを引いているにも関わらずエンジンの回転がかなり低い。また、昨日HPを検索してたら興味深い記事があった。「シリンダーのあたりが磨耗して来ると、濃いMJを入れると調子よくなったりする。それは濃いセッティングによってオイルも多量に入り密閉効果が上がるから」こんな感じの内容でした。その記事を読んで私はYZのことを思い出したのですよ。

 YZを手放す直前はとにかく薄く感じた。アクセル開けたらストールしてしまうほど。当時はなぜなのかさっぱり分らなかった。しかし、そのYZはバリバリのIBが乗ってたマシンで、私が譲ってもらった時点でピストン交換から3ヶ月ぐらいするとアイドリングしなくなり、ついにはエンジンが始動困難になっていた。ピストンの磨耗(てかピストンリングが磨耗)もしていたし、リングの抱き着きも生じていた。だから、あのマシンは本当に定期的なピストン交換が必要だった。しかし最後の方は本当に調子が悪かった。あれはきっとシリンダーの寿命が来ていたからだろう。
 それからすると、KXのシリンダーも既に寿命が来ているのではないかと。いや、そんなことはないのかもしれない。それに、もし傷んでいるとして何が原因なのかいまいちはっきりしない。シリンダーを新品にしてもやっぱりピストンは磨耗するのかもしれない。しかしもう悩んでいる場合ではない。シリンダーを新品にしてみないことには何も分らない。よって注文。すげー高いよー!(TT)

 スプリングは? これもですねー。標準の0.39がよいのかもしれません。でもね。0.39と0.41じゃこの鈍感な私でさえはっきりと体感できるほどの差があるのですよ。じゃあやっぱりその中間を試してみたいじゃないですか。

 エンジンオイルは? ん〜、シリンダーを新品にしたらですねー、しばらくは無理して高価なオイルを使ってみようかと思っていますよ。でもね。やっぱり4000円もするオイルを使い続けるのは無理があると思うんですよ。レースの時だけ新品シリンダーに高額オイル。練習の時は傷んだシリンダーに安価なオイル。そんな使い分けができりゃいいかもしれませんが、そんなマメなことようしません。

 で、さすがに新品シリンダーにGR2を使おうという気はなくなりました。かといって4000円のオイルも無理だとするならば、その中間のオイルが必要。じゃあ、そのオイルもフィーリングを確かめてみようかなと。あと、現に今使うオイルにも困っているんですよ。GR2もちょっと嫌っぽいし、かといってテストに使った4000円のオイルをダメシリンダー&ピストンのために消化するのもアホくさい。(先週やってしまったが) というわけで、2000円台のオイルが欲しくて。しかしこれが、2000円台のオイルとなると1ブランドしかありません。MA教ね。ただ、これは同じマシンに乗ってる方が使ってて、特にダメージがないという実績のあるオイルなので、かなり有望なのです。

 まあ、ものは試しというか、やってみんと分らんわけです。やれる時にやってみましょう。

1月14日(金) 絵、描きまくってます。

 相変わらず考えております。が、考えれば考えるほど分らなくなってきてます。まあ、だいたいこうなって嫌になるというのがパターンですけどね。

 今現在は、フロントにハードスプリングを入れた方が姿勢変化が大きくなる(それも単に大きくフロントローになるとかいうんじゃなく、激しく前後ピッチングする)と考えております。フロントサスペンションのストロークだけを考えたら小さくなりますが、バイク全体で考えたら逆に大きくなってしまう。

 じゃあなんでハードスプリングなんてもんが存在するのか? ん〜、底付き対策なんですかね〜?? あと、どうも重心の位置ってのは低ければよいってなもんじゃなさそう(少なくともバイク単体の重心は)なので、ライダーの体重が重くて乗車時に重心位置が適正範囲を外れた場合のもんなのかな??

