» 2008F1 | date : 2008/11/06 | |
2008年F1最終戦のブラジルGPは、手に汗握る大激戦となった。 年間チャンピオン争いで2位につけるフェラーリのマッサは、ほぼ優勝が必須条件、 尚且つランキング1位のハミルトンが6位以下に沈まなければ逆転チャンピオンに なれない。 マクラーレンのハミルトンは、その走りの乱暴さから、多くの主要ドライバーから 厳しく批判されており、確執を伝えられるルノーのアロンソからは、 「マッサをサポートする」という発言すら飛び出した。 ブラジルGP中も、他のドライバーが連携するようにハミルトンを追い詰め、残り2周 でハミルトンは6位落ち、マッサの1位独走で逆転チャンピオンが確定したかに 思えたのだが・・・。 最終周最終コーナーでトヨタのグロックが失速、ハミルトンがオーバーテイクに 成功、5位浮上となったことで年間チャンピオンが決定という劇的幕切れに 終わった。 幸い休前日という事でリアルタイムで見られたのだが、雨、晴れ、雨と激変する 天候と乱高下する各車の順位にハラハラドキドキ、高速パレードと化している最近の F1には珍しく、非常に面白いレースとなった。 トヨタは最後の最後でハミルトンに逆転を許し、海外のF1ファンから袋叩きの批判に あったようだが(笑)、あれはドライタイヤで賭けに出た結果、最終周に力尽きたので あって、あの賭けがなければすんなりハミルトンのチャンピオンが決定していたのだから、 責められるのはちょっと気の毒な気もする。 「もうちょっと粘れよ・・・・」とは自分も思ったが(笑)。 しかしトヨタが盛り上がりに最低限の貢献を果たしたのに対し、もう一方の日本メーカ、 ホンダはいったい何をしていたのだろう。 ホンダが目立ったことといえば、ピットの作業ミスでレーン上に消火器の中身を ぶちまけて失笑を買ったことと、レース終了後に車が炎上して、 「消火器が必要なのは今だろ今!」とF1ファンから総ツッコミを喰らった事くらい。 レース中はほとんど映像に移ることもなく、静かに走り、静かにレースを終えた。 そういえば、ホンダF1チームの代表ニック・フライが、「ホンダF1の不振は スーパーアグリに力を割かれているから」という発言をしていたことを思い出す。 そのスーパーアグリはホンダに支援を打ち切られて、4戦目で撤退を余儀なく されたのだから、ホンダは全力を自身のチームに注げたはずなのだが。 全力を注いだ結果、ピットレーンでの白濁液ぶちまけと、レース完走後の 車体炎上劇というお笑い担当の地位を確保することとなったのでは(笑)、 いやはやスーパーアグリも浮かばれまい。 いったい何のためにホンダはF1に参加しているのだろうか。 どうせホンダのミニバン売り上げには、大して貢献していないのだろうから、 一層のことやめてしまえばいいのに。 少なくとも走りで目立ちたいのなら、スーパーアグリをファーストチームに していた方が、よっぽどマシだったように思える。 来年もまた、ムダに出走を重ね、ムダにお笑いネタを提供するのだろうか。 せっかくの鈴鹿GPがもったいない話である。 |
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posted at 2008/11/06 21:35:30
lastupdate at 2008/11/06 21:36:16 »category : 日記 【修正】 |
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