2003年3月

冠岳(かんむりだけ)

 

【コース・タイム】

登山口(50分)山頂(15分)第3展望所(1時間)登山口 

 

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出発する時は少し曇り気味だった空も、

到着する頃にはすっかり晴れていた。

今日は東郷町のシンボル冠岳に登る。

中央山系の山へ行く時、目についていた、

なかなかイイ形の山である。

「あたたかき 冬の朝かな うす板の

ほそ長き舟に 耳川くだる」

切瀬(きっせ)バス停から左へ入ったところ、

冠橋のたもとに、牧水の詩がある。

橋を渡って約5分ほどで登山口だ。

冠岳登山道と彫られた見事な石碑が建っている。

駐車場もかなり広く、

既に10台ほどが停めてあった。

登山道に入ると杉林が続いている。

気分がイイと、

不気味に聞こえるはずのカラスの鳴き声も

いつもと違って賑やかに聞こえる。

途中、炭焼場跡に出会う。

この後、八合目分岐を通り過ぎ、

尾根に入ると間もなく・・・

438m、冠岳登頂。ここには三角点は無い。

標識が無ければ頂上だと気が付かない。

・・・ような頂上。

さらに進むと、

足元から麓付近まで岩が続いている。

これが千畳岩だ。

ここからは美々津へと続く耳川が見える。

そして次は、第3展望所を目指し

歩みを進める。

道はかなりの下りである。

第3展望所に到着。

ここも見晴らしが良さそうだ。

日当たりも良好!

さて、飯の準備を。

おっ!

四等三角点があった。

西に道の駅とうごうが見える。

頂上からかなり下がったのに、

この高度感はスゴイ!

ここには掲揚台がある。

東郷町が毎年1回取り替えているとの事。

少し風が出てきた。

昼飯は、梅と高菜おにぎり、

トンポーロー、ワンカップ。

そして、

頂上では、ほんとうに久々のコーヒー

春の陽気に蟻たちも群がってきた。

それから第1展望所へ。

ここからは北の風景が一望できる。

ここの高度感も・・・

とにかく、スゴイッ!

眼前には、

山と、空と、街と、川と、

そして遠くには日向灘。

見事な風景だ!!!

無事、下山。

「ふるさとの 山の五月の 杉の木に

斧振る友の 面影の見ゆ」

登山客が多く、延岡の行縢山可愛岳を思い出した。

今日も一日、ゆとりあるイイ山行きだった。