 私の現在の考えでは、重心がある特定の位置にあればギャップに当たってもピッチングが生じない。高すぎても低すぎてもピッチングする。当たった瞬間にまず動きはじめる方向が後ろ向きか前向きかの違いがあるのみ。たとえ後ろ向きにピッチングをはじめたとしても、必ずおつりが来るはずやから前転するような動きがやってくる。何秒間かの時間の平均した姿勢が同じであっても、小さくピッチングするマシン(ソフトスプリング)より大きくピッチングするマシン(ハードスプリング)の方が不安定なのは明らか。

 こう考えているうちに、昔ある人に聞いた話を思い出しました。「リアのイニシャルを変えていくと、おいしいポイントというのがあり、それを外すとどちらに外しても同じように硬く感じる」とかなんとか。
 たぶんこのおいしいポイントというのがピッチングを最も抑えられるセッティングなのでしょう。

 ん〜、なんかハードスプリングやめた方がいいんじゃないかという気がしますが、現時点で諦めるのも悔しい。なにかしらうまく生かす方法があるのではないかと思うのだが。先日書いた通り前後均等に車高を下げるというのは最も無難に有効そうには思える。しかし、本当にそうか? 激しいピッチングを生じるのが不安定さの原因なら、ダンパーをどうにかしてピッチングを抑えればよいのではないのか?

 ん〜、ともかくテストしてみんことには分りませんね〜。

 (ちなみに先日の図は間違いを発見。まあ、イメージを掴む上ではそう大きく間違ってはいないのではないかと思いますが)

1月11日(火) まだまだ考え中。(仕事してるのか?)

 寝ながら考え、仕事しながら考え、トイレで考え、自転車こぎながら考え、さらには酒飲みながら考え中。

 フロントハードスプリングの害は分かったけど、対策方法が不透明。昨日の時点では、リアのイニシャルを弱めてリア下がりのチョッパースタイルにすべきなんやろうか? といった感じだった。実際に試したら、それはそれでなにがしかの効果はあるかもしれない。

 しかしなんか変なのだ。もとはと言えば、フロントが頼りなく感じはじめたからハードスプリングを入れたのに、そうするとフロントの負荷を減らす方向へ持っていかないといけないことになる。これって本末転倒なんじゃないの?

 じゃあどうするか?

 フロントフォークの突き出しを減らしてチョッパーに?

 違うやろ。これじゃやってること同じじゃん。


 フロント固めたのだからリアにもハード? もしくはイニシャルを締めてリア上がり?

 絶対違うやろ!


 何かダンパーをいじってごまかす?

 期待できんな。今までの実績からするとダンパーにはマシンの雰囲気をガラっと変えるような本質的な効果はない。スプリングレートとイニシャルをいじらなければ劇的な変化は期待できない。


 油面を下げて中間以降の実効的なスプリングレートを低下させるか?

 ん〜、これはひょっとするとアリかもしれん。やってみる価値はあるやろう。


 とまあいろいろ考えましたが、どれもいまいちピンとこない。

 で、なぜにKXFで0.42を0.43にしただけで最高に嫌な感触を感じたのか? にも関わらずKXで0.39に0.41を入れた初回(さらにこの時は0.43まで試してKXFの時ほどの嫌な感触がなかった)は嫌な感触を感じなかったのか? そしてまた今回微妙に嫌な感触を感じるようになったのか?

 これを昨晩考えてまたひらめきました。


 スプリングを硬くしたら、サスペンションを短くして重心を下げないといけない!


