主日礼拝では・・・・
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『ルカによる福音書』12章35〜48節が開かれました。この箇所を開きますと、マタイによる福音書25章に語られている天国の例え、十人の乙女の物語を思い起こす方も多いと思います。似ているかもしれません。天国は突然やってくると、イエスは語っておられます。「まだ来ないのは変だ」と思うことも、「まぁ当分は来ないだろう」と思うのも実情にあっていないのです。けれど神の国はやってくるのです。私たちは、何時神の国がやってきてもよいという備えと共に、百年の計画をもしっかりと立てることが必要なのではないでしょうか。
さてルカの12章ですが、この箇所が気になる方も多いのではないでしょうか。それは48節の「多く与えられた者」という表現です。私達は、ある二人を並べて、片方をより優れた信仰者だといえるのでしょうか。聖書全体から見ますと、このような理解は間違いでしょう。良い行いを多くした人、というのは分かりますが、ここで言っているのは、より真剣に礼拝をまもる人と言う意味でしょう。
私達も、より真剣に、主を求めることができるようになりましょう。
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先の成人部会で感謝祭(Thanksgiving
Day)についての話題になりましたが、その大雑把なところは次のとおりです。
1620年9月6日、メイフラワー号に乗った清教徒たちがマサチューセッツの海岸に辿り着きました(このような歴史を調べる時には、正確に調べることが必要なのですが、何人ぐらいの人達がやってきたのか、資料がないので分かりません)。
本国イギリスで迫害を受けた彼らは希望の地、アメリカ大陸へとやってきたのです。しかし、希望の新天地での彼らの幸福は長く続きませんでした。冬の寒さに直面したのです。清教徒たちの半分が死んでいったそうです。そんな彼らを助けたのはアメリカ先住民の人々(いわゆるアメリカインディアン)でした。先住民たちは彼らに七面鳥やとうもろこしの栽培などを教え、翌年(1621年)には、かなりの収穫を上げることができました。彼らは感謝の祈りを捧げ、先住民も招いて祝宴を催しました。これが感謝祭の始まりと言われています。
アメリカでは11月第4木曜日。カナダでは10月の第2月曜日が、いまも国民の休日になっています。 私たちは、もともとの意味を思い起こしつつ、このような歴史を知ることも大切にしたいものです。
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