» 応援してるあの娘はなぜブレイクしないのか | date : 2007/11/26 | |
さてグラビアやTVを見ていて気になるアイドルがいたとする。 それを応援しようと一生懸命になっても、結局ブレイクしないままで終わる。 当然人一人の力なんて限られたものであるから、自分ひとりが熱をあげたとしても 人気なんか出るわけがない。 しかし、客観的に見て、ルックス、スタイル、演技力、頭の回転、センス等が 非常に優れていても、やはり芸能界という荒波に揉まれて波間に消えていくアイドルは 後を絶たない。 今の芸能界、ネットという第三勢力が現れたとはいっても、まだまだ世間の中心は 地上波のTV放送、しかも関東のキー局6局という事になる。 当然TV露出が多い方が「人気のある」タレントになり、そうでないタレントは 「人気がない」というレッテルを貼られる。 これはネット上等でいくら集中的な人気を誇ろうと、未だその状況を覆すまでには 至っていない。 さて、この関東6局のキー局は民放ならば大体一日24時間放送している。 最近はNHKも放送時間をだいぶ延長しているので、これも24時間放送に近い。 まあこまかい繋ぎを除けば正味22時間程度、意味のある放送をやっているとして、 アイドルのようなタレントが出演できる、ドラマ、バラエティ、(歌える人間は)歌番組 枠がどれくらいあるか。 ニュース、ワイドショー、スポーツなどの出にくい時間帯を除けば、だいたい12時間 くらいか。(CMはアイドルが出演できるので、貴重な時間枠に含まれる。) そこで、この12時間×6局の枠をめぐって、大勢のアイドルで争奪戦が始まる訳だ。 当然ここでモノを言うのが事務所の力。 ホリプロ、ナベプロといった老舗に次いで、バーニンググループ、 オスカープローモーション、アップフロントエージェンシー、イエローキャブ、 サンズエンターテイメントなどの大手、中堅がそれを追う。 さらに有力事務所の枠内でも誰を推すかの戦略があり、所属しているだけで 出演が確約される訳ではないのだが、まずは有力事務所に所属する事から スタートしなければ、タレントにとっては最初から厳しい条件に置かれている という事になる。 そういった力のある事務所が当該時間の12時間のうち8〜10時間くらいを 独占し、残りの時間を小さめの事務所が人脈や手練手管で自分とこ所属の タレントを何とか押し込んでいく訳である。 当人の才能がいくらあろうが、所属事務所の力が弱い事は決定的な不利になる。 さらに、お笑いタレントならば賑やかしとして多数の人間を出演させる事もできるが、 お色気、清純といった役割を振っても綺麗どころの出演できる人数には限界があり、 特別な企画(水泳大会、アイドル意識調査など)が無ければそうそう大勢を呼ぶ事も 出来ない。 加えて、アイドル自体賞味期限が短く、頑張っても20代前半まで、 これも、何歳過ぎても本人に能力さえあればブレイクのチャンスがある お笑いと比べても条件として厳しい。 アイドルというのはお笑い以上の熾烈な競争を闘っている訳だ。 だから「ああーあの娘どこいったんだろう・・・・」となるケースはあとを絶たない。 本人にルックス、センスがあれば、一定のレベルまでは行けると思う。 が、それ以上の大ブレイクと、安定した仕事の入りを望むならば、最低でも 大手の系列(有力な子会社くらい)まで行かないと、以後の展開はかなり厳しいだろう。 ”HEY! HEY! HEY!”で中森明菜が、「アイドルは所属事務所に力のある娘が 勝ち残る」と言って、浜ちゃんに引っ叩かれていたけど、まったくの正論なのだ。 逆に大した魅力も感じないのに、不自然に画面に出始めたアイドル、タレントが いたら、間違いなく大手芸能プロのキャンペーンが始まったと思って いいだろう(笑)。 また、それに呼応して大物俳優や大物お笑いタレントが、その娘を名指しして 「○○ちゃんは可愛い」とか言い出しても要注意だ(笑)。 |
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posted at 2007/11/26 2:39:23
lastupdate at 2007/11/26 3:54:11 »category : 日記 【修正】 |
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