 リアだけ? ノンノン! フロントだけ? ノンノン! 前後均等に下げるべきです。それではじめて姿勢変化の少なさの恩恵を受けられるはずです。

 おそらくフロントを単に固めた際に最も問題となるのは高重心感が出ることです。(腰高な嫌な感じ) 以前、KXFとKXでスプリングレートを変えた際の違和感の出方が全く違うことに関して、ある方から「4stと2stで求められるサスペンションの特性が異なるからだろう」と聞きました。その時は、「よく分らんけど、エンジン特性が明らかに違うのだから、そういうこともあるのか」程度に思っていました。が、今考えると、この違いというのはエンジン特性が主因なのではなく、4st車と2st車の重心位置の違いによるものだとひらめきました。

 これらのマシンの重心位置が正確にどこにあるかなど私は知りません。しかし、4st車の重心位置は2st車に比べれば、明らかに上方かつ前方でしょう。(なかでもKXFは他のメーカーのマシンよりも前方にあるはず) しかるにギャップにフロントが当たった瞬間のマシンの動きというのは、近似的にフロントタイヤの接地点を中心にマシンが前方に回転しはじめるというものであると考えられます。この時、重心が前方かつ上方にあれば、容易に前転の動きが生じるはず。つまり、重心位置のせいで、4st車はフロントのスプリングレートに敏感。2stは鈍感。今回、2st車にも嫌な感じを感じたのは、やはりKXに乗り慣れたことと、ペースが上がって来ていることによるものでしょう。

 ふと今思い出しましたが、CRFに乗せてもらった時、硬いわけじゃないけど動きをつかみにくく、軟らかい気もするんだけど底付きするような雰囲気もない。とにかく「もっちり」とねばっこい感じを受けました。4st車は車重があるのだから底付きしやすく、本来ならスプリングレートを上げたいはず。(実際KXFはジャンプでフロントが底付きしやすかった) しかし単にレートを上げたのでは前記のように不具合が出るし、サスペンションを短くするとこれも最低地上高などで不具合が出るだろう。それらの苦悩の中で出た結論が、レートは抑えつつダンパーを効かせた「もっちり」したサスペンションだったのではなかろうか?

 レートを上げた際にストロークを短くしたのでは、ジャンプの着地等での限界点は下がり、ハードスプリングのメリットが出ない。ストロークを確保しつつフォークの突き出しを増やすなどして車高を下げたのでは、最低地上高に難が出る。それでもあえてジャンプの着地点で楽したいなら、ハードスプリングを入れつつホイールベースを長くしてやる必要があるだろう。しかし、これとて旋回性の低下や尖ったジャンプの安定性などの問題が生じるに違いない。

 というわけで、一長一短、どこかが良くなればどこかで妥協が必要ということですな。それでも、2st125ccはエンジンがもっとも軽量なことからして、セッティング変更の許容範囲が広いはず。

 フロントに関しては突き出しを増やしてやるのがよさそうだということは分かった。しかしリアは?単にイニシャルを弱めただけでよいのか? レ−トを上げつつイニシャルを抜くべきなのか?

 たぶん、イニシャルを弱めるだけでよいでしょう。(まあ、リアのハードスプリングも持ってるので実験はできますが)

1月10日(祝) 今、サスセッティングがおもしろい。

 本日は練習できませんでしたが、仕事中にサスペンションセッティングについて閃きました。セッティングと呼ぶのは変か? ん〜、え〜、なぜ有利になると思われる下りのブレーキングでフロントハードスプリングに違和感を感じたのか理由を見つけました。ほんでもって、フロントのスプリングを変えた際まずいじらないといけないのはフロントのダンパーなんかじゃなくてリアの伸びとイニシャルなんではないかと考え中。しかもイニシャルは土曜に試したような締め込む方向じゃなくて緩めるほう。


 フロントにハードスプリングを入れた場合の予想

 ブレーキングしてもフロントサスペンションが沈まないので車体の姿勢変化が少なく安心感が得られる。

 同様に下りのギャップも安心感が得られる。

 ギャップのある下りでブレーキングした場合には最高に効果が出る。

 実際(もち推定ではあるが)

 ブレーキングしてもフロントサスペンションは沈まないが、フロント主体でブレーキングすればマシン全体に前転するような動きが生じるのは全ての乗り物の宿命であり、硬いサスペンションでは唐突な動きになりやすいから余計にリアの荷重が抜けやすくなる。したがってリアが伸びる上がることによってノーズダイブした姿勢になる。リアはたいしてブレーキをかけていなくてもグリップを失って流れやすい。また、さらに悪いことには、重心の位置が高くなるため、恐怖感を伴いやすい。(実際危ない)

