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» アラフォーの愚行・キバ篇1 date : 2010/02/11
2008年度到達。ここらへんになると懐古ではなくて近年の趣。
”仮面ライダーキバ”なんですけれども・・・・。

”電王”で久々にヒットを放った平成ライダーシリーズであるが、本作で早速失速。
前年の余勢をかってソフビ等はまだまだ売れていたはずなのに、それを合算しても
大きく売り上げが落ち込んでしまうことに。

ライダーグッズは通年の2割ほどは過去キャラの売り上げで占められているので、
前年度に電王というヒット作がある”キバ”は、それまでの3年間と比べて有利な立場
にあったはずなのだが・・・・結果は惨敗。
前作の不調を引き摺ったという点では”響鬼”と”カブト”に関しては同情できる面が
あるのだが、”電王”という久々のヒット作をバックに持つ”キバ”に関しては情状酌量
の余地がない。

前の年と比べて売り上げの落ち込み額の幅はブレイドに次ぐ酷さ。

基本的にポリアンナばりに良かった探しをして、加点法で作品を評価する自分も、
”キバ”に関してはあまり擁護ができない・・・。

個人的にも色々不満はあるのだが、大きなところでは以下の二点。
「戦闘シーン、格闘シーンがキャッチーじゃない」
「ストーリー展開のために玩具を犠牲にしているにも関わらず、そのストーリ自体が
グダグダ」

戦隊物やライダー物は一年を通しているうちに使い辛いアイテムが出てくるのは
当然の事で、結果的に使用頻度の低い武器やパーツが出てきてしまうのは
ある程度仕方がない事だと割り切れるのだが、”キバ”に関しては死に体の玩具、
デッドアイテムの豊富さでは他の作品の追随を許さないほど突出している。

アームドモンスター3体、”キャッスルドラン”、”シュードラン”、”パワードイクサ”
と死屍累々。さらに比較的有効活用されていた”イクサベルト”の中にも、
”フェイクフエッスル”という死に体機能があり、もう一体どう評価していいのやら。

「バンダイとの約束で仕方なく、とりあえずアリバイ作りのために1〜2回画面に
登場させておきました」的アイテムが目白押しで、「こんなんじゃ売り上げなんて
マジで伸びるわけねえ」と思わせる杜撰な玩具展開。

東映とバンダイに「やっぱり面白いものを作らなきゃダメだ・・・」と思わせた点では、
”電王”と逆の意味で大きな功績があったかも知れない(笑)。

柳沢なな、加賀美早紀、芳賀優里亜と個人的にお気に入りのヒロインが多かった
割に、自分的な作品評価では平成シリーズでは一番下・・・・。

さて色々言ってきたけれども、メインアイテムの”DXキバットベルト”の出来自体は
それほど悪いものではない。

スペック:大人用改造あり。非純正ベルトにて延長。フエッスル6種類は玩具内に
      最初から搭載。

形状としては”ファイズドライバー”や”カブトゼクター”と同じく取り外し式のバックルを
ベルト中央にセットすることで変身するタイプで、主人公の渡に力を与える魔物、
”キバット”がその中核になっている。
キバット声優の杉田智和さんがランダムで色々な台詞を喋り、劇中どおり
手を噛ませる(歯がボタンになっているので押さえつける)と、あの独特の変身待機音
が起動。そのままバックルに逆さまにしてセットすると変身完了音が鳴る。

アームドモンスターの召還や特殊武器の発動を司るフエッスルは6種類。
それぞれをキバットの口に加えさせると効果音が鳴り、目が発光。
ガルル →狼の遠吠えと青発光  バッシャー →ファンファーレと緑発光
ドッガ  →重厚な金属音と紫光  
ウェイクアップ   →”ダークネスムーンブレイク”発動音と赤発光
キャッスルドラン  →キャッスルドラン召還音と白発光
ブロン        →ブロンブースターのラッパ音と黄発光。

キバットには上機嫌モードと不機嫌モードがあり、台詞回しの数はとんでもなく多い。
6種類のフエッスルと併せてギミックの豊富さには目を瞠らせられるものがあるが、
”キバ”の肝心な象徴的台詞とも言える”キバって行くぜ!”が欠落しているという
大失点。
相変わらず東映とバンダイのコンビは玩具に穴を作ることが上手い(笑)。

しかし玩具単体としてのプレイアビリティの高さは極めて良好といえる。

単四電池2本使用はいつものこと。

アラフォーの愚行・キバ篇1
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アラフォーの愚行・キバ篇1
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  posted at 2010/02/11 4:49:44
lastupdate at 2010/02/11 11:39:57
»category : 玩具その2修正

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