大した事のない特集、第十六弾!!(02.10)
 

USJ体験記

 先月末に大阪の友人宅に遊びに行った時、USJに行って来たのでそのレポートをアトラクション別に記載する。

 数々の不祥事が発生して客が激減と言われるUSJだが、自分と友人野郎2人で行った日は3連休のど真ん中だったので、流石に人はかなり混んでいた。

 どのアトラクションも1時間以上の待ちは普通で、人気のあるものになると2時間というものも珍しくなかった。ゆえに、一日遊園では5つくらいのアトラクションを見るのが精一杯だった。

 もっとも、自分達の直後に平日遊びに行った会社の同僚は、「ガラガラだった」と言っていたので、休日と平日の差はかなり大きいのかも知れない。
 

ウォーターワールド 65点

 最初に見たアトラクション。ショー形式。観客席の前から5列目くらいまでは座席が水色に塗られており、「ここは水のかかる恐れがあります。」と書かれている。

 えー、案内役の兄ちゃんが、客に声援やブーイングをあらかじめ強要し、声が小さいと言ってはバケツをぶちまけて客に水をぶっかける。それ、「水がかかる」んやなくて、「水をかけてる」だけやん。

 ショー自体はまずまず。アクションもはでで、出演者もよく訓練されている。
 

バックドラフト 45点

 火事場を体験するというよりは、映画「バックドラフト」のセットを体験してください、という主旨。
 しょうもない前置きのステージを見せられた後、肝心の化学工場の爆発セットへ。入った段階ですでにオイル臭い匂いと篭った熱気が感じられる。

 で、肝心の火事の迫力なんだけど、案外たいしたことなかった。そりゃ火薬の量を増やそうとするわな。本家アメリカ側が。
 

E.Tアドベンチャー 2点

 このアトラクションを楽しもうとするなら、まず「E.T」の映画を前もって見ておく必要があるだろう。
 そして、映画を見た後「E.T」に何がしかの感動と思い入れが出来た人。そういう人はこのアトラクションは見なくていいです。
 幻滅と落胆が映画を感動して見た分大きくなるから・・・・・。
 

ターミネーター2 3D 68点

 3Dメガネを使用した映画型アトラクション。
 映画フィルムと実演者の絶妙の連携でなかなか楽しませてくれる。

 映画自体もシュワルツェネガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング等御本人達が総登場で、撮影の出来自体もかなりいい。

 ただ、惜しむらく、3Dメガネとスクリーンの出来が悪いのか、ちゃんと視差の映像を左右で消しきれていない事がある。そのため、一部映像で立体に見えない場面も出てきてしまうのだ。
 この点はディズニーランドの「キャプテンEO」とかの方が上手か。
 

ジュラシックパーク 50点

 金はかかっていることが分かるが、機械制御の恐竜の動きがいかにもで悲しい。水中に潜る恐竜の制御が、防水も含めていかに難しいかは理解できるのだが。

 映画中でハモンドが言った「まがい物じゃなくて本物の見世物を」というセリフが逆に胸に染みてくる。
 ラストはすっかりウォータースライダーである。
 

総論

 えー、案外きっついね。園内は1960年代の古き良きアメリカンを再現していて、一見かなりワクワクさせてくれる。しかし町並みはリアルなのに、それらの建物のドアは8割方締め切られていて、ほとんどが単なるフェイクなのだ。
 アトラクションもそれと同じで、一見かなりワクワクさせてくれるがドアの締め切られた建物のように中身がない。
おもろうて、やがて悲しきUSJ・・・・・。といった感傷を抱かせてくれる。
 
↑雰囲気はすごく面白そうなんだけどねぇ。↑


番外 USJじゃないアトラクションの感想。

 福井県勝山市 福井県立恐竜博物館 

常設展:500円 特別展:催しによってそのつど変化

 お盆に実家に帰った時、母親がどっかに車でつれてけ、とうるさいので、スキージャム勝山の温泉入浴および題記の博物館に行ってきた。車で福井市内から40分くらい。

 博物館は夏休み中という事もあり、通常1000円くらい取るらしい特別展が、なんと100円。
母親の他に祖母も連れて行ったのだが、祖母は75歳以上常設展無料の基準を軽く満たしているので(満年齢84歳)、母親と自分、祖母と併せて入館料は1300円である。

 結論。コストパフォーマンスはとてつもなく高い。(つまり、料金激安。)これが県民の税金で出来ているかと思うと腹立つくらい見事な展示物。

 複製ばっかりで本物は少ないのだが、全身骨格は正直、大バーゲン状態。三畳紀、ジュラ紀、白亜紀、新生代、何でもござれである。
 5m超級の全身骨格が全部で楽勝100体以上あるのでは?

復元模型も実物大の巨大な雷竜、電動でUSJばりに動く草食恐竜等、かなり充実している。

 タッチパネルを利用した恐竜知識の検索、時代に付随する地層や鉱物の説明なども充実しており、正直ここまで物凄いミュージアムとは思わなかった。

 来館した子供達の目はギラギラに輝いてる。そりゃそうだろうな。

外の駐車場には県外の車が非常に多い。どうやら県内よりも県外にその名が轟いているらしい。自分の車も水戸ナンバーだが。

 多分、県内の連中は期待してないんだろうな。自分もそうだったから。しかし、興味があるなら騙されたと思って行って見て欲しい。
 これほどの博物館がたった500円で拝観できる事に、驚嘆せざるをえない。

 
↑ティラノサウルスの骨格模型。↑


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