ショーベタ飼育日記

ショーベタ『スカーフェイス』の飼育日記です

『スカーフェイス』


5/6
ショーベタがやってきた

里親制度でいただいたショーベタが我が家に到着。

3時間の水あわせの後、オスは単独で30cm水槽に、

雌はトラベタのメスの混泳水槽に放す。

早速オスのトレーニングとして鏡を見せてフレアリングをさせてみる。

初めて生で見るショーベタのフレアリングに思わず感激。

5/7
水あわせ失敗?

水あわせが不十分だったのか、オスの左眼が白濁してしまった。

餌食いはよく、視力はあるようなので、濾過器を少し強めにかけて様子を見る。

また、今日から1日3回のトレーニングを行う。

5/8
お見合い準備

オスの左眼は相変わらずだが、元気はあり、泡巣を少し作り始めている。

メスのほうも卵を持っていると思われるので、明日にでも一度

お見合いをさせてみようと思う。

5/9
緊急事態発生!

早速今日お見合いさせてみたが、一生懸命鰭を広げてメスにアピールしていた

オスが突然水槽の隅で動かなくなってしまった。

慌てて調べてみると、メスの入った隔離箱で擦ったらしく

頭のうろこがかなり広範囲ではがれてしまっていた。


即刻お見合いは中止して、オスを薬浴させるが、

落ち着けるようにライトを消してやると普通に泳ぐものの、

様子を見るためライトをつけると、ついている間底のほうでじっとしていて、

体もなんとなくだるそうに斜めになっている。

元気になってくれるといいのだが・・・

5/10
命名『スカーフェイス』

頭の傷が心配されたが、思っていた以上に元気があり、

鏡や隣のトラベタのオスに向かってフレアリングもしている。

鰭には特に異常は見られないので、傷が治り次第またお見合いをさせようと思う。

また、この傷にちなんでこのオスを『スカーフェイス』と命名

5/11
経過順調

頭の傷は少しだが鱗が再生してきているようだ。

フレアリングも盛んに行い、また泡巣も作り始めている。

休んでいる時に尾鰭と腹鰭を底に付け、少し体が傾くのが気になるが、

大きな鰭が重いせい?

5/12
そろそろ復帰

目の白濁はほとんどなくなり、プラケースの隅に立派な泡巣ができていた。

傷の方も順調に回復しているようなので、そろそろ2度目のお見合いの準備を

始めようと思う。

5/13
二度目のお見合い

スカーフェイスの調子もよさそうなので、メスを隔離箱に入れての

2度目のお見合いを決行。

今回は隔離箱で擦らないように、底面の隙間をなくすように設置

盛んに泡巣を作ってアピールしているが、急いで作っているためか

泡巣の泡が作る端から割れていってしまう。

これで無事に産卵まで行くだろうか?

5/14
お見合い2日目

昨日心配していた泡巣も夜のうちに作っていたらしく、朝方しっかり完成していた

メスのほうも、スカーフェイスが近付いても余り逃げる素振りは見せず、横縞が

出ていたので、今日一日様子見で、明日一緒にしようと思う

5/15
お見合い3日目

今日、メスをスカーフェイスと同じ水槽に放した。

追いかけっこの結果、泡巣はきれいに壊れてしまったが、しばらく観察を

続けようと思う

5/16
お見合い4日目

壊れた泡巣はまた夜の間に作り直したらしい。

メスの鰭はアタックを受けてかなりあちこち欠けてしまっているが

体には傷はないので問題ないと思われる

5/17
産卵開始

水槽をのぞくと、メスが物陰から出てきて泡巣の下でじっとしていた。

しばらく観察しているとスカーフェイスが近付いてきて産卵行動が始まった。

初めての産卵ということもあり、最初のうちは余りうまく巻けないようだったが

だんだん慣れてきたのか、次第に巻き込む時間の感覚が短くなってきた。

一回の巻き込みでメスが10個近い卵を一度に放出しているが、

ちゃんと受精できているんだろうか?

