美ら通信 第28号 2007年10月1日発行
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美ら日記(29)
森の土
 すごい台風だった。7月14、15日と続いた台風4号は、ヌーファの浜・川・山にも唖然とするツメ跡を残した。地球がおかしくなっていることを思い知らされるものだった。 
 大量の砂がアダン林をなぎ倒し、「じんぶん学校」の施設内に流れ込んだ。高さにして40センチほどの砂が流れ込み、畑は一瞬にして砂に埋まってしまった。大津波が襲ってきたかのように、アダンが根こそぎひっくり返され、滝へとつづく干いた川のまわりはその地形を一変させてしまった。根を空に向けたアダンは、何かしらこっけいなほどの姿で枯れ果てている。
 地球環境の激変を、予測や警告のレベルから、実感のレベルで思い知らされる時になってきた。たった400年の間に、人間はとてつもない欲望の嵐を内外に吹きさらしてきた。ひっくり返ったアダンは、そのまま人間の内面の姿そのものであるのだろう。「進歩」にとりつかれ、欲望の充足につっ走ってきたこのホモサピエンスは、絶滅にむかってそのスピードをゆるめることさえ忘れたようだ。
 2ヶ月近くたって、ヌーファの植物は徐々回復してきている。大量の砂の中から芽ぶく命が、いまほど愛ほしい時はない。なにかしらチャンスをもらった気がしてならない。どっさりと盛られた砂の下から紅イモの芽が出てきた。まる裸の桑の樹に強い芽がふき出している。運ばれてきた巨きなサンゴの岩の間からもツル状の植物が手足をのばしてきている。何もなかったかのような海がずうっと広がっている。山の樹々も所々赤茶けてはいるが緑葉が天を指してきている。鳥たちも、ホタルも悠々たるあり様である。
 年をとってきたせいか、それとも罪深き人間のせいか、自然の復活を愛(め)でる気にはなれない。感傷というより後ろめたさが先に立って下をむいてしまう。1週間ほど前に若いスタッフと山道の修復をした。どういうわけか、「これが最後だ」と言いきかせて水気の多い所の石畳の道をなおした。土砂くずれを止めてくれるようにと、掌の平の大きさの若木を植えた。孫の成長を見届けたい思いを重ねてしっかりと植えた。                                        (マ)

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ひろみのガイド体験記!
 元気いっぱい!可愛く、時には生意気(笑)な第3クール21人の子どもたちと4泊5日一緒にヌーファの浜で生活してみて思ったことは、「やっぱり子どもが持っている力ってスゴイ!!」ということでした。
 初めて子どもたちと会った時、正直「こんな今時っぽい子たちが大丈夫なのかな?ゲームもテレビもガスも無い生活が出来るのかな??」なんて思っていました。しかし私の思いとは別に、思い荷物を背負ってスタスタと山道を下っていく子どもたち!すでにダウンしている私を見て「大丈夫?」なんて声をかけてくれる余裕まで(笑)。浜に着くと自分たちで、さっさっと支度を済ませ色々と準備を始めているではありませんか!「えっと・・・みんな何してるの?」気がつけば何もしていないのは私だけ〜??今考えれば挙動不審な動きだったと思いますが子どもたちと同じ動きをしよう!と思い危なかしい手つきで竹を割って箸を作ってみました。すると子どもたちが「おっ!うまいね。」と言ってくれたのが嬉しくて、調子こいて竹を割りまくりました(笑)。何とも褒め上手な子どもたちです!小さな子も大きい子も一緒になって同じことをして、大きい子は小さい子の面倒を進んでみる。そんな光景が、見ていて本当に微笑ましかったです!!
