推薦推理小説
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15 ) ぱお〜ん
[ぱお〜ん]
ぱお〜ん

14 ) 山口 浩
[2003/09/27(土) 08:03]
だいたい、「ハッター」という名前が漫画っぽいっつーなら、
「クックロビン」やら「ハンプティ・ダンプティ」が出まくりの「僧正」は?
または「アレクサンダー・ボナパルト・カスト」にリアリティが
あるとでも?
欧米の評価が低くとも、日本がその評価に従う必要性は
ないだろうに。
パズラーが厚遇を受ける日本こそ、クイーンの国名シリーズや
ヴァン・ダインの全作品を補完する崇高な義務があると思うの
<省略> [全文]

13 ) 山口 浩
[2003/09/27(土) 07:57]
「不思議の国のアリス」から取った「気狂いハッター」とかを揶揄して、
オーバーな表現が「まるで漫画みたい」と酷評される事もあり、
近年は本作を「秀作ではあるが、ベスト的存在ではない」と見なす
風潮もあるようだ。が、コージー派などという軟弱路線が幅を利かせる
米国ミステリ事情の現在、クイーンに影響された新本格作家の
ひしめく日本こそが、この作品を評価しないでどうするよ!
といった感じである
<省略> [全文]

12 ) 山口 浩
[2003/09/27(土) 07:50]
また、「グリーン家」が登場人物を殺しまくって、最終的な
犯人をあっさり判りやすくしちゃってるのに対し、
「Yの悲劇」は被害者を最小限に押さえて容疑者を減らさない
ように工夫している上、ハッター家中の混乱を克明に描くことに
よって中盤のテンションを全く落としていないという点も優れている。

11 ) 山口 浩
[2003/09/27(土) 07:44]
以下感想。多分ネタバレなし。
当時のライバル、ヴァン・ダインの「グリーン家」に対抗するために
書かれたと思われる本作だが、本格推理としての骨組みはもとより、
ストーリーテリングにおいてもエラリー・クイーンの方が何枚も上手。
事件が起きてから常にのこのこと現場に赴いて捜査する「グリーン家」
よりも、その場にいた人間の目と耳になって事件を記載する
「Yの悲劇」の方が、スリル、サスペンス、緊
<省略> [全文]

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管理者:山口浩
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