BACK
True blue
Last Update:08/14(木) 01:38

[←Back]   [No.19]   [Next→]
リーダーTina Brooks
リーダー楽器テナー.S
形態クインテット
場所海外
レーベルBlue Note
録音年代60年代
メンバーFreddie Hubbard(tp) Duke Jordan(p) Sam Jones(b) Art Taylor(ds)
曲目@Good old soul AUp tight's treek BTheme for Dories CTrue blue DMiss Hazel ENothing ever changes my love for you
解説者なおき
写真・画像など1060792697.jpg


 ▼Comment
このページを見て頂いている中にも、JAZZ喫茶好きの方は結構いらっしゃるのではないでしょうか(もちろんJAZZ喫茶未体験の方でも結構なのですが…)。そんな皆様方はどんな盤がかかっていたら「ああ、JAZZ喫茶だなあ…」と感じますか?
僕は、今回ご紹介するTina Brooksの“True blue”がJAZZ喫茶でかかっていたら「おっ、ここのマスター(ママさん)センス良いなあ。。」と感服することでしょう。正直この作品、内容自体はすご〜く地味なんですが、50年代後半〜60年代頃のBlue Noteらしい、泥臭さと洗練された雰囲気の同居する、いかにも「JAZZ喫茶的」な名盤であると思います。キャッチーな路線を狙っていながらも、何となく泥臭さが残ってキャッチーになりきれていない部分などが、かえって良い味を出していて、非常に好感が持てます。まだ明るいうちから薄暗いJAZZ喫茶で、美味いコーヒーをすすりながらこんな演奏をまったり聴く(良いステレオで聴ければ言うこと無しですね♪)。JAZZ喫茶の醍醐味を存分に満喫できるシチュエーションだと思います。
メンバーも、デビュー直後で活きが良いHubberd(tp)に加えてDuke Jordan(p)+Sam Jones(b)+Art Taylor(ds)の職人系トリオ。このコントラストは絶妙です。Hubberdのブライトな音色&若い勢いに耳を傾けるも良し、職人トリオの渋いサポートに注目するも良し。Tinaは中間で良い繋ぎ役を果たしてるのではないでしょうか(一応主役なんですが…笑)。
とにかく片肘張らずにリラックスして聴けるです一枚です。もしJAZZ喫茶に行く機会があったなら、リクエストしてみては如何でしょうか?

[←Back]   [No.19]   [Next→]
Pass:
Miniりすと v4.01