 そしてグループで活動する時には、自分の役割を自分で考え火おこしが得意な子は火おこしを。力がある子は薪割りを。味見が得意(?)な子は料理の味付けを。とそれぞれの役割を誰に言われるのでもなく自分で考えられることに感心しました。時には他の事に夢中になってしまってグループの活動に参加しない子も・・・。で、グループの雰囲気が険悪に〜??という時もありましたが、子どもたち同士でフォローし合い乗り切っている姿は素敵でした。また活動をサボってしまった子にだって考えている事はたくさんあって他のところで仕事をめちゃくちゃ頑張ってたり仲間を助けていたりと輝くところは、いっぱいありました!
 この4泊5日、自然の中で、たくさん体を動かして、自分を思いっきりさらけ出して本音で語って・・・と、きっと普段とは違う一面を覗かせてくれた子どもたち。大声で歌って、笑って、泣いて、お笑いのネタを披露して??楽しい思い出が出来たね!!色んな地域から子どもたちが集まり、色々な方言があちこちで毎日飛び交い、たくさんの個性が輝いていた「子どもじんぶん学校」。自然の中でくらすための知恵もたくさん身についたと思うけれど、それ以上に、思いやりの心や助け合い人と関わっていくことの大切さを学べたんじゃないかなって思いました。この体験が、これからどう活かされていくのか楽しみです!「あの子たちは出来る子だよ!」と信じて、また成長した子どもたちに会える日を楽しみにしています!!                               鈴木博美(すずきひろみ)

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「子どもじんぶん学校」参加者からのお便り
「貴重な体験」    山田 祥悟
 この夏に沖縄に行って来た。しかし、ふつうの沖縄の、家族で行く旅行ではなく。姉弟だけで行った。しかしもう4回目だった。4泊5日のツアーで日本全国から21人の子どもで4泊5日電気もガスも無い所で暮らすというツアーだった。毎年新造君と行っていて、同じ顔合わせが多かった。当然ご飯も自分で作る。滝に行ったり山に行ったり、色々なことを話したりしてすごくおもしろい。
 一番の体験は、生きているにわとりをナイフで殺してさばいてカレーに入れて食べるということをやりました。ふつうにスーパーで買って食べるとり肉はなんとも思わないけど、自分たちでさばいて食べると少し食べるのもいやだった。毛を抜いて解体してカレーに入れて食べた。
 そのカレーは絶品だった。こんな体験をできるのは、ここと、そういう仕事をしている人だけだと思う。命の大切さも身にしみてわかる。このとり肉はスーパーで買うとり肉とはなんとなく違った。
 他にも食材を米だけしか用意してなくて、おかずは海や山で自分たちでとって食べるという体験もした。海で魚を釣るのもあり、貝を採るのもありで、山で食べられる草をとってくるのもありだった。
 4泊5日過ごした仲間と別れるのは辛かったけど、また来年あるから楽しみだ。
                            東京・三鷹市立第三中学校 
                            1年B組学級通信「つぼみ」より

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「山原のくらしと自然ものがたり」  文:あんな
アンナの子育て奮闘記A
  まったく、まったく、時がたつのは早いものですね。のんちゃん(葉音:はのん。アンナベビー1号)が1月に生まれてから、9ヶ月が過ぎようとしています。のんちゃんが誕生した冬、すっかり葉を落としていた我が家の庭のクワディーサー(モモタマナ)は、うりずんの頃に芽吹き、夏にかけて若く柔らかい葉を深い緑に変えて枝をすっぽり覆い、花を咲かせたと思ったら今度は台風にやられてスッポンポンになって、まだ芽吹いて、今は長く伸ばした枝に元気で大きな葉を秋風に揺らしながら、その葉を色づかせる準備を始めています。