マグラの草子

(2月分)

 

2月28日(土) チキンて恐ろしいよ。

 本日はイオロイッチーニと来週のレース会場チキン。sukeぴー&morimotoさんもいらっしゃいました。レース前なのに土曜日なせいか台数はたいしたことない。コースは1コーナー後の巨大テーブルがキャメルに。他は前回と変更なし。

 走行前にちとsukeぴー'04CR250のスペシャルフロントサスを触らせてもらう。これが衝撃の軽さ!! 指で軽くゆするだけでフォークが動く感じで、±1mm揺れさせるのも可能なアナログな雰囲気。しかるに私のは動き始めの抵抗が大きくて±5mmぐらいからじゃないと動かないデジタルな感じ。まあ、そもそも車種が違うのだからもともと方向性が違うのかもしれんけど、しかしあまりの差に凹みました。

 で、とりあえず一発走行。前回と同じく体ガチガチ。ジャンプやコーナーはもちろん、前回まではそこそこ攻めていたウオッシュボードもびびりまくり。ジャンプもそうだけどウオッシュボードも前回失敗した時の悪いイメージがあって、「やだなあ」と思いながら走ってたら今までになくリアが左右に振れたりもして転倒寸前になり、やる気ナッシング。たぶん、スピードが遅いのとコブが尖ってきてるのが原因と推定(でもmorimotoさんは、走りやすくなってると言っていた --)。

 で、ジャンプの方も、フィニッシュ前の旧ダブルのテーブルをびびりが入ったまま無理して飛んだらまくれそうになり冷や汗(やったと思いました)。長いテーブルは何回か飛んだけど、やはりリラックスすることができずほとんどなめてばかりでした。もちろん変則ダブルもなめなめ。キャメルも、試しにぶつけてはみるものの、なかなか飛ぶ気になれず、「あ〜、オレは今日1日これをなめてしまうのか・・・ --」とテンション下がりまくっていました。

 なんとかしてこのへたれな状況を打開したい私。まだちゃんと飛んだことはないものの、比較的恐怖感が少なくしかし飛んだら気持ちよさそうな曲がりながら下り斜面に落ちていくジャンプにチャレンジ(前回もここはチャレンジしようとしていたのだけど、その時はもの凄い風でヤバかった)。きれいにフロントローでしっかり曲がって着地ってなわけにはいきませんんが、とりあえず届くようになった。いつリアが反対側に振れるかと心配しながらなのでリラックスはできず綱渡り的な緊張感はあるし、飛んでみたら以外と合わせる斜面が短い感じで「ここで飛び過ぎたらえらいことになるよなあ」と脳天気にはなれませんが、とりあえず飛べるようになってちょっとやる気。

 で、次はキャメル。飛んでみたら中央のコブを超えるだけなら楽勝だし衝撃もない。これでずいぶん気分が楽になった。

 次は変則ダブルかフィニッシュ前のテーブルということになるのだが、この2つにはどうしてもびびりが入り飛べない。テーブルの方はあと1車身ぐらいのところまで飛んだらフロントが底付きしてびびりまくり(おまじないでで油面5ccアップしといたのに・・・)。次の周(本日の最終ラップ)も同じくらいのところまで飛んだら今度は足首をいわしそうになった。そんなことをしてる間にコース閉店。

 エンジンオイル&フィルターの交換作業で時間を潰してしまい、走り足りないままに終了。

 そうそう、今日は一度イオロイッチーニと走行。ついてはいけるものの、抜けない。そのうちにイオロイッチーニは変則ダブルを飛んでいった。じゃあオレも観念して飛ばなあかんのかなと思ったが、「いやいや、イオロイッチーニに何速で飛んだか聞いてからにしよう」と考えやめ。(なんちゅうIBやねん)

 イオロイッチーニは今日も何かを掴んだのか御機嫌で帰宅。私はますますテーブルが怖くなりしょぼんとして帰宅。

 (--)

2月27日(金) 来月も製造業。

 水、金と定時で帰れたのでバイク整備。フロントフォークオイル交換。いや交換する気はなかった。先月3回目の交換でその後6回しか走行していないので。

 ちとやりたいフォークチューンがあったので、抜いてもそのまま再利用するつもりだった。しかし開けてびっくりで、2stのミッションオイルのごとく金属粉でギラギラ光っておりとても再利用などする気にはなれず、交換。ただ交換するだけならそんなに時間かからないが、汚れが気になり各部洗浄。スプリングとアウターチューブは灯油とブラシとウエスで。インナーチューブ内はパーツクリーナーと新品オイル100ccぐらいで洗浄後、再び新品オイル100ccぐらいで洗浄。2回目の洗浄後のオイルはきれいだったので、ここまでやりゃ十分やろう。

