2004年11月

釣鐘山(つりがねやま)


【釣鐘山コース・タイム】
登山口(15分)
徒渉点(1時間)
鹿川峠(50分)
山頂手前ピーク(10分)
山頂



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山歩き前夜、綱ノ瀬川沿いの道端で車中泊。

ここ一週間で朝の冷え込みが
一段と増してきた。
抜け出したくない暖かい寝袋の誘惑を振り切り
エンジンを始動し、登山口を探して出発!
鹿川公民館案内の看板が見えたら
ここを左折。
鹿川峠西郷隆盛宿営の地
看板が見えたら、さらにここを左折。
少し荒れた林道を進み、
道を横切る水の流れる場所が現れたら
その手前の左側が登山口だ。
歩き始めてすぐの水場を通りすぎ、
心地よい水の流れる音に沿って
登山道を進む。
登山口から約15分ほどで
徒渉点に到着。

ここを渡ると・・・
西郷隆盛宿営の地に出合う。
杉が植えられており
宿営はできません?
沢の音も遠ざかり、
葉の落ちた頭上の明るい
木々の間を
一歩一歩踏みしめて歩く。
餌切れしてきたので
荷物を降ろして朝飯にする。

現在の気温は9℃。
差してきた太陽の光と
入れたてのコーヒーが暖かい。
餌切れもおさまり、
体が暖まったところで出発。
少し馬力も出てきたかな!
そして鹿川峠に到着。
ここからは前方に見えるピークを
右(西側)に巻く。
右手に見える日之影の山々から
朝の挨拶が聞こえてくるようだ。
そしてスズタケが現れた・・・
途中、山頂手前のピークが見える。
まだ先は長いぞぉ〜!
杉林の中のガレ場を抜け・・・
急登に、また現れたスズタケをかき分け、
濡れた地面に足をとられながら、
スズタケを両手でしっかりと掴み
山頂へと歩みを進める。

吹き上げてくる風のうなりの中に
釣鐘山の詩が聞こえてくるようだ。
山頂手前のピークで休憩。
あと少しだ!
とどめのスズタケをくぐり抜け・・・
1395.9m 釣鐘山 登頂!

展望が得られないので
山頂手前のピークまで引き返し
乾杯する事にした。
もどりのスズタケの中から
西に広がる
日之影の山々を見る。
前回登った戸川岳が見えた。

あっちもこっちも険しいねぇ。
山頂手前のピークに戻り、
見晴らしの良い
東側の展望場所に陣取る。
ここからは、大崩山、鉾岳、
鬼の目山、国見山が見える。
腰を下ろしてお酒で乾杯!
そして弱火でウィンナーを焼き始める。

パリッとしたところで
冷えたビールのプルタブを引くと、
出てくる泡が止まらない止まらない!!!
山頂を満喫したら下山開始。
さっきよりだいぶ風がおさまったようだ。

ここから見える
鞍部と隣のピークの眺めが
なんとも言えず魅力的だ。
そして
鹿川峠に到着。
この時期、
葉が落ちて荒涼としており
少し寂しい気もするが、
忘れた頃に
紅葉もあったりする。
無事、登山口に到着。
槙峰に向かう途中、振り返れば、
山の間に
釣鐘山
ひっそりとこちらを見下ろしていた。

今日も一日、イイ山歩きでした。