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The Montmartre collection
Last Update:06/23(月) 22:39

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リーダーDexter Gordon
リーダー楽器テナー.S
形態カルテット
場所海外
レーベルBlack lion
録音年代60年代
メンバーKenny Drew(pf) Niels Pederson(b) Albert Heath(ds)
曲目disc1@Sonny moon for two AFor all we know BDevilette CDoxy DLike someone in love EBody and soul disc2@There will never be another you ABlues walk BCome rain or come shine CMisty DBut not for me ETake the A train
解説者なおき
写真・画像など1056375434.jpg


 ▼Comment
「Dexter Gordonという人は、生き方そのものがJAZZである」。彼の音楽を聴いたときや彼の人生を思い返してみたとき、僕はそう感じずにはいられません。生涯そのスタイルを殆んど変えることなく、我が道を貫き通したDexter。彼の演奏の中には、何とも言えないJAZZ臭さ、JAZZ特有の人をドキドキさせるような力が凝集されています。
また、Dexterを語る上で欠かすことの出来ないのが、彼の主演映画Round midnightです。ピアニストBud Powellの人生を元に描かれたストーリーなのですが、Dexterの味のある演技と、本物の一流JAZZミュージシャンとしての存在感の大きさが、映画の中で重要な役割を果たしています。劇中でAutumn in New Yorkを吹こうとした際、「ダメだ、歌詞を忘れた。吹けないよ…」と呟くところなどは、唄や歌詞、その曲想を大切にしていた彼自身の意思が反映された場面として深く心に残ります。
今回ご紹介するアルバムは、映画の内容と同じく、Dexterがパリに移住していた時期の代表作。打ち合わせ無しのスタンダードセッション一発勝負といった感じで、お馴染みの「Dexter節」を朗々と歌い上げる様はとにかく聴いていて気持ちが良い!フレーズの継ぎ目が非常に自然な為、複数のフレーズを組み合わせていても、それが一連の大きな流れとして聴こえる。こういったところがいかにも彼らしい上手さだと思います。
BN時代のスタジオ作品も好きなんですが、やっぱりライブで奔放に吹きまくるDexterが最高!!
映画・アルバムを通して、彼のJAZZ LIFEをご堪能下さいませ。

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Pass:
Miniりすと v4.01