 で、結局考えていたチューンは見送り。これだけで2日かかってしまったので。んで、組み付け後、前後サス全てのセッティングを標準に戻す。

 気のせいか、フロントにスムースかつダンパーの感触が出たような。

 てか、そう思わなやっとれん。

2月22日(日) MXネタだと長くなっちゃうのよね。

 本日はTEAM WOW関係者6人(絶好調天才naitoh氏、野生イタリアン人イオロイッチーニ、七福神wadaさん、麺とxxxをもてあそぶdoiさん、若旦那ohtani氏)で下市へ。こんな大所帯はいつ以来でしょう。喜ばしいことです。ホールショットはnaitoh氏?で、私が来た時には既に走っていました。

 で、まず走行前にエアクリーナーをチェックすると、ホコリまみれで終ってました。が、今日はちと試してみたい新エンジンオイルがあるのでとりあえず1回走ってオイル交換してからエアクリーナー交換に移ろうと、見なかったふりして走行開始。
 本日の下市は先週よりもギャップが増えており、流している段階で既に疲れてしまう。てか、昨日ギャップの少ない生駒で手にマメができるほど走りたおしているので乗る前から肩がだるい。薬嫌いの私ですが、朝栄養ドリンクを飲みました。

 ほんでもま、ギャップを避けるラインもないことはないし、4stでジャンプってのもだいぶ慣れてきたので、いつものように過度に慎重になることもなく、それなりに走れるようにはなりました。ただ、今日は暑い。2月とは思えない暑さで、疲れるより先に頭がぼ〜っとしてくる。

 今日もまたリアのイニシャルや前後のダンパーを少しいじってみたりしました。また、身内3台同一マシンということで、naitoh氏のマシンにも乗せてもらいました。同一マシンとはいっても、イオロイッチーニのはサスがスペシャルチューンされてるのでノーマルの私のと比較しても私にはあまり意味がない。naitoh氏のはノーマルなのでマシンの状態比較にうってつけ。しかも、先日この3台のサスを手で押して比較したんですが、同一であるはずの私とnaitoh氏のフロントサスには驚くほどの動き方の違いがあった。私の感覚では、私のマシンはバネっぽく特に圧側のダンピングを感じずリニアに動く。naitoh氏のマシンは2,3cm動かしたところで急にダンパーが効く感じ(naitoh氏のは初期がよく動いているということなのかもしれない)。どちらが良い悪いは別として、同じマシンでこんなに違うとは驚きでした(ちなみに両車ともちゃんとメンテナンスしてある)。

 ほんで、乗った感じとしては。最初の半周ぐらいフロントのストローク感がなく、「あ〜、なんかnaitoh氏のマシンぽいなあ」と思ったのですが、じゃあギャップの衝撃がきついんかといったらそういう感じでもない。で、私のマシンで感じるようなマシン全体の揺れの落ち着きの悪さもなかったような。naitoh氏のマシンと比べると、私のはドタバタしてる感じがある。私の感じでは、前後(特に前)の伸び側の減衰力が足りないのかなあといった感じ。が、同じく私のマシンに乗ったnaitoh氏の意見は、「フロントの圧が弱すぎてストロークしすぎているんじゃない?」とのこと。ん〜、そうかもしれんのやけど、しかし事前にフロントの圧を締めたりもしたんやけど、そしたらいきなりしんどくなったんやけどなあ。(--)

 まあともかく、たとえオール標準セッティングであろうとも、マシン毎の固体差(あるいはほんのちょっとのメンテナンスの差)ってのがかなりあるもんなんではないかと思いました。(だとすると、あなたのマシンも他の人のマシンとは全然違う可能性大ですよ。)

 とまあ、試乗も交えつつ練習し、最後はnakanishiパパの提案で10分レース。誰よりもスタートには下手な自信のある私はやはり最後尾。てか、視界に他のマシンがあるとどんどん引いてしまうんですよね。(TT) しかしまあ、レースと名のつくもんとなると俄然燃える私。終盤には2位まで上がりました。が、トップのnaitoh氏ははるか先で到底追いつけるような距離ではなく、結局天才naitoh氏がトップでフィニッシュ。しかし、レースをやったおかげで、CRで前転しそうになり4stに乗り換えてからは飛ぶ気が湧いてこなかったジャンプが飛べるようになりました。奥の方にあるシングルの後の変則的なダブルね。ここは飛ばないと非常に疲れるポイントだったんだけど、飛べるようになったおかげで俄然やる気になり、レース後1人で走りまくってしまいました。

