2005年2月

三俣山(みまたやま)

大分県九重



【コース・タイム】

長者原駐車場(35分)
三俣山登山口
(30分)
車道(40分)
スガモリ小屋(30分)
西峰(25分)
三俣山本峰(25分)
南峰(45分)
小鍋(50分)
雨ケ池(55分)
長者原駐車場




もどる
「どこにしましょうかねぇ?」
「やっぱ、冬は雪山やろ〜!」
という事で、
三俣山にやってきた。

どこから見ても3峰に見えるので
ついた名前らしい。

実際は5峰からなっている。
先週の雨で雪が溶け、
チェーン無しでも
長者原まで来れた。

今日は駐車場に車が多い。
氷の祭典だそうである。
会場は役員の方が準備に忙しい。
観光案内所前も
多くの警備員が立っている。
2年半ぶりである。
平治岳に登った時が懐かしい。

あの時は、丁度
山開きで、
大勢の登山客でにぎわっていた。
舗装された車道を歩いて約30分、
大きな
砂防ダムが現われた。
そこからすぐが三俣山の登山口である。
積雪なので
アイゼンを装着する。
会長のアイゼンがデビュー!
坊原とよばれる草原帯を歩く。
朝陽に照らされてなんとも心地よい。
そして車道に出て一休み。

雪が無いので
アイゼンをはずす・・・
が、

また雪があらわれたので、
再び装着。

向こうに見える
硫黄山からは、
休みなく水蒸気が噴き出している。
途中、涸谷を横断する。
長者原が見える
谷間の眺めが素晴らしい。

硫黄山が噴火したら、
溶岩流はここを流れていく。
そして九重の道の駅、
スガモリ小屋に到着〜。

ここから
西峰まで一気に登る。
東には一昨年登った
大船山が見える。
途中、振り返れば、
久住山を目指す人々が小さく見える。
凍りかかった雪の中をひたすら進む。
山頂付近のススキに付いている
樹氷(草氷?)は、平たく伸びている。

自然のいたずらだね。
1678m 西峰 登頂!

ここは360度、視界良好。
一度下って、次に目指すは本峰である。
斜面の雪が凍ってアイゼンの歯がたちにくい。

斜面を上の方まで登ると、
結構、怖〜い(^^;
そして 1744.7m 三俣山本峰 登頂!
ここも360度、視界良好!

北東に
由布岳
南西には
雲仙根子岳
さらに、南には
祖母傾が見える。
目の前には、
平治岳北大船山大船山
足元を見下ろせば、
大鍋、その向こうには小鍋
更にその向こうには
平治岳が見える。
さて、またまた雪の平原を横断し、
今度は
南峰へと向かう。
1743m 南峰 登頂!

ここで昼飯。
風のあたらない場所を探して
飯の準備。

今日は、会長は
カレーライスである。

ゆっくりと1時間ほど
雪見ランチを満喫したところで・・・
次は雨ケ池を目指す。

まずは、尾根を歩いて
小鍋へ向かう。
北峰雨ケ池の分岐に到着。

ここからは急斜面である。
登山路が凍っているのである。
まるで氷の滑り台だ。

下りの軽アイゼンはキツイ!

滑って追突すると
痛いだけじゃぁすまんだろうねぇ(^^;
出たぁ〜っ!

幻の白鳥の湖〜っ!

安藤美姫も真っ青だぁ〜っ!

会長の娘さんは10点満点くれたぞぉ〜っ!
とか何とかしている間に、
無事、
雨ケ池に到着。

平治岳に行った時が懐かしいなぁ。

次は
長者原に向かいます。
これが例の事故現場です???

またまた
うそだぴょ〜ん!

立派な橋がかかっております。
雪の中、長者原の方からは
風にのって、
にぎやかな音が聞こえてくる。
草原帯にでる。

やっと帰ってきた。
観光案内所の横には
平治号(秋田犬)の像がある。

昭和48年ころから住み着き、
昭和63年まで、
九重山のガイド犬として活躍し、
多くの人々から賞賛された。
静かな山中とは正反対に
氷の祭典の会場は、
太鼓や、氷の彫刻など、
たくさんの人でにぎわっていた。

今日も一日、楽しい雪の山歩きでした。