虫のようだったのんちゃんは、その間に、自分の手の存在に気づき、ほしい物に手をのばしてつかめるようになって・・・ハイハイでどこへでも行けるようになったと思ったら、今度はつかまりながら立ってカニ歩きをしたりして・・・スプーンでしっかり3食のご飯が食べられるようになって、「イヤイヤ」や「抱っこ!」や「バンザーイ!」ができるようになって、最近は「のんちゃ〜ん」と呼ぶと声を出して返してくれたり・・・。もうすっかり人間の子どもになってしまいました。成長の速さにももちろんびっくりさせられていますが、こんなにも時間が過ぎるのを早く感じたことはなかったはず。なんだか映画か何かの早送りのシーンの中に入り込んでしまった気分。お母ちゃんって忙しいなぁとミーグルグルーしながら、パタパタした毎日を幸せに感じる日々です。
 新米アンナ母ちゃんは、ことのほか楽しんで子育てをやっております。相変わらず「初めてづくし」が続いているわけですが、のんちゃんがだいぶ自立(?ハハハ)してきたおかげで最近はお世話をするのに少々の余裕もでてきました。色んなバリエーションで意志表示をしてくれるようになったので、こちらも要求事項がだいぶ分かってあげられるようになって楽チン。例えばご飯のとき、とにかく食欲旺盛なのんちゃんはこちらがリズムよく口に食べ物を運んであげられないと反り返って「次のア〜ンはどうしたのよ〜!」と大変な騒ぎ。「はい、ア〜ン」を繰り返していると、今度は口をぎゅっとつむって「食べないよ〜」の様子。まだ半分も食べてないのに、ん〜?と思っていると、のんちゃんの目線がお茶の入ったコップにチラッ。もしやとお茶を飲ませてみると、ゴックンゴックン。で、ご満悦。思わず笑って「な〜んだ、のど渇いてたわけね〜」と。こんなときには「ふふ〜ん。さすがのんちゃんの母ちゃんだわ〜♪」とこちらもいい気分になってしまいます。こんなふうに要求にピンポイントで応えてあげれば、のんちゃんもご機嫌でアンナもハッピー。ジェスチャーゲームのようで、これがすごくおもしろい!言葉が話せるようになるときっとできなくなってしまうので、今はこの見えないやりとりの時間を大切にしています。
 それから、おもしろいことと言えば何しろ色々と意味不明な行動観察。だんだんと複雑な動きができるようになった体を駆使して、全身のセンサーでキャッチした「これだ!」というものに夢中に挑む姿がおもしろい!ちんまり座ってじっと何かをしているときには、気付かれないようにこっそり遠くからその様子をのぞいています。指の1本1本がだいぶ自由に動かせるようになったのですが、まだまだ小さなものは難しい様子。最近は、大好きなお煎餅は自分の手でつかんで食べた〜い!のだそうで、ア〜ンと言ってもぷいっと横を向いてお煎餅を持っているアンナの手をパチパチっ。「そう!その長いのを持って食べたいの!」とでも言っているんでしょうか。「はいはい」と、お煎餅をそのまま渡すとニヤッと笑って、ちょこんと生えた前歯2本でパリッ。ニコッ。で、なぜか一口食べると右手から左手にお煎餅を持ち替えるのんちゃん。パリッ。今度は左手から右手に。またパリッ。そのうちにお煎餅はどんどん小さくなって、おまけに両手はベットベト。最後は小さなかけらが手のひらにくっ付いてしまって、持ち替えることもできないし口に入れられない。なんとか指でコチョコチョやってみるものの、小さなかけらを指でつまむのはとっても難しい。でも食べたくて・・・。「さて、どうするのかなぁ〜」とニヤニヤしながら眺めていると、「よし!」と、思い切ってにぎった手ごとパクッ。小さな歯にやられて痛かったのか、ビエ〜ッ!と泣いて、今度は怒ってかけらのくっ付いた手で床をバンバン。するとかけらが手から床へ。「アレ〜っ!こんなところに!」とベトベトになったお煎餅を指さすと、気付くなりあわてて床をペロン。得意の「バンザーイ!」で終了した一コマでした。