 とまあ、naitoh氏には負けたものの、尻上がりに調子がよくなり結構御機嫌で練習を終えることができました。

 練習後はイオロイッチーニ、doiさんとともにwadaさん宅にお邪魔し、遊んで帰った私どもが仕事帰りの奥さんにご飯を食べさせてもらう。あ〜、ごめんなさい。でも奥さんのご飯はいつもおいしいっす。ホント。

 そうそう、今日はnakanishiパパが、奥さん、mikotoちゃんとともにコースへ。mikotoちゃんコースデビュー! エンジン音で泣くこともなく、変なおっさんたちを眺めてました。

 mikotoちゃんのほっぺたはめちゃめちゃおいしそうだ。(^^)

2月21日(土) バックナンバー注文しようかな。ノウハウ満載で約1000円は激安やで、いやホント。

 本日も例のごとく走る気満々で生駒にやって来ました。某MX雑誌2004年No.1にKXF-SR(チャンピオンワークスマシンね)の記事が載ってるのをつい最近知って本屋で捜してたりしたのですが、見つけられずにいたところ生駒に置いてあるのを見つけ、準備もせずに事務所でかじりつく。ふんふんと目当ての記事を読んだ後、パラパラとめくると今度はサスペンションセッティングの記事を発見。今まで見た中でもっとも詳しく書いてある記事なので走るのも忘れさらにかじりつく。いや途中で思い出し走る。1回走ったら昼休みの時間になってしまったので、また事務所に行きかじりつく。結局飯も食わずにずっと読み続けてしまった。

 さて、本日の生駒はコースが変わっておりました。旧スタートの後ろのジャンプがなくなりつつ左に曲がり続け、その先のヘアピンを曲がったらキャメルチックな変則テーブル。これがね、私好みで面白いんですよ。旧スタート後ろのジャンプは、一時期飛ぶ練習してたんですけど、なぜだかある時からその手前のコーナーをインばかり通るようになっていたので飛べないわけですね。だからジャンプがなくなったことは面白さの低減にはつながらないんですよ、私には。そのくせヘアピンを立ち上がったところのジャンプは踏切りが結構尖っててテクニカル。今日の私はインまわって座って飛ぶ練習ばかりしてましたが、インまわったんではテーブルの上にのれるかどうかといった感じ。たぶん、速い人でもインまわったんでは下りまでは届かんのじゃないかなあ。

 でまあ、こすいのが好きな私はこの走りでも十分楽しいのですが、試しに何回かアウトに行ったりもしました。が、尖って見えるジャンプに速いスピードで突っ込んで行く気にはなれず、逆になめてしまう始末。まあ実際問題レースになったらインまわった方が速いでしょうなあ。

 で、ここ以外にも変わってるところがありました。それはバンク。形状が変わっています。誰が見ても一発で分るほどに変わっているのは1ケ所(旧トリプル後の下りの180度バンク)ですが、旧トリプル手前のコーナー、下のストレート後の左コーナーなんかも変わってました。どう変わってるかというと、今までのバンクとわだちの中間的な感じになっているということです。最近の生駒のバンクは入口から見ても出口から見てもはたまたイン側から見ても一定の傾斜の単なる登り斜面みたいなバンクになってました。これはこれでブレーキターン好きの人にはバンクのどこに当てても同じようにターンできラインに自由度があるのでいいと思います。

 が今回はブレーキターンもアクセルターンも使わずにとにかく速いスピードで回って下さいという感じのバンクです。おうこれはまさしく私が最も苦手とする走りじゃないか、でもよく整備されててそういう走りにチャレンジしたくなるやんけ。とチャレンジ開始。が、どうもイメージ通りにはいきません。まあそりゃ急にそんな走りができるわけはないですわな。たぶん寝かすタイミングが遅いんだと思います。寝かしてから当てないといけないのに、当ててから寝かしている。そんな感じです。それにどうしてもバンクの後半を使えず早くからバンクを離れてしまう。上に行けばいくほど壁のように立っているバンクだけに、実はバンクなりに走らなくてもそこそこの走りは出来てしまう形状っぽいんですね。ただ、終始チャレンジする中で、自分の問題点に気付き、少しだけ最初よりも気楽に走れるようになりました。

