» 世代の常識、一般の常識 | date : 2008/06/03 | |
それなりに齢をくってきて、過去の情報やリソースが蓄積されてくると、 世の中に出回っている知識や表現に対処できることも増えてくる。 思いっきりオタク臭い分野に限って話せば、例えば先々週の戦隊物の ゴーオンジャーで出てきた台詞の中で、 「くそ、あの緑色の敵、普通の奴の3倍は早いぜ!」 「赤色じゃないのに?」 とかいったパロディ的言い回しでも、「あーあ」とか思いつつ理解できてしまうわけだ。 これが、実際に戦隊物のターゲットになっている小さいお友達だと、はっきり言って レッドとイエローが何を会話しているのか分からないと思う。 まあ、今挙げた例は分野が狭すぎて一般的な共感をまるで得られないと思うのだが、 齢くった人間が話している台詞の中で、理解できない部分があって 意味を聞いたりすると、「お前そんな事しならいの? 若い奴は非常識だなあ」 みたいな言われ方をしたことがある人は結構多いと思う。 自分は若いときから、やたら余計な知識だけ詰め込んでいた性質だったので、 あまりそういう言われ方はしなかったが、同世代の連中が若いときに、そういう 言われ方をしている場面をときどき見かけてきた。 しかし、上の世代が常識と思い込んでいることの半分くらいは、実は世代の常識で ある事が多い。 先にあげた戦隊物の例で言えば、「ガンダム」というアニメの知識があってこその パロディなのだが、それを知らない上下の世代には、なんのこっちゃか分からない わけである。 アニメの知識で責められることはないと思うが、例えばビジネス用語であったり、 ちょっとした警句であったり、そういう言葉で無知を笑われる機会は、若い奴ほど 多いと思う。 まあしかしさっき書いたように、上の世代が偉そうに言う知識というのは、 「ガンダム」程度の世代間常識であって、一般常識である事は意外と少ない。 それに、上の世代の連中だって、さらに上の世代に関する知識なんて、 殆んど持ち合わせていないことが多く、若い頃馬鹿にされてきたことが多いのだ。 まあ、自分もそろそろ若い人間との知識のギャップに遭遇する世代になってきては いるのだが、若い奴らはそういう上の世代のくだらない見下しに萎縮せず、 適当にあしらっておけばいいと思う。 齢食ってる奴らだって、たいした事ねえんだよ。 |
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posted at 2008/06/03 23:08:04
lastupdate at 2008/06/03 23:16:27 »category : 日記 【修正】 |
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