 フロントに軟らかいスプリングを入れた場合には、ノーズダイブはするが同時に重心が下がるし、動きも穏やかなのでリアの荷重は抜けにくいので、ノーズダイブしている割りに安心感が得られる。リアブレーキは車体全体を低く抑える効果があるが、その効果も維持しやすい。

 あまりにノーズダイブの量が多くなるとジャックナイフに近い状態になり、硬いサスペンションでスムーズなブレーキングを行った場合よりも限界は低いのかもしれない。しかし、ソフトな場合には挙動が穏やかなので予測しやすく、またノーズダイブの原因がフロントの縮みにあり縮んだものはまた伸びるのですぐに元通りの姿勢に復帰しやすい。ハードな場合にはノーズダイブの原因がフロントの縮みではないので、一旦前転の勢いがつくと収拾がつかなくなる。


 以上の推定は、ブレーキング、ギャップ、下り、それらの複合の全ての場合にあてはまるものと考えられる。

 ちなみに土日の練習の時のことを振り返ってみると、これらがよく当てはまる。生駒では下りのブレーキングでリアが流れて困ったし、高重心感のようなものがあった。収拾がつかないような感じも。下市ではあまり不具合を感じなかったのは、アップダウンがないので問題が出にくかったのだと思われる。

 もう私は早くリアのイニシャルを緩めて走ってみたくてたまりません。それか0.40のスプリングを買うか。

 こんなこと考えてたらシリンダーなんかどうでもよくなってきました。

 ギャップに当たった瞬間のイメージ

1月9日(日) 到着時気温3℃。帰宅時0℃。さぶ〜。Rタイヤはさらにさぶくなった。もう限界。(TT)

 久々に下市にやって来ました。tateishiさん、miyamotoさんが下市に行くとおっしゃっていたので。

 路面は、奥の乾きにくいところだけマッドでしたが、他は許容範囲です。逆バンクや最終コーナーなんかは異常なほどグリップしました。

 お隣さんのマシンを見ると'94YZ125。私がはじめて乗ったレーシングマシンです。'94とは思えないきれいさでしたが、「スイングアームほそー! フロントフォークほそー!」てな感じでした。私がこのマシンに乗っていた時、生駒の下のストレートの長いテーブル(踏切り斜面を斜に通過する)を通過する際、フレームがよれるようなおかしな不安定さを感じていました。当時は「私ごときの走りでよれるはずがない。きっとホイールベアリングのガタのせいやろう」とリアホイールのベアリングを打ち換えつつ他にもダメなところ多数で嫌になり、整備後乗りもせず売却した。しかし、今あの細さを見たら「スイングアームがよれてたんじゃないの?」という気がします。ちなみに現在は全くそういうのは感じません。

 さて、久々の下市ですが、まあそれなりに走れました。不思議なことにコーナーでフロントの違和感というのは感じませんでした。(あ、いや、ブレーキかなり強く残してコーナーに入ると、フロントが戻ってきてあおられる感じはあった。グリップがよかったから不安感がなかっただけか?)

 けど、ギャップやジャンプでは反発がきついような気はしました。(なぜかリアも) で、コーナーの入口で車体がゆれるのが気になります。で、いろいろ考えましたが、どうもスプリングと伸び側のダンパーだけで車体を安定させようというのに無理があるような気がしてきました。というわけで、標準より緩めていたフロントの圧側を締め、リアも締めました。リアは分りませんが、フロントはギャップでやや鋭い衝撃を感じるようになりました。でも、この方がフロントの感触を掴みやすい気がしました。当然、しんどくはなるのだが。しかし、ライダーに情報を与えてくれるのはスプリングではなく圧側のダンパーで、鋭い衝撃を嫌ってダンパーを弱くするとフロントの感触が掴めなくなり不安感が出てしまい、結果的に速く走れないのではないかと思いました。というわけで、走りやすさと体への優しさを両立するのは困難な模様。

