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» 福千歳 date : 2007/05/07
GW中実家に帰っていたのだが、ほぼ毎日友人達と飲み食い三昧、
歯止めもなくズルズルと同じような日々の繰り返し、ブクブクと体重のみが
増えていく悪循環。

さてそんな中で、実家の近所に造り酒屋がある事をこの度初めて
ネットを徘徊した上で知識として仕入れたのだが、その酒屋を訪ねて
実際にお酒を購入してみた。

実家からほんの目と鼻の先、自分にとっては正に地酒中の地酒である。
その存在を今まで認識してなかった訳だから、自分も相当鈍い。
もっとも、うちの両親は「ああ、田嶋かぁ」とか言っていたので、
多分地元に長らく住んでる人達はみんな知っているのだろう。
が、意外と自分のような30代以下の人間は知らないのかも。

造り酒屋の名は先に挙げたように「田嶋酒造」という所で、
銘柄は「福千歳」という名前。
今、TVCMで日本酒の宣伝に「山廃仕込み」という言葉が盛んに
使われているが、ここのお酒は昔から「山廃仕込み」が普通で、
速醸は30年くらい前から始めた、との事。

購入してみたのは、山廃純米酒の「円」というお酒と、
「山田錦仕込大吟醸」の二種類。

実は自分、日本酒が大の苦手。一番飲めるお酒は焼酎系統である。
ただまあ近所に地酒があるのに口にしないまま過ごすのも地元の人間
としてちょっと恥ずかしいかな、とも思ったので購入してみた次第。

早速酒好きの友人宅に持ち込んで皆で味見をしてみた。
「円」というお酒はいわゆる典型的な辛口の日本酒で、
うちの友人らからは「まあ日本酒らしい日本酒」という評価。
だからこそ自分は結構苦手だったりした訳だが。

これはやっぱり自分の日本酒嫌いは矯正できないかなあと思いつつ、
「山田錦仕込大吟醸」を開封してみると、「うん? においが違う」
果物のような、というか、ジュースじみた芳香がぷんとして、
早速友人達のグラスに注いで匂いを嗅いでもらった訳だが、
「たしかに、すごく匂う」との意見。
口に含んでみると、皆顔を上げて、
「これは」((c)北方謙三)
自分も、「うわ、すごい」
いわゆる日本酒らしい自分の嫌いな引っかかりが全くなく、
抵抗なくすいすい飲めてしまう感じ。
最初に感じたいい匂いは口の中でもずっと続いている。
飲もうと思えばいくらでも飲めてしまいそうな、そんなお酒である。

アルコール臭さが少なく、後味もすっきりと上品。
それでいて度数は「円」とか他の日本酒と変わらないのだから、
皆で出した結論が「この酒は危険。」
まあ大吟醸というのはだいたいこういう味らしいのだが、
自分より酒に詳しい友人の一人は、福井の地酒で有名な
「黒龍と比べても味に遜色なし」との意見。

一番いい用途は、口説こうと思ってる女の子に飲ませて
へべれけにしてしまえ、という線でまとまったのだが、
「まあ、そんな女の子と酒を飲める機会自体、自分らにはノーチャンスだがな」
「がはははははは」
という悲しい結論で終わった。

茨城への帰還間際、自室に持って帰るために「山田錦仕込大吟醸」は
一本買い足した。

この大吟醸は山廃仕込ではないようなので、次は山廃の大吟醸も買ってみよう。
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  posted at 2007/05/07 19:58:35
lastupdate at 2007/05/07 20:17:20
»category : 日記修正

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