 箱や棚に入ったものは片っ端からとにかく出してみるのが最近のブームだそう。クルクル丸めてカゴにいれてあったおむつを引っ張り出してはチューチュー吸って、ちょっと眺めてまたチューチュー。それをやっぱり右に左に持ち替えて、歯で噛みながら手でぎゅーっと引っ張ったあと、ブンブン振り回して最後にポイ。次のを出して、まずはチューチュー。1枚1枚ていねいに、カゴが空っぽになるまでチューチュー、右左、ぎゅーっ、ブンブン、ポイの繰り返し。締めくくりは、ヨダレまみれになったおむつに囲まれて、天井を向いてやっぱり「バンザーイ!」さすがにそこでプッと吹き出して気付かれてしまうのですが、とにかく最近は毎日がこんな調子。意味があるのかないのか、このよくわからないのんちゃんの行動観察は、ずっと続けてもあきないくらいおもしろい!まぁ、
床は拭けばいいし、おむつは洗えばいいわけですが、お母ちゃんとしてはそう笑って見ているわけにもいかないケースが多いわけなんですが・・・。
 今のところ子育てで手をやいていることと言えば、5ヵ月ごろから始まった夜泣き。多い時は一晩に7回も8回も起こされることがあります。本人は寝むっているので朝になればケロッと元気なのですが、相手をしている母ちゃんと父ちゃんはここのところずっと寝不足ぎみ。だいぶ長期戦になってきました。最初の頃は、お父ちゃんがギターをひくとピタッと泣きやんでコロッと寝ていたのんちゃん。枕元に夜泣き用ギターを準備しておいて、夜中にのんちゃんが泣くとお父ちゃんは寝ぼけながらあわててギターをジャ―ン。ご近所さんたちにはきっと「島袋さんよ、夜中からノリノリ」と思われていたはず。でもそのうち効き目がなくなって、今度は泣いている顔のそばでビニール袋をガサガサ。従姉に教えてもらったこの方法はなかなか効果的で、その後だいぶ続けましたが最近はそれもダメ。ここのところはもっぱら、添い寝しておっぱいで乗りきっています。まぁ、慣れてくればこちらの対応もだいぶ適当で、最近は多少泣いても起こされない体質になってきました。松浦ママ(ボラスタ紹介に載っている翔のママ)の話しによれば、3男は2歳まで夜泣きをしていたそうなので、「まだまだ序の口」と、2年は頑張るつもりでのぞんでいます。
 さて、最近はヌーファへもちょくちょく行くようになったのんちゃん。抱っこを嫌がって「自分で歩く〜!」が始まるのも間もなくなのでしょうね。コゲラがコンコンと忙しく木を突く音を聞きながら高床で気持ちよさそうにお昼寝をしている顔を見て、「ヌーファの神様、新入りの小さな命を見守ってください」とお願いをしたアンナ母ちゃんでした。

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その後の名護(二一)
 米軍普天間飛行場代替施設建設に向けた環境アセスメント手続きで、那覇防衛施設局(現在は防衛施設庁として格上げ)は、8月14日「方法書」の公告縦覧を開始した。県内5ヶ所で縦覧がなされ、名護市内では辺野古の他に、名護十字路近くの観光ホテルおおくらの1階のロビーの1角にイスとテーブルを並べただけのものが設定された。宜野座村では民間アパートの1階という具合で、環境アセスの「手続き」の形式をとにかく整える、ことを第一主義的にやっている。
 前号に記したいわゆる「現況調査」と同じ調査内容で行う今回の「方法書」の公告縦覧は、SACO合意にもとづく日米軍事協定のすみやかな実施をねらったもので、その実質は、辺野古沖米軍新基地建設の強行突破にほかならない。
 沖縄県と地元名護市は、「辺野古沖埋め立て案」といういわゆる、もっと沖合いを埋め立てて建設するのであれば(従来案で)いいですよ、という態度である。辺野古の沿岸部では住民への被害があるから少しずらしなさい、という姿勢で政府とわたりあっている。そのために、現時点では、環境アセスメント方法書の受け取りを保留しているということになっている。日米両政府が主導権をにぎり地元が追認し、その追認を「苦渋の選択」という形で県民・市民に示すのが知事であり市長である、ということである。軍事上のことは、県民・市民の生活の安全を守るという知事・市長の職務責任を超えている、という落としどころである。