 そうそう、今日ははじめて点火時期を触りました。なんでまたそんなもんを? ん〜、KXって点火時期さわっていいってマニュアルに書いてあるんですよ。ちゃんと変更限度の印があるし。で、同じマシンに乗りつつ私より数段速いのだけど、ピストンに異常のない方がいらっしゃいます。私より薄いセッティングなのに薄くも感じないらしい。

(ちなみ私の薄い濃いの判断基準は吹け上がりのスピードとトルク感です。ちゃんとアクセルに反応しつつトルク感を感じながらややゆっくりと路面を捉えつつ吹け上がって欲しい。250ccチックな感じね。プラグの焼け等で判断しているのではないので、フィーリングは路面により大きく変わります。空転しやすいカラカラのコンディションでは薄く感じ、グリップのよい路面では路面と捉え過ぎて吹けにくいので薄くしたくなる。エンジンのポテンシャルを有効に使っているかは非常に怪しい ^^;)

 何かマシンに個体差があるように思えてなりません。で、先日ステータを見た時に、正規の位置よりも微妙に点火時期が早くなる方向にずれていたので。まあ、変更したっていっても、許容範囲±3mmぐらいの中の1mmぐらい。正規の位置からほんのちょっと(0.5mm弱?)ずれていたのを反対側に0.5mmずらした程度。これがかなりいいみたい。まだ十分暖まっていないうちから、低速低開度のツキがよくなった。走行を始めてからも高回転を含め違和感なし。

 で、今日は何度も吹雪いてましたが、tateishiさん達のチームのトランポの中で休憩させてもらい、快適に過ごせました。ありがとうございました。

 明日は仕事です。練習されるみなさんはお気をつけて。

1月8日(土) SH教オイル、何も感じず。

 本日は生駒にやって来ました。今月もう近畿選手権開幕となるのですごい台数やろなと思って来ましたが、そうでもありませんでした。ほんでも、hirano氏、tateishi氏、miyamoto氏、kawaguchi氏、DA-ママさんと知り合い多数でした。

 路面は湿り具合はほぼベスト。ただ、最近整備したと思われる下りは軟らかくギャップ多数。最終戦の時に近い感じです。乾いているところには硬いギャップもありますが、こちらはまあ通常レベル。

 で、エンジンをかけてみると「カタカタカタ」と大きな異音が。「!? なんか組み付けミスったか!?」と青ざめてしまいました。今にも壊れそうな音に感じたのですぐエンジン止めようかと思いましたが、音がしたりしなくなったりしてるし、うまく燃えてなくて回転がギクシャク(ノッキング?)してるだけのようにも思えるので、アイドリング程度で様子をみる。ちょうどhirano氏が来たので聞いてもらいましたが、明らかにおかしいとのこと。ピストンとシリンダーが当たる音なんじゃないかということで、そのまま様子をみる。そうこうしてるうちに音がしなくなった。とりあえず、組み付けミスではなさそうだったので、ちょっとだけ安心。どうやら、ピストンを研磨したのがまずかった模様。そういや、ピストンとシリンダーのクリアランスって0.1mm以下らしいので、ほんのちょっと削っただけでとんでもないクリアランスになってしまうのかもしれませんなあ。

 というわけで、1本目の走行はジャンプ全なめ、ストレートもトロトロ。回転も上げず、いつエンジンがロックしても耐えられるようにして走行。ほんの少しづつペースを上げましたが、どうやら大丈夫そうなので、2本目からは普通に走行。(よかった〜)

 となると今度はフロントに入れたハードスプリング(0.41kg/mm)の状況が気になります。やっぱりシングルジャンプの着地は楽です。

 が、今回は喜んでばかりもいられません。下り(ダブルダブルの着地後)ブレーキングやコーナーの入口(旧スタート横の低速コーナー)に違和感ありです。ノーズダイブが少なすぎるみたい。ブレーキングではノーズダイブが少ない方が安定してそうな気がするのだけど、なんか変。ある程度のノーズダイブは必要なんですかねえ?