5/18
初めての子育て

バラバラになった卵も一箇所に集められ、ちゃんと巣の中に収められていた。

しばらく様子を見ていたが食卵の気配はなさそうなので、スカーフェイスは

しばらくそのままおいておくことにする。

5/19
もうすぐ孵化?

受精卵は1日たつと飴色に変わるという話を聞いていたが、

どうも白っぽい卵が多い気がする。

しかし、食べられてない所から無精卵ではないだろうということで

そのまま水槽内に入れておいたところ、夜になって

稚魚が卵の中で動き回るのが確認できた。

明日には巣にぶら下がる稚魚が確認できるだろう。

5/20
稚魚誕生

朝、水槽を覗くと、待望の稚魚が泡巣にぶら下がっていた。

その数は約30といった所。思っていたより少なかったが、

初めての産卵としては十分だろう。

早速底面のごみを吸い出し、PSBを添加する。

うまく魔の一週間を乗り切ってくれればいいが・・・

5/21
遊泳開始

昨日生まれた稚魚は早くも水平になり、遊泳を始めていた。

スカーフェイスもまめに稚魚の面倒を見ている。

そこで今日から濾過器を作動させることにする。



5/22
ブライン捕食

今日、PSBとともにわかしたブラインを与えてみる。

しばらく経って見てみると、一部の稚魚ではあるが、腹がオレンジに染まっていた。

うまく捕食できたようだ。



5/23
1匹死亡

残念なことに、稚魚が1匹死んでしまった。

しかし、今までに比べると、この時期の稚魚の生存率はかなり高い。

やはりPSBはかなり効果があるようだ。



5/24
子煩悩なスカーフェイス

ブラインを撒くと、水槽の反対側にいる稚魚をスカーフェイスがくわえてつれてくる。

餌がしっかり取れるようにとの配慮だろうか?

おかげで稚魚達は満腹になるまでブラインが食べられたようで

皆腹がオレンジに染まっていた。

この様子を見ていると、引き離すのがかわいそうになるが、

スカーフェイス自身も休ませてやらなければならないため

魔の一週間が終わったら別の水槽に移そうと思う。

5/25
親離れ

昨日は稚魚をまめに面倒見ていたスカーフェイスだが

今日は自分の食事を優先し、稚魚がブラインを追いかけてるすぐ側で

大量のブラインをほおばっていた。

稚魚を食べてしまうことはないようだが、

そろそろ親離れなのだろうか?

5/26
魔の一週間克服

今日で無事に魔の一週間を終えることができた。

稚魚達も量に差はあるものの、ほぼ全員がブラインを捕食できるようになった。

これでとりあえずは一安心。あとはしっかり育ってくれることを祈るばかりだ。

5/27
成長不良?

ほぼ全員がブラインを捕食できる大きさになったが、中に2匹

他の稚魚の腹がオレンジに染まってる中で、透明なままのやつがいた。

よく観察してみると、餌が食べられないというよりは餌に興味が余りないらしく

余りブラインを追いかけないし、捕食してもせいぜい1匹程度。

この2匹、無事に成長するだろうか・・・?

5/28
念のため・・・

あまりブラインを食べてくれない稚魚がいるので、PSBをもう一度添加。

ブラインもすべての稚魚に行き渡るように3度に分けて与える。

これでしっかり食べて成長してくれるといいが。

5/29
自由遊泳

生後一週間も経つと、どうにか目を凝らさなくても稚魚が遊泳しているのが

確認できるようになってきた。

リシアの塊を入れているのでそこに隠れてて正確な数はわからないが

少なくとも20匹くらいはいるようだ。

5/30
食欲旺盛

稚魚達は食欲旺盛で、一通り食べ終わると上からでも

ブラインで膨れた腹が見えるほど。

これだけしっかり餌を食べていれば問題なく成長してくれるだろう。

5/31
大掃除

水槽の壁面に張り付いた藻で中が見づらくなっため

スポイトで前面の藻をはがす。

はがれた藻が水流で流れるのが気になるのか、

数匹の稚魚が藻を追いかけていた。

下手にくわえて窒息すると困るので、藻はスポイトで吸い出しておく。





6月の日記へ
  →NEXT

アクアリウムへ戻る