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おっさんらしく色々人間ドックで引っかかりながらも、長生きしたいオタク・・・。
ブログ自体はバージョン4。
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2016/05/07 :: 舞鶴若狭道
・
5月2日、舞鶴若狭道通ってきた。
嶺北福井から嶺南小浜がぐっと近くなった感じ。
新しい道路で路面は極めていい。対面通行で70km制限だが、それなりに流れているので糞詰まり感はない。
!!$img1!!
!!$img2!!
!!$img3!!
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5月2日、舞鶴若狭道通ってきた。
嶺北福井から嶺南小浜がぐっと近くなった感じ。
新しい道路で路面は極めていい。対面通行で70km制限だが、それなりに流れているので糞詰まり感はない。
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■ Re:もし
└ 同じ境遇の者です at 2017/06/04 23:00:53
└ 山口 浩 at 2017/06/06 22:27:57
└ 同じ境遇の者です at 2017/06/07 0:09:51
└ 山口 浩 at 2017/06/09 0:39:19
└ 同じ境遇の者です at 2017/06/04 23:00:53
└ 山口 浩 at 2017/06/06 22:27:57
└ 同じ境遇の者です at 2017/06/07 0:09:51
└ 山口 浩 at 2017/06/09 0:39:19
■ Re:1988年2月、では何を買うべきだったのか?
└ `バビロン王 at 2015/01/09 8:03:50
└ 山口 浩 at 2015/01/11 23:04:17
└ 同じ境遇の者です! at 2016/04/18 10:20:19
└ 山口 浩 at 2016/04/20 0:03:53
└ `バビロン王 at 2015/01/09 8:03:50
└ 山口 浩 at 2015/01/11 23:04:17
└ 同じ境遇の者です! at 2016/04/18 10:20:19
└ 山口 浩 at 2016/04/20 0:03:53
■ Re:福井市の1980年代PC事情
└ バビロン王 at 2016/02/02 21:56:24
└ 山口浩 at 2016/02/04 23:16:39
└ バビロン王 at 2016/02/07 17:59:21
└ バビロン王 at 2016/02/02 21:56:24
└ 山口浩 at 2016/02/04 23:16:39
└ バビロン王 at 2016/02/07 17:59:21
■ Re:MSXのライバルたち その7。 MZ-1500
└ バビロン王 at 2013/02/22 10:08:17
└ 山口 浩 at 2013/02/23 1:38:07
└ へ? at 2016/01/30 15:08:54
└ 山口 浩 at 2016/01/30 22:13:11
└ バビロン王 at 2013/02/22 10:08:17
└ 山口 浩 at 2013/02/23 1:38:07
└ へ? at 2016/01/30 15:08:54
└ 山口 浩 at 2016/01/30 22:13:11
■ Re:疲れる
└ あばれるくん at 2015/11/02 1:12:58
└ あばれるくん at 2015/11/02 1:13:25
└ 山口 浩 at 2015/11/02 22:16:01
└ あばれるくん at 2015/11/02 1:12:58
└ あばれるくん at 2015/11/02 1:13:25
└ 山口 浩 at 2015/11/02 22:16:01
2017/06/11
中公新書「三国志」読了
[書評]
中公新書、渡邉義浩著「三国志」読了。
中国の「三国志」受容の定本となっている、毛宗崗版「三国志演義」について、その記述内容とスタンスを解き明かし、時代が下るに連れて奸雄中の奸雄となっていく曹操、最高の智者となっていく諸葛亮、神格化される関羽像を追い、また、そのバックボーンを理解すると共に、陳寿の正史「三国志」の記述にまで射程を伸ばして批評を行ない、真実の三国志像を明らかにする、と謳う本。
正史「三国志」にも曲筆が多いとして、その裏側を読まなければ真実は分からない、とするけれども、三国志のエピソード記述についてはどうしたって、正史「三国志」本編か、裴松之の付けた注に頼らざるを得ない訳で。
呂伯奢事件のことを記述していないのは、魏を正統として書いている以上、あんまり曹操の悪口は書けないからだ、って言ってるけど、この本の本編にも書いてあるとおり、この事件に関しては時代が下がるに連れて曹操が悪し様に言われるようになっており、どこらへんの記述あたりが本当のところなのか、正直分からない。
