何を考えていたのかデジカメを忘れたので、今回は携帯電話のカメラを使った。
最初の小松山登山から6年。登山口までのルートは見事に忘れてしまっている。あれから台風や大雨があったから、林道が崩壊しているかもしれない。不安はあったが、古い山本の地図を頼りに、とりあえず車を走らせた。
林道入口を見つけると、少〜しずつ思い出してきた。道は痛んでいたが、動く小山小屋ならなんとか走れそうだ。途中、崩壊復旧場所が何箇所かあった。林道上に、どう見ても乗り越えられない大きさの石が数個あったが、車から降りて道端に寄せた。そして、懐かしい板床コース登山口に到着した。
パジェロミニが一台駐車してある。「おっ!先発隊がいるな!」と準備をしていると、登山道から初老の男性が歩いてきた。ラフな格好なので、尋ねると、もう足腰が弱いので少し山中を歩いてきただけとの事。若い頃はあちこちの山を歩かれたようだ。少しの間、会話して別れた。
今日は、ひんやりとしているが風も無く穏やかな晴天。懐かしく思い返しながら、一歩一歩、高度を上げる。山頂手前の小松大山神に到着。以前来た時は、小松大山神の石柱を覆う小屋の骨組みだけで、屋根や壁は無かった。今回は骨組みも殆ど無い。「また来ますね」と石柱に声をかけてから6年。無事、来れた事に満足し、数分歩いて山頂に到着。ここは本当に広い。日南市が一望できる。コーヒーを入れ暫しくつろぐ。風も無く穏やかな山頂。そして南には男鈴山が見える。
山頂を満喫して下山開始。途中、賑やかな壮年、婦人の方々とすれ違う。尋ねると、別の登山口から登ってきたもよう。その後も、数人の方とすれ違う。天気も展望も良いので、今日の小松山は、さぞ賑やかだった事でしょう。
今日も一日、穏やかな日南の山歩きでした。
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