 ほんでま、最近サスペンションセッティングいじりに凝っている私ですが、今日はリアのイニシャルしか触りませんでした。自分用のスペシャルマシンをつくりたいという気はありますが、ここのところのテストで思ったのは、「サスペンションの動きを知ろう」という気でちょっと気持ち抑えぎみで走らないと何も分らないということです、私の場合。私が今までサスペンションに無頓着だったのは走りに熱中してたからだと思います。しかるに私は自分の走りに疑問を感じているので、マシンだけに気をとられるのが嫌で。半日はサスペンションセッティング、残り半日は乗り方の練習。そんな割きりができるのならいいのですが、どこまでいっても私は乗ることそのものが一番好きなんですね。私が漠然と思っているのは、ダンパー調整だけをすればいい程度にまで自分好みの状態にマシンを持っていきたいなということです。当初は、「KXFは急いで販売にこぎつけた感じがあるので煮詰まっていないかもしれない」と思っていたのですが、どうもそうではないみたい。ただ、今日読んだ記事ではリアのイニシャルをいじるのが非常に重要そうなので気掛かりではある。

 とかなんとかいいつつ、当初の考えとは逆に、フロントにソフトスプリング、リアにハードスプリングを入れてみるのもいいかもと思う今日この頃。(笑)

 いやいや買ってませんよ、いやホント。(^^;  

2月14日(土) 身内で3台がKXF(RMZ)! なにかと便利です。

 本日は久々に下市にやって来ました。池ポチャがトラウマになってつい避けてたのね。(うそうそ ^^;) 今日はwadaさんとnaitoh氏が来ます。現地パンク修理を決め込んだ私は一番にコースにやって来ましたが、2番目にはなぜかイオロイッチーニのストラーダがやって来ました。イオロイッチーニは明日レースだから今日は走らんやろうと思ってたんですが・・・。で、その車の荷台にはRMZの外装のマシンが。「練習用に安い外装を手に入れたのか?」(注:カワサキのKXFとスズキのRMZは共同開発車のため外装が違うだけで中身は同じです)と思いましたが、イオロイッチーニの車からはnaitoh氏も出て来ました。そう。それは天才naitoh氏のマシンだったのです! しかもスズキのウェアまで着ている。125ccクラスへの転向を願っていた私は、買え買えとけしかけてはいましたが、こんなに早くホントに買うとは思いませんでした。(笑)

 さて、中古とはいえ'04モデルのマシンを手に入れたnaitoh氏は様子が変です。いつもは準備がめちゃくちゃ速く、私より後に来ても先に走り始めていたのですが、今日は違います。やたら念入りに整備しております。いまややり過ぎ整備とはnaitoh氏のためにあるような言葉です。

 そうこうしてる間にwadaさんも到着し、みな走行開始。本日の下市はほぼ全セクションがカラカラに乾いており、また要所要所が荒れてて私にはしんどい。でも、ジャンプの踏切りはみな綺麗なので、慣れたら結構楽しめそうではあります。ほんでま、体を慣らすべくじっくり走行。しかし、ギャップが多い場合、じっくり走るとよけい体がしんどそうではある。

 まあ、またセッティングを変えてみるにはいいコンディションかもしれない。そんなことを思いつつも、いまひとつ気分が乗ってこないので、今日もリアのスプリングのテストはやめ、ダンパーのみいじろうと思ってました。今週は今日しか走れないので、交換作業で時間潰すのも嫌だし。が、イオロイッチーニが交換作業をしてくれるとのことで、それではと交換してもらいました。(ワークスライダーみたい。^^)

 先週のフロントハードスプリングの投入結果からして、「違いは感じることができるやろうけど、きっと気に入らんような気がする」と思ってました。それもテストをする気がわいてこなかった理由の1つです。まあでもなんか掴めるやろうと走行してみると・・・。あれ? 何も分りません。接地感に変化はないしジャンプで底付きするというわけでもないしギャップで楽になったとかいうこともない。

 いやま、ジャンプやギャップを通過した後の感触は違うような気もせんでもない。なんとなくリアが伸びてくるのが遅いような気はした。これはこれで予想される結果ではある(ダンパーは標準のままなので伸び減衰力が強すぎるはず)。が、なぜかジャンプ後のコーナー進入で、いつまでもマシンが揺れているような感じがする。これは逆に伸び側の減衰力が不足しているかのような症状だ。圧側だって振動の減衰に寄与しているはずだから、圧が不足するようになっているのかと4クリック、さらに3クリックと強めてみたが何も感じない。伸びも強弱いじってみたが、多少の変化は感じても「これだ!」というようなひらめきはない。
 というか、リアのスプリングを替えたのだからリアのことだけ考えようと思うのだが、それよりフロントがギャップでしんどいのとカラカラコンディションのせいでフロントのグリップばかりが気になって、リアに気が回らんといった感じ。