仲井真弘多知事のいう「普天間飛行場の3年をめどに閉鎖状態にする」という案は、普天間基地の閉鎖を実現するためには、現在の政府案(今回の「方法書」)をのまざるをえないとするバーター案というべきものだ。なぜ「県外移設」をもっと強くうち出せないのか。沖縄県の若年失業率は全国最大である。「県内不況」の打破を表看板にかかげて当選した前稲嶺県知事によってなんら解決できなかったこの状況は、沖縄県の構造的不況によるものである。基地関連補助金に依存して成り立ってきた沖縄経済は、いうなれば「第2の基地被害」ともいうべき「依存本質」にがんじがらめとなっている。自立した地域の活力を育てることにより、とりあえずもらえるものはもらってという場あたり思考こそが、実は最大の「基地被害」であることをはっきりと知る必要がある。津波のように押しよせてきた北部でのコンビニラッシュは、地域の特性・伝統に根ざした自立の活力をほうり投げたこの地域にふさわしい風景なのだろう。「第2次本土復帰」とよぶにふさわしいいわゆる「本土化」・「本土並」を今沖縄は自ら手をさしのべて招いているように私には思えてならない。「米軍基地問題」を軍事・政治問題に限定させないで、文化的・人間的問題にもう一度リセットしていくことが必要だろう。その方がはるかに深刻な問題を沖縄につきつけていくことになるにちがいない。「反復帰論」の中身にいま一度身をひたす時なのだろう。スキマとズレはどこに行ったのか。
                                               (コ)

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号外 11万6千人の「ノー」
 2007年9月29日(土)、宜野湾市海浜公園で、沖縄の本土復帰後最大規模の「教科書検定撤回を求める県民大会」(検定撤回県民大会)が開催された。離島で行われた分を合わせて11万6千人の人々が参加した。30℃を超える暑さの中、老若男女が、本土からの参加者もふくめて、次の一つのことを確認しあった。「沖縄でおきた強制的集団死(集団自決)は、日本軍の強制(軍命)のもとに行われた歴史的事実である。」
 2006年12月の検定意見受け渡しで付された文部省側の意見、「『集団自決』をせざるをえない環境にあったことは事実であろうが、軍隊から何らかの公式な命令が出てそうなったのではないという見方が定着しつつある」を拒否した日として、9月29日は歴史の中に封印される。上の意見に出てくる、「何らかの公式な命令」ということばは、よくある官僚のことばであるが、昨今の日本の「歴史認識」のレベルを見事に言いあてている。少なくとも「戦争の歴史」から学び得たものから未来を構築するという考えは全くない。「公式な」ということは、おそらく「公文書」ということであるのだろうが、<戦争>の実態は、非公式のゆがみ・狂気・エゴイズムが渦巻く世界であり、だからこそ<証言>のもつ意味には深いものがある。想像力こそが歴史教育に息吹きを与える唯一のものであり、歴史教育のまなざしである。「無駄死」の無念と、紙一重の生還の偶然性の重ねあったところにこそ歴史の<証言>があることに思いをよせたい。今までは語るに語れない思いで墓場にたずさえていこうとしていた人々が、その重い口を開いた日として、この「9月29日」はある。
 教科書検定をめぐる本土と沖縄の温度差の中に、この大戦での「唯一の地上戦の島・沖縄」があったことをもう一度確認しておく必要があるだろう。そして、その延長戦上に現在の「米軍基地の島・沖縄」をきちんと位置づけておく必要がある。そうしないと、超党派的に行われた今回の「検定撤回県民大会」と、1995年の米兵による少女暴行事件に抗議した「10.21県民総決起大会」を同じ文脈で読むことが不可能になってしまう。この2つの「大会」のはざまに<沖縄の現在>があることを忘れないでおきたい。2人の孫を持つ人間として、そう思う。           (コ)

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