栗
栗を使った菓子を作りましょう。つか、作ります。
題材は、渋皮煮とマロングラッセです。
マロングラッセは正式に作ると、えれぇ面倒臭いモノですが
売るわけじゃなし、別に職人魂も無いので割と適当です。
いちおう何種類か作り方を書いときます。適当ですから。
名付けて『てきとうグラッセ』。
まいったか。ヽ(^-^;ゞ
道具
◎鍋(栗が充分はいる大きさのもの)
◎紙の落とし蓋(キッチンペーパーか、オーブン用の紙で充分)
◎ざる(水切り用。無くても大丈夫)
◎竹串(つまようじでも可)
材料◎栗(大粒のモノ) 1.0kg
◎重曹 小さじ2
渋皮煮の場合
◎砂糖(赤ザラメ糖で) 0.3kg
◎みりん 2/5カップ
◎醤油 小さじ1〜2
マロングラッセの場合
◎焼きミョウバン 10g (渋皮をむく場合)
◎砂糖(赤ザラメ糖で) 1.0kg(これより少し多めに用意して下さい)
◎ラム酒 大さじ1〜2(お好みで)
◎バニラビーンズ 1本
手順
まずは渋皮煮です。 マロングラッセもここからできます。渋皮付きですけど(別に渋くはありません)
1.虫食いや、軽い実は取り除きます。ここでは皮を剥く前の正味量で約1kgを基準にします。2.包丁で鬼皮をむきます。渋皮に傷を付けないように注意して。(傷を付けると煮くずれてしまうので)
へそ(ざらざらした、硬い部分)から包丁を入れて、皮をはがすようにむくのがコツ。
包丁は、歯の根本の方を使うようにすると楽。3.栗は、むいた先からどんどん水にさらして下さい。4.むき終わったら、栗を流水下で洗い、綿状の皮をていねいに取ります。
渋皮に傷を付けないように注意して下さい。5.洗った栗をたっぷりの水に浸して1晩置きましょう。6.たっぷりの水を沸騰させ、重曹を加えて弱火で15〜20分。堅めに茹でましょう。7.茹で上がったら水にさらし、冷めたら竹串で筋をとり、
さらに指の腹できれいに渋皮を掃除して下さい。
くれぐれも渋皮を破らないように。8.さらにたっぷりの水で15〜20分、弱火で茹でます。
これを、水を取り替えながら合計約2時間茹でます。
ゆで上がった栗はざるに取ります。
マロングラッセに走る人は、ここから分岐します。マロングラッセの4へ(クリック)行って下さい。
9.約2カップの水に、砂糖の半量を溶かし沸騰させたところに栗を加え、
紙で落とし蓋をして弱火で約15分煮ます。10.そのままにして一晩置きます。
11.翌日、残りの砂糖とみりんを入れて弱火で約15分煮立てます。
醤油を入れてさっと一煮立ちさせたら出来上がり。煮沸消毒した広口瓶に、汁ごと保存します。おまけ。翌日、さらに煮てもいいです。栗は冷める時に味が染み込みます。時間をおいて何度か煮てもいいでしょう。保存するとき、分量の3分の1のブランデー又はワインを入れると大人の味わいです。その場合は、必ず熱いうちに入れましょう。食べるときにアイスクリームをぶっかけて食べても良し。です。作るとき、砂糖の量はお好みで加減してみてください。
ではマロングラッセと行きましょう。1.栗は、たっぷりの水に浸けて鬼皮を柔らかくします。2.1.5リットルの水に焼きミョウバンを溶かします。3.栗の鬼皮と渋皮をむきます。むいた端から2の水に浸けます。
焼きミョウバンは栗のアクを抜き、煮くずれしないように実を締めます。
あまり浸けすぎると実が堅くなりますので注意してください。
時間が経ったら水から出して水を切っておいて下さい。4.むいた栗の半分量の砂糖を、約1.5リットルの水に溶かして火にかけ
砂糖を溶かします。5.水を切った3の栗を、4に入れます。
栗に水がかぶらない場合は、水を足して下さい。6.紙の落とし蓋をして、弱火で約20分煮立てて一晩置きます。
虫やほこりが入らないように注意して下さい。7.縦に切れ目を入れたバニラビーンズと、栗の10分の1量の砂糖を加えて
弱火で約20分煮て、さらに一晩置きます。
紙の蓋は取ってしまってもかまいません。8.翌日も同量の砂糖を加え、同じように約20分煮て一晩置きます。
5日〜1週間、これを繰り返します。
【どうです、面倒でしょう?わははは。】9.終了日の前日、火を止めた後にラム酒を加えます。
ラム酒はお好みですので、子供用には加えなくてもかまいません。10.最終日には、煮汁がトロリとなるまで煮詰めます。
栗を取りだして、オーブン用の紙か網の上で乾燥させて出来上がり。ああ、美味しいねえ。
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