 まあ強いて言えば標準スプリングの方がなんとなくいいような気がするし、どっちみちソフトスプリングにひらめきを感じないんやから、この状態のままダンパーをあれこれいじるのも無駄っぽい。ということで、またイオロイッチーニに標準に戻してもらいました。ここであらためて何か感じるかと期待しましたが、やはり何も感じませんでした。まあ私としては、何も感じないんなら今後は標準スプリングで乗ろうという感じです。

 ちなみに、ソフトスプリング仕様にnaitoh氏に乗ってもらいましたし、パドックをちょろっとではありますがイオロイッチーニにも乗ってもらいました。彼等は違いが分るらしく、イオロイッチーニは気に入った模様で、naitoh氏も「今日のコンディションならいいかも」とのことでした。

 ほんでま、走りの方は、御機嫌naitoh氏には着いていけず。 wadaさんもnaitoh氏についていけなかったのか、テンション低そうでした。(4st買う? ^^;)

 練習終了後はnaitoh氏、イオロイッチーニとコーナーリング方法について談義。naitoh氏は私とまったく走り方が違うので、いい刺激になる。が、彼の天才発言はさらに刺激的で面白い。(笑)

 イオロイさん、メカニック作業ありがとうございました。 

2月13日(金) 今週は2回定時。うれぴー!

 最近眠くてしょうがない。また成長期に入ってきているのか? 

 ところで、ここ最近のマシンテストの結果、ライディングテクニックに新たな疑問がわいてきた。

 今までの私は、最大限のタイヤのグリップ力を引き出すべく、じわじわと加速Gが増大し続けるようなパワーのかけかたを理想として練習してきた。もちろん2st125ccの時も。クラッチワークでこれをやるのはかなりの器用さが必要なので、不器用な私は極力エンジンを中回転に保ってアクセルワークで処理。そんな感じだった。(ギアを下げて高回転を保ったんでは食い付かないし、かといって半クラッチで高回転を保つのは微妙な操作が難しい)

 4stに乗り換えてからは、低速からリニアにアクセルに反応するエンジンのおかげで不器用でも自分の理想とするパワーのかけかたができるようになり御機嫌。シッティングジャンプを多用できるようになってきてるのなんかはまさにこれのおかげ。

 しかし。テストの感じからすると、加速地点のギャップで受ける衝撃ってのはリアサスペンションに起因する感じがしてきたし、圧じゃなくて伸びを弱くして改善されるという点からもリア荷重過ぎるからっぽい。また、信じられないほど硬いフロントサスペンションのマシンで、カチカチ&ボコボコの路面を開け開けで平気で走るライダーもいる。今までは、「彼は衝撃に耐えられるだけの体ができているんやろう」ぐらいに考えていた。が、どうも違うんじゃないか? ギャップのないフラットな路面では加速の時は最大限のリア荷重を得ることが最大限の加速力を得ることにつながると思うのだが、ギャップが連続する場面では違うのかもしれない。加速開始時点でおもいきりアクセルを開けたり、体重をフロントに残すような走り方の方が、トータルで見て楽で速いのかもしれない。

 しかし、そう簡単に納得できない面もある。リアに荷重をかけないということはフロントに荷重が残るということのはずだから、ギャップにフロントタイヤが当たり衝撃も来るだろうし、加速も鈍るように思える。

 パストラーナみたいに、スタンディングでフロントアップしながら加速できたら悩みは一挙解決するのかなあ。しかし、あんなもんとても凡人にできるような所行ではないよ。

 あ〜あ。オレの理想って間違ってるのかなあ。

2月8日(日) チキンでボコボコ&ベコベコ。

 ほんでま、飽きもせず今日もコースへ。

 今日はnaitoh氏&イイオロイッチーニが阪下へ、sukeぴーがチキンへ行くとのこと。私としては生駒を走りたいけど1人は面白くないし、阪下はレースに出ないつもりだしもともと好きじゃないのでやめ。第3戦の会場チキンにしました。
 ちなみに昨晩、怪しいフロントの油面をはかりなおし、ダンパーも標準に戻して行きました。