 ほんでコーナー。下りのブレーキング中ですら沈んでない感じがするのですから、ブレーキを緩めたらエンジンブレーキ程度で沈みをキープできるわけありません。いまいち前輪の接地感が掴めず不安。

 ん〜、これってKXFにハードスプリングを付けた時に似てますね〜。あの時(標準0.42に対し0.43を投入)は、前輪がどこでどうなってるのかさっぱり掴めず、たった1本走行しただけで嫌になり標準に戻した。今回装着したスプリングは以前に試したスプリング(そのスプリングは現在友達に譲っている)なのですが、前回よりもイメージ悪かったです。ギャップも、後で考えればマメができるような(こういうのはフロントのせいじゃなくて、リアの反発によるものだと思う)鋭い衝撃はなかったけど、結構しんどかった。(フロントの反発が大きいように感じた)

 あ〜、標準スプリング持って来たらよかった〜。いや0.40のスプリングを注文したらよかったなあ。ってな感じでした。

 で、フロントのしっかり感は十分あるので、「もともとリアを締めたらフロントが頼りなく感じてハードを入れたのだから、もうちょいリアを締めたらよいのでは?」とリアを半回転締めました(→推定サグ100mm)が、特に何も感じませんでした。

 で、フロントを入りやすく戻りにくいようにと3クリックぐらいまでいじってみましたが、終始同じような感じでした。(--)

 まあ、怪我もなく、エンジンの異音も朝一だけで壊れなかったのでよしですかな。

 前回とサスペンションのフィーリングが違ったのは、それだけKXに慣れたってことかな?

1月6日(木) わたしゃこんなことより、ライディングテクニックの方を考えたいのですが・・・。

 エンジンオイルのことが気になってしょうがありません。最近はインターネットでオイルの知識を増やしております。最も欲しているのは、(しがらみのない)一般ユーザーの比較インプレッションです。モトクロッサーとは関係ないですが1件だけ「ふむふむ」という感じのやつがありました。

 しかし、なかなか自分の欲しているような内容のページはないですなあ。まあ、レーシングマシンの情報を求めているんやから、競争のノウハウを公開してる方がおかしいか。そう考えると、私のページなんか基本的に何のしがらみもなく事実(あるいは事実と思っていること)を書いているので、ある意味すごいお役立ちページかも。(正確さや、量、質、偏りなどの問題はあるが・・・^^;)

 で、ある方が言いました。「高価なオイルを使ってシリンダーを守るより、GR2使ってオイル代を抑え、シリンダーを消耗品と考えた方が安いといえるかも」

 確かに!

 なんせ、土日で約1リットルのオイルを消費する訳ですから、3ヶ月程でシリンダー代ほどのランニングコストの差が出る訳なのです。

 が、そう考えると、今自分がどんなオイルを求めているのかが分らなくなってきます。

 エンジンに優しくて、パワーロスがなく、安くて、メンテナンスフリー。

 そんなもんがありゃよいが、ないやろう。


 「高価=エンジンに優しい」ちゅうわけではないようですが、仮にそういう意味の最高のオイルが見つかったとしましょう。が、他のオイルよりは高性能でも、結局のところいくばくかのサイクルでピストン関係の交換は必要でしょう。

  ・そのサイクルとはどれぐらいなのか?

  ・正常使用中のパワーロスはどうなのか?

  ・交換時期が来た時のパワーロスはどうなのか?


 

 「安い=エンジンに悪い」ちゅうわけでもないと思いますが、ここでは実用範囲内で最も安いオイルがGR2だったとしましょう。

  ・正常(?)使用中のパワーロスはどうなのか?

  ・エンジンが完全に焼き付いて止ってしまうことはないのか?(命に関わる問題だ)

  ・磨耗したピストンは本当にパワーロスしているのか?

