夜の繁華街で彼のストリートライブを初めて見たのは、もう5年以上も前のこと。野外という悪条件にもかかわらず、力強く美しい音色でフリューゲルホルンを吹きまくる彼の姿は本当に印象的でした。100m先にいても、その音色を聴けば「おっ、土濃塚さんがストリートやってる!」とわかる。それはJAZZミュージシャンとしては素晴らしいことであると思います。コンスタントなストリートライブの他にも、毎月手書きでライブ告知の手紙をくださったり、非常に地道な活動をされていたのを知っているだけに、今回(2003年5月発売)の新譜が非常に良い出来で注目を集めているというのは、一ファンとしても嬉しい限りです。非常に私信っぽい文章になってしまいましたが、レビュー的にまとめると以下の通り(笑) 都内での精力的なストリートライブ活動で注目を集めてきた実力派フリュ−ゲルホルン、土濃塚隆一郎のセカンドアルバム。独特の深みのある豊かな音色で、どんな曲でも「自分の歌」として歌い上げてしまう。そんなところが彼の大きな魅力であると思います。彼の繰り出すキレの良いフレーズの数々は、一度聴いたらクセになります。 ストリートの他、都内のライブハウスでも活躍中ですので、機会があったら足を運んでみてください。きっと彼の歌の素晴らしさをご理解いただけるはずですから。
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