 で、前回来た時とはハイスピードセクションのレイアウトが変更されているので、まずはコースを覚えるためにちんたら走る。覚えたのでそろそろペースアップをはかりたいのだけど、なんか新セクション以外全てが怖くて全然ダメ。
 コーナーはなぜか砂利が気になって攻められず。(たぶんバンクなりに走ると立ち上がりにギャップが待っているので無意識にカットして走ろうとしている模様) ジャンプは連続小ジャンプですらうまく飛べず、既に何度も飛んだことのあるテーブルは終始なめなめ。変則ダブルなどもっての他。ストレートもギャップが気になって開けられず。ウオッシュボードのみ攻めてましたが、一度足が離れてヒヤッとしてからは守りに入る。あまりのダメさにリアのスプリングのテストをする気も失ってしまいました。

 ほんでもせっかく来たのだし、なんとかして気持ちよく走りたい。とりあえず先週感触のよかった油面アップ(5ccぶんね)をしてから再び走行。このコンディションにもそのうち慣れるかもと。
 小ジャンプは1個目でフロントアップになりやすいもののそこそこ安定して飛べるようになった。長いテーブルもなんとかクリア。しかし、緊張しながら飛んでるので危なっかしい。高いテーブルは、今日はめっちゃ風が強く流されて危ないので終始飛ばず。しかし相変わらずギャップがしんどい。

 で、リアの伸びを4クリックゆるめてみた。少しだけ楽になった。フロントも伸びを4クリックゆるめる。何も感じない。リアの圧も4クリックゆるめる。何も感じない。さらに、昨日の接地感のことを思い出し、リアのイニシャルを締めて標準に戻してみた。これまた何も感じない。

 そうこうしてる間にリアタイヤがパンク。修理するのがめんどくさいので新品チューブを投入。と、これがなぜかうまく入らず、3/4周ぐらいチューブを噛んでいる。無理無理押し込んで空気入れたら、見事パンク。仕方なく修理して閉店までの20分を気持ちよく走るべく走行開始。が、3周ほど走った時点でまたリアタイヤがベコベコなのに気付き、本日の練習終了。(--)

 その後は、sukeぴーと凹ましあい選手権。「sukeぴーはアクセルワークが変やねん!」「森永さんは棒立ちやねん!」「sukeぴーはコーナーで体がグラグラ揺れてんねん!」「森永さんはコーナーで前に座れてないねん!」など。まあ、手数で私の勝利ですかな。(笑) でも走ったら負けるのであまり偉そうなことは言えない。

 しかしまあ、チキンに来て自分の下手くそさを思い知らされて泣きそうになりました。そして、改めて生駒の走りやすさを知りました。生駒ばっかり走ってたんじゃ上達せーへんでと思う。じゃあチキンばっかり走ってたら上手くなりそうかっていったらそれもちと疑問。なんか恐怖感だけが染み付いてよけいダメになりそうな気がする。私の場合。

 にしても。パンク修理してからじゃないと、来週走れないよ。パンク修理怖いっす。

 そうそう、1コーナー後にとんでもないでかさのテーブルができてました。あまりのでかさに、「これは飛ぶために作ってあるジャンプじゃないな」と思ったのですが、IA等めちゃ速い人達は飛んでるそうです。ジャンプ大好きな方はどうぞ。私は1/3ぐらいまでしか飛べましぇん。(TT)

2月7日(土) 飽きるまで乗るのだ。(飽きるのか?) 

 まあまあの時間に起床して出かける準備。さあ行こうと思いつつ外を見たら雪が・・・。生駒の山は見えない。あまりの降りようにショックを受け、半ば諦めてしばしもんもんとする。と、外が明るくなって来たので見ると、すっかりやんで晴れている。

 慌ててガレージに行き、整備開始。全てのセッティングを標準に戻すべくフロントフォークの油面調整。(なぜか30ccぐらい抜かないと標準にならなかった。分解前にストロークさせたせいでエアをかんでいるのか?) スプリングもとりあえず標準で乗ってから現地で交換して感触の変化を確かめたいので交換せず。ただし、リアのイニシャルだけは2回転戻しのまま。

