2004年
8月15日

≪先週の聖書から≫

 式文を聴くこと、してますか(つづき)。
 
聖餐式において、主の赦しと救いの完全であることを確認し、讃詠に進むところまで来ました。
 次は陪餐の祈りに進みます。
あわれみ深い主。わたしたちは、自分の義によらず、ただ主の限りない憐れみによって、今、主のみつくえのもとにまいりました。わたしたちは、みつくえから落ちるくずを拾うにも価しない者ですが、主は変ることなく憐れみを施してくださいます。恵み深き主、わたしたちは、今、み子イエス・キリストの肉を食し、その血を飲むことによって成長し、またその最も尊い血で洗われ、わたしたちが常にキリストにあり、キリストが常にわたしたちにあるようにしてください。主イエス・キリストによってお祈りいたします。アーメン。”が陪餐の祈りです。

 次にいよいよ聖別の祈りに進みます。
“全能の神、われらの天の父よ。あなたは、わたしたちを憐れみ、ひとり子イエス・キリストをこの世につかわし、わたしたちの購いのために、十字架の死を受けさせてくださいました。キリストはひとたびその身をささげて、全く、きずのないいけにえとなり、供え物となり、全世界罪を噴われました。またこの式を定めて、わたしたちが、主のふたたび来られる日まで、くり返して主の尊い死を記念するように、聖なる福音のうちにお命じになりました。憐れみ深い父、わたしたちが、今、救い主イエス・キリストの死と苦しみを記念し、そのたてられた聖なる礼典に従い、主より与えられたこのパンとぶどう酒とを受けて、キリストの尊いからだと血とにあずかる者とならせてください。主イエスは、渡される夜、パンをとり、感謝してこれをさき、弟子たちに与えて言われました。「取って食べよ。これはあなたがたのためのわたしのからだである。わたしを記念するためこのように行いなさい。」食事ののち、杯をとり感謝して彼らに与えて言われました。「みな、この杯から飲め。これは、罪の赦しを得させるようにと、あなたがたのため、また多くの人のために流すわたしの新しい契約の血である。飲むたびに、わたしの記念として、このように行いなさい。」”とあります。
 このようにして私達は、聖餐の式を繰り返して行い、その式に与る事を待ちこがれるのです。聖書に書いてある通りの経験です。
 
 式文は続きますが、始めに、牧師は務めとして、“不品行あるいは非難されている行いが明らかな者については、これを悔い改め、その実証を示さないかぎり、主のみつくえに連なることを赦してはならない。”とあることにも、心を留めましょう。

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