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» 蚊の快感 date : 2007/05/16
そろそろ初夏である。6月からは季節の区分的にも夏に入る。
夏となれば、やってくるのは蚊。
吸血の揚句、痒みを残していく不快な害虫、病原菌を媒介する危険な害虫として、
盛んにCMでも蚊取り線香やそれに変わる液体防虫剤などをCMしているが、
実は自分、蚊にさされる事は滅法好きである。

わー変態扱いして逃げないで。

だって、あのぷっくりした腫れ具合の見事さ、そしてそのこりこりとした触り心地、
そして、そこをポリポリと掻く瞬間、その気持ちよさといったら無上の快感とも
思えるのだが如何だろうか。
こういう事を話すと、大抵「えぇーっ」と引かれて終わりなので、
自分もあまり口外することは少ないのだが。

しかし、SF作家の星新一さんが、同じようなことをエッセイに書いていて
「ああ、やっぱり自分と同じ感覚の人もいるんだ」と感動した記憶がある。
星さんはSF作家らしく、さらに発想を膨らませて、
蚊は地球の汚染や人類の駆逐等でやがて滅亡するかも知れないから、
将来的には人工の蚊のロボット飛ばし、吸血させてわざと痒みを引き起こし、
ポリポリ掻くという娯楽を提案していた。
しかも、これなら病原菌とも無縁で、我等、蚊の愛好家も安心して吸血してもらう
事が出来るわけである。

バリバリかきむしると結局流血してヒリヒリ痛くなってしまうので、そこらへんを
加減して掻くのもテクニックのひとつだ。

夏になるとたまに蚊が部屋に侵入して、吸血していく事もある。
自分はそれほど退治に躍起になる事はない。理由は当然上記の如し。
まあ伝染病は怖いが。

しかし、最近気になる事がある。
実は蚊の生命力が落ちているような気がしてならないのだ。

アカイエカだろうがシマカだろうが、まず人体に寄って来る技術が落ちたような。
加えて血のありそうな皮膚に止まる勘も落ちている。
さらには、吸血の出来る血管を探り当てるテクニックも劣化、
甚だしいのは、ようやく腕や足に取り付いてもパワー不足でうまく吸血口を
皮膚に刺せない蚊さえ見受けられる。

最悪なのは、痒みが昔の蚊に比べて大して持たないという事だ。
昔は一週間は持った痒みが、今は一日二日で完全完治する事も珍しくない。


以上の点から、自分は地球環境を本気で心配し始めている。
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  posted at 2007/05/16 2:13:12
lastupdate at 2007/05/16 2:19:53
»category : 日記修正

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