 ほんで1時前に生駒に到着し、とにかく乗る。今日の生駒は全体的にはギャップは少ない。また一部を除き完全なドライで、砂が浮いて滑りやすそう。

 で、体が慣れたところで早速フォークスプリングをハードに交換。ダンパーはいじらず。たぶんなんの変化も感じんのやろなあと思いつつ走行を始めると、予想を裏切り激変。フロントの接地感が全くない。めちゃ走りにくい。めちゃ緊張する。ギャップでの衝撃がきつくなったとかは感じない。しかしコーナー入口の接地感のなさは最悪。ただ1ケ所、旧フィニッシュの登りの砂のバンクだけは、アクセルを開けなくてもフロントが安定していた。

 伸びを締めたら直るかなと4クリック、さらに3クリック(最強に近い)と締めてみるが、あまりかわりばえせず。

 圧縮側も強弱いじってみるが、結局気にいらずやめ。


 この状況のままリアのスプリング交換をしても無駄になりそうなので、フロントのスプリングを標準に戻し、ダンパーも標準に戻し再び走行。見事に接地感回復。ん〜、恐るべし標準セッティング。

 もうあまり時間もないことだしリアのスプリング交換に移りたいところではあるが、時間なさ過ぎるし、標準スプリングのままでダンパーをいじったらどうなるかを把握しておきたかったのでまずリアの圧縮側を4クリック戻して走行。下のストレートの加速開始地点がテストには具合よく荒れてしんどいのでそこを改善したい。-> 特になんの変化も感じず。

 さらに3クリックゆるめる。-> やはり何も感じない。

 圧縮を少し締めなおして(?)、伸びを4クリックゆるめる。-> 少し突き上げ感が減ったのか楽になった。

 さらに3クリックゆるめる。-> ギャップは変化なしか? 大テーブル後のコーナー前でリアがボヨンボヨンと2回ぐらい揺れるようになった気がする。

 その後も圧縮・伸びともに締め込んでいったが、すぐに記録をとらなかったのでよく分らなくなってしまった。

 ほんでま、記録もとらずに閉店間近だったので最後1ヒートぶんくらいを標準セッティングで全力走行。


 今日の収穫、

   1. ハードスプリングを使うと接地感がなくなる。

   2. リアの伸びを緩めると加速地点のギャップの衝撃が楽になる。

 こんなとこか。ただし、1には疑念がある。なぜかハードスプリングは標準スプリングより5mm長かった。よって、硬いからじゃなくて単に1Gでフロント上がりの姿勢になるからなのかもしれない。確かめるには長さが同じハードスプリングをつけるか、リアのイニシャルを締めるしかない。しかし、そんなスプリングは手に入らないのだし、リアのイニシャルを締めるのは車高アップにつながるのでやらず。
 まあ、とにかくフロントはハードスプリングを使うより標準スプリングを使った方がいいということは分かった。この感じだとリアのソフトスプリングも結局駄作に終るかもなあ。


 当初の目論みでは、フロントの油面アップでジャンプ着地の安心感を確保し、油面アップの副作用の跳ねを伸び側の減衰力アップで抑え、減衰力アップの副作用として生じるであろう初期ストローク付近での戻りの悪さをハードスプリングで解消、さらには圧縮側のダンパーを緩めても安定して走れたら、と思っていた。しかし現実は、あまりの接地感のなさに油面アップどころの話ではなく、思惑は白紙。まあそれならそれでもいい。標準がいいということを身を持って知ることができれば、マシンに気をとられることなくテクニックを磨くことに集中できる。

 でも、まだ明日はリアのテストだす。

2月6日(金) 今週は1日に2回も不良を作りそうになった。ミスのタイミングがよくてセーフ。ふ〜・・・。

 朝仕事が終る。スプリングが店に届いているので早速取りに行って磨きたいがまだ開店前なので、昨晩の白い巨塔のビデオを見る。昨日今日と酒を飲んでいない(夜勤で体が冷えすぎて欲求があまりわいてこないので)にも関わらずいつの間にか寝てしまい、気がつくと昼。

 で、スプリングを取りに行き、ホームセンターでちょっとした買い物をし、さらにメガネ屋に行って使い捨てコンタクトを買う。

 帰宅後はフォークスプリング磨き。さらに最近やってなかったやり過ぎ整備(=リアまわりのグリスアップ)を行う。前回のグリスアップからマッドや水たまりは走ってないと思うが、開けたら水っぽく臭い臭い(洗車によるものと推定される)。まあ幸いやりすぎ整備のおかげで錆は発生していない。

 そうこうしてる間にすっかり夜になってしまったので中止。

 さて、スプリング替えたらどうなるのか? 明日のテストが楽しみだ。(^^)

2月2日(月) そんな私は33才。 あ"〜、もうこのへんで勘弁して。(--)

 ここのところの私はサスペンションのことばかり考えています。テクニックの方は常々考えてきましたが、今はサス。ビデオを見る時もフォームよりサス。私がこんなにサスペンションを気にするようになったのは、最高のマシンを手に入れたつもりなのに、過去に味わった最高のサスペンションと感触が違うからです。もちろんそのサスペンションとはイオロイッチーニの'01YZ250Fです。あの「ギャップが来るのが楽しい」とまで思ったサスペンション。CRとは違うけれど、あの1個1個のギャップで適度なダンピングとホイールの動きを感じるフロントサスペンションはKXFにはない。あの感触を思い出しながら、どうやったらあれに近付けることができるのか考えている。しかし分らない。

 で、いろいろ考えるに、私の嫌がるギャップでの硬さってのは、つまるところサスペンションの動きはじめる瞬間の渋さではないかと推定。サスペンションの減衰バルブの正確な構造は知らないけど、サスペンションが動き始めたらシム(バルブ)がフォークオイルの中を泳ぎはじめ、とほぼ同時にシムがたわんでオイルの流路が広がり適切な減衰力に落ち着く。このシムがたわんで流路が広がるまでの一瞬のタイムラグが過度な減衰力を生み、腕に衝撃として伝わるのではないか? イメージとしては、水面を手のひらでスナッピングするような感じ。スナッピングのエネルギーは小さいし一瞬しか水面を押さえないが、動きが速いために水の方が動きに追従できず大きな手ごたえがある。
(CRのフレームがしんどいのはこの過度の減衰力を吸収してくれないからなんじゃないかな? KXのフレームもYZほどのしなりはないようだからYZよりも高級なサスペンションを搭載しないとしんどいんじゃないか? そのかわり高級なサスペンションを搭載したらいいとこずくめになるかも)

 逆に相撲のつっぱりのように水面を突いても、エネルギーは大きいし力も長い時間かかるが、スピードが比較的遅いので痛いような衝撃はこないだろう。

 こうなると、どんな速い動きにも即反応する軽量なシムや軽量なフォークオイルというのが過度な減衰力を抑えるアイテムとして重要そう。

 私は小ギャップで受ける衝撃ってのは先のスナッピングに相当すると思っている。サスペンションセッティングのマニュアルの類いには必ず「ジャンプの着地でのサスペンションの動くスピード=速い、ギャップでのサスペンションのスピード=遅い」てなことが前提として書かれているが私は未だ納得できない。スーパークロス級のトリプルジャンプですら滞空時間は2秒。ジャンプの頂点から1秒で地面に落下する。その瞬間の落下速度は35km/h。ギャップに当たるスピードは様々だが、35km/h以上の走行スピードで当たることはざらだろう。違うのは、ジャンプの着地では落下スピードがゼロになるまで衝撃を受け続けるがギャップでは走行スピードがゼロになる前に通過してしまうので一瞬しか衝撃を受けないことだけ。しかも、ジャンプの着地ではライダーは衝撃が来るタイミングを予測してそれに耐える準備ができた上で地面に当たるが、通常ギャップは1個だけではないしいちいち1個づつ構えて走っていられないので無防備に近い状態で当たる。体感的なスピードはこちらの方が速いと思うのだが。

 しかし、こう考えていくと、そもそも圧縮側のダンパーがあるから衝撃が発生する。となると理想は伸び側のみにダンパーがあるサスペンションか?  いや、現実としてどんなマシンにも圧縮側のダンパーは存在するわけやからないと困るのだろう。そもそもサスペンションはジャンプやギャップのためだけにあるのではなく、コーナーリングにも重要なのだから。

 とまああれこれ考えている私は、とにかくまずフロントの圧縮側ダンパーを抑えたバネっぽいサスペンションにしてみるべくハードスプリングを注文。んでなんとなく硬いんじゃないかと思ってるリアにはソフトスプリングを注文。現状でリアに問題はないとしても、ソフトなやつを入れれば相対的にフロントに硬いスプリングを入れたことになるんじゃないかあと。(フロント用のハードスプリングを注文したっていっても、たかだか2%硬いだけの代物なので)

 これが結構バカにならん値段だったのだが、果たしてよい方向に向かうのか? 余計悪化したりして。

 まあ、それならそれでもよいのだが、一番困るのは替えても違いが分らない可能性があること。高い金払って何も分らないのでは次につなげることもできない。

 ともかく。来たらまずフロントのスプリング磨きからやな。(^^;

 



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