2007年10月

経ケ岳(きょうがたけ)

長崎県大村市



 【コース・タイム】

黒木公営駐車場
(1時間35分)
つげ尾(25分)
経ケ岳山頂(15分)
平谷越(30分)
中谷越(1時間)
金泉寺(20分)
多良権現峰(10分)
座禅岩(5分)
六地蔵分岐(5分)
六地蔵(15分)
金泉寺(5分)
西野(1時間)
八丁谷登山口(15分)
車止ゲート(車2分)
黒木公営駐車場



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仕事で大村市まで来た。

丁度週末に重なり、
山の本と相談し、色々思案の末、
多良山系最高峰の
経ケ岳に登る事にした。

前夜は萱瀬ダム駐車場で車中泊。
黒木公営駐車場に車を止める。

山の本を見ると、
大払谷はガレ場の谷で
浮石も多く、目印の黄色のペンキなど
下りではたぶん見えないだろうと思い
八丁谷をやめ大払谷から登る事にした。
農家の庭先の農道を
少しずつ高度を上げる。

道端では、ノギクやマルバルコウなど
秋山の花々が歓迎してくれる。
だんだんと農家の数も減り、
水田の農道を進むと
澄んだ秋空の中に
経ケ岳が見えてきた。
初めは薄暗い谷も
杉林を過ぎ、照葉樹林の中に入ると
少しずつ明るくなる。

途中、車止めゲートから
伸びている登山道に出合う。
さて、大払谷のガレ場に入る。
確かに浮石も多く、
黄色のペンキを目印に歩く。

結構、登山客も多い。
炭焼場跡も見受けられる。

休み休み登って・・・
尾根にでる。つげ尾に到着。
ここで休憩。

諫早から来られた二人の登山客が
多良岳まで行くという。

ついて行く事にした。
なかなか花が目につかない。ところに、
しぼんだツルニンジンを見つけたりする。

整備された木の階段を登り・・・
1075.7m 経ケ岳 登頂!
山頂は結構開けており、
南東に雲仙、南に諫早の干拓、
西に大村湾、
北東には有明海を望める。
山頂を満喫したところで
次の目標である
多良岳へ向かう。

岩山なので設置されている
ロープを使って降りる。
降りる途中、ふと振り向けば
リンドウがひっそりと咲いていたりする。
平谷越に到着。

少し登ったところで
元気な御婦人方が
賑やかに昼食中(^^;
途中、結構崩れている箇所もある。
中山越で休憩。
金泉寺で食事にする事にした。
あと一時間。
昔、ここは真言密教の
修行の山だったとの事で
結構、道が険しい。
斜面に岩だらけの登山道。
岩にはコケが生えており
滑りやすい。

普段使わない筋肉に
久しぶりにムチ打って・・・
やっと金泉寺に到着。
大きな山小屋(山大屋?)があり、
週末は県外から来られた登山客の
中継基地になっているらしい。

やっと昼飯にありつけた。
腹も落ち着いたところで出発。

なんか・・・思ったように
ヒザが上がりませんぞぉ・・・(^^;
見上げた岩に彫られているのは
梵語の模様か?
やっぱ険しい!
なんとか多良権現峰に到着。
ここが多良岳山頂と教えられたが
後で長崎の山の本を見たら、
多良岳山頂は
もう少し歩いたところにある
前岳と書いてある・・・
そんな事とはつゆ知らず、
展望の良い岩があるという事で
ついて行く。

この岩は
座禅岩
確かに上部が平らになっている。
こちらが展望の良い岩。

登ってみると・・・
360度の大パノラマが展開する。

少〜し雲が出てきて
遠〜くは見えませんが〜・・・

来てよかったぁ〜と思った。
少し戻って六地蔵分岐を下る。
これが1700年頃に作られた六地蔵
大きな垂直岩の下に六体。
さて金泉寺に戻ってきた。
時間も押してきたので
少し休憩して
八丁谷登山口へ向けて出発。
足はガクガク、ヒザはガタガタ。

この二人、タフやなぁ〜・・・
ミカエリソウやレイジンソウに見送られ
やっと
八丁谷登山口に到着。

舗装道路を歩いて・・・
車止めゲートに到着。
お疲れ様でした。

ここから車で
黒木公営駐車場まで送ってもらった。
無事、駐車場に到着。
諫早の二人の方には道案内をして頂き
助かりました。有難うございました。

さて、経も(今日も?)一日、
かなり足に来た秋晴れの山歩きでした。