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Twisted blues
Last Update:07/22(火) 01:01

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リーダーWes Montgomery
リーダー楽器ギター
形態クインテット
場所海外
レーベル徳間コミュニケーション
録音年代60年代
メンバーJohnny Griffin(ts) Harold Mabern(p) Arthur Harper(b) Jimmy Lovelace(ds)
曲目@Jingles ATwisted blues BHere's that rainy day CFull house DRound' midnight EBlue'n boogie/West coast blues
解説者なおき
写真・画像など1058802907.jpg


 ▼Comment
「JAZZギター最高の名盤は?」と訊かれて、Wes Montgomeryの“Full house”を挙げる方は結構いらっしゃるんではないでしょうか。僕もずっとそう思ってきました。この音源を聴くまでは。
1965年3月にパリで録音されたこの音源。当初は“Live in Paris 1965”という名前などでリリースされていましたが、90年頃に当時収録されなかったテイクなども追加して現在の“Twisted blues”という題名で再販されたようです。
Wesの演奏はどの時期のものを聴いても凄いと思います。ただ、ここに収録されているほどノリにノッて、絶好調なWesの作品というのは他になかなか無いのではないでしょうか。僕の個人的な感想としては、文句無しの名盤と謳われている“Full house”や“Smokin’ at the Half Note”以上ではないかと思います。
オクターブ奏法を駆使しまくり、手がつけられないほど自由自在に暴れまくるWesのギター。このテンションは尋常じゃありません。それに呼応するように、客の歓声も轟音の様に凄まじい。いかに会場が盛り上がっていたかが伝わってきます。「最高のライブは最高のミュージシャンと最高の客が一体となって作るもの」というのが僕の持論なのですが、まさにそれを絵に描いたようなライブだったのでしょう。サイドでは“Full house”のオリジナルメンバーJohnny Griffin(ts)とHarold Mabern(p)(ノリの良いMcCoy Tynerといった感じのピアニスト。ファンキーにコードで押しまくるスタイルが大好きです!!)の活躍が目立ちます。
@C辺りで、絶好調Wesの壮絶な演奏をじっくりご堪能下さい。またDで、曲に合の手を打つようにおどけて「Baby〜♪」と歌うWesは最高に粋です!!
この作品は神戸を旅した際に立ち寄ったJAZZ喫茶JAMJAM(ここのHPでもお馴染みですね)でかかっていたもの。こんな素晴らしいものを教えてくださったマスター・イチロウさん、有難うございました!!
Wes作品の素晴らしさ、奥深さを再認識させてくれるこのアルバム。ファンの方は特に必聴ですよ!!

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Miniりすと v4.01