  ・シリンダーは本当にダメになるのか? なるならどれくらいで?


 これらの疑問の他に「単に現在のシリンダーがもとから悪かった」などの疑問も未だありで、なんなんだか分りません。

 せめて、最もエンジンに優しいオイルとコストパフォーマンスがこれとGR2の中間のオイルが何か分ればなあ。


 いや、そもそもピストン交換したら1日走行後に再び分解してピストンを研磨するのが正しい使用方法なのか??

 あ〜、それだけはやめて〜。めんどくさくて耐えられねー。

1月4日(火) オイルマニア?

 本日帰阪。大晦日から帰省しましたが、雪のため高速は途中から通行止めになり、下道に降りたらこれもあわや通行止めな感じで、あやうく峠で年越しとなるところでした。(チェーン持ってないしー) 私はストラーダの4駆車としての性能を信じて突き進んだらなんとか帰れましたけど、反対車線は全く動いておらず、あの方々は確実に峠で年越しとなったはずです。下手したら翌日も。四国って山ばっかりだから、南国じゃないんですよね。

 で、田舎に帰ったら生後5ヶ月の甥が出迎えてくれました。まあ、これが重いのなんの。でもまあ、家族を心配させながら生まれて来たのにその後は特に病気をすることなくすくすくと育っている模様。お父ちゃんが背が高いので、たけちゃんマンはひょっとすると190cmぐらいの大男になるかもしれませんな。まあ、叔父さんも横方向の大きさなら負けんぞ。(笑)

 で、今年の正月はめっちゃ寒い。元旦の朝は、こんな感じでした。

 しかあ〜し。およそ半年前に買った新車KXがすっかりおんボロマシンの風情を漂わせておるに、寒いからなどという理由で整備しないわけがない。まずは洗車して泥(雪?)を落としつつ整備開始。

 まずはピストンの点検。交換後7回走行しているので、約10時間の走行。CRのマニュアルによればピストン&ピストンリングは7.5時間で交換となっているけども、そんな時間で交換したことなど未だかつてない。ただ単にピストンの傷の有無を確認したかっただけです。が、なんと既にピストンは排気ポートの柱の当たり面が手で触って分るほど磨耗していました。傷も一筋入っていました。首振り跡(?)もあり。ん〜、悩ましい。もちろんピストンの予備はある。だけどたった10時間よ。毎回こんなサイクルで交換してたら私は破産します。
 で、私は、リングのみ新品にし(リングに異常は見られなかったけど吹き抜けが大きそうなので。でも、'05KX125のピストンリングってもとから張力弱いらしいので、こんなもんなんじゃないかとも思う)、ピストンはナイロンやすりで排気ポートとの当たり面付近を研磨。

 病気の私はシリンダーも再び研磨。もうシリンダーを触るのは平気になってきました。シリンダー研磨のせいで、やる気のなかった排気バルブの清掃も実施するはめに。

 他には、リードバルブの点検(交換するつもりだったけど、もったいなくなり点検のみ)、キャブの掃除&MJを#450へ交換。クラッチアウターの段付き研磨、フロントフォークのシール交換(だけのつもりが、結構汚れていたのでついオイルも交換)、サイレンサーのグラスウールの交換。まあ、3日の晩には田舎を発ったので、上出来かと思います。体冷えきりました。

 で、本日は昼前に帰阪の後、バイク屋へフロントのハードスプリングとブーツを取りに行き、前後スプロケットの他4200円のSH教エンジンオイルを買い、さらにホームセンターへ寄りなぜか仕事で必要な物品を物色(なんで正月休みにこんなことせにゃならんのじゃ)。

 帰宅後は早速スプリングを磨いて装着。さらに既にかなりさぶくなってしまったリアタイヤの向き変え。で、クリアフィルムや青ベースの貼り換えをすべく、ラジエタ−シュラウドとゼッケンを外して持ち帰り終了。

 シリンダー買おうかなあ?



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