だから、なるべく簡潔を旨とした陳寿の筆記スタイルに合わなくて、採用が見送られた、ってだけの話だと思うけれども。
そもそも魏を正当に扱っているのは、陳寿の仕えた西晋が魏から禅譲を受けているという事由に拠る物だけで、この本の他の所でも認めているとおり、陳寿は曹一族に対しては割と冷淡に記述しているにも関わらず、たかだか呂伯奢を記述しなかった事だけ取り上げて、「曲筆だ」っていうのは良く分からない。
曹操の代表的な悪名である徐州虐殺については、簡潔ではあるけれどもちゃんと記載している訳だし。
あと、曲筆の理由として、「司馬師、司馬昭の魏帝弑逆については何も書かれていない」って言うけど、そりゃそうだろう、自分の仕える王朝の始祖に対して、「悪いことしましたー」なんて書ける訳ないし、そんな事言い出したら、どの中国史の歴史家だって同じ事やってると思うけど。それとも武帝に逆らってまで史記を完成させた司馬遷を見習え、って話かもしれんが、そこまで要求するのは酷だと思う・・・。
むしろ、正史の記述でも、どんどん緊迫した当時の魏王朝のドタバタぶりがよく描かれており、裴松之の注を除いても、「ただならぬ非常事態が起きている」というのがよく分かるし、むしろ司馬師、司馬昭を憚って断片的に情報が欠落している事自体が一層、この件での司馬兄弟の黒いことを象徴しているように思える。
「司馬兄弟に逆らった魏帝は愚かだ」と書きながらも、司馬兄弟に良好なイメージが残らないのは、凄い書き方だと。
この本でも言われている事ではあるけれども、見事な「春秋の筆法」というやつで、宮川尚志氏の名著「諸葛孔明」にも書かれていたように、後代の評価(誰かは忘れた)が言ってた「陳寿は良史」っていう言葉が実感できるような気がする。
中国の「三国志」受容の定本となっている、毛宗崗版「三国志演義」について、その記述内容とスタンスを解き明かし、時代が下るに連れて奸雄中の奸雄となっていく曹操、最高の智者となっていく諸葛亮、神格化される関羽像を追い、また、そのバックボーンを理解すると共に、陳寿の正史「三国志」の記述にまで射程を伸ばして批評を行ない、真実の三国志像を明らかにする、と謳う本。
正史「三国志」にも曲筆が多いとして、その裏側を読まなければ真実は分からない、とするけれども、三国志のエピソード記述についてはどうしたって、正史「三国志」本編か、裴松之の付けた注に頼らざるを得ない訳で。
呂伯奢事件のことを記述していないのは、魏を正統として書いている以上、あんまり曹操の悪口は書けないからだ、って言ってるけど、この本の本編にも書いてあるとおり、この事件に関しては時代が下がるに連れて曹操が悪し様に言われるようになっており、どこらへんの記述あたりが本当のところなのか、正直分からない。
だから、なるべく簡潔を旨とした陳寿の筆記スタイルに合わなくて、採用が見送られた、ってだけの話だと思うけれども。
そもそも魏を正当に扱っているのは、陳寿の仕えた西晋が魏から禅譲を受けているという事由に拠る物だけで、この本の他の所でも認めているとおり、陳寿は曹一族に対しては割と冷淡に記述しているにも関わらず、たかだか呂伯奢を記述しなかった事だけ取り上げて、「曲筆だ」っていうのは良く分からない。
曹操の代表的な悪名である徐州虐殺については、簡潔ではあるけれどもちゃんと記載している訳だし。
あと、曲筆の理由として、「司馬師、司馬昭の魏帝弑逆については何も書かれていない」って言うけど、そりゃそうだろう、自分の仕える王朝の始祖に対して、「悪いことしましたー」なんて書ける訳ないし、そんな事言い出したら、どの中国史の歴史家だって同じ事やってると思うけど。それとも武帝に逆らってまで史記を完成させた司馬遷を見習え、って話かもしれんが、そこまで要求するのは酷だと思う・・・。
むしろ、正史の記述でも、どんどん緊迫した当時の魏王朝のドタバタぶりがよく描かれており、裴松之の注を除いても、「ただならぬ非常事態が起きている」というのがよく分かるし、むしろ司馬師、司馬昭を憚って断片的に情報が欠落している事自体が一層、この件での司馬兄弟の黒いことを象徴しているように思える。
「司馬兄弟に逆らった魏帝は愚かだ」と書きながらも、司馬兄弟に良好なイメージが残らないのは、凄い書き方だと。
この本でも言われている事ではあるけれども、見事な「春秋の筆法」というやつで、宮川尚志氏の名著「諸葛孔明」にも書かれていたように、後代の評価(誰かは忘れた)が言ってた「陳寿は良史」っていう言葉が実感できるような気がする。
posted at 2017/06/11 21:55:06
lastupdate at 2017/06/